バカ親が、「頭の良い子に育てる」育て方を忠実に実践した結果…ママ子は我が子の心に深い傷を残してしまいました。子育てに頑張る皆さまの反面教師として、記録しておきたいと思う。
育児本を信じて頑張ってるお母さん達に、一言いいたい。そんなに必死にならなくていいんだよ…
※「序」はご挨拶文(駄文)です。お急ぎの方はスルーしてくださいませ。
序:残暑厳しい折、満員電車のお尻事情…
ママ子は、今、社会に羽ばたこうとして、自分のために頑張ってる。今まで、子育てに全身全霊を傾けて生きて来たぶんを、取り戻そうっつって、週に2回、外に働きに出ることにした。
通勤の満員電車を、まだ新鮮に感じてるママ子。そんでも、クソ暑い日に、ギュウギュウ詰めになった時、隣に立つお姉さんに、申し訳ない気持ちでいっぱいになるの。
だって、夏の暑さも相まって、ママ子の体温、すっげー高いじゃん?ピターっとブラウス越しにくっついたりするともうね、発熱しちゃってものすごい暑さになんの。家電ダメにしそうになる、ヤバイ熱さ🔥特に尻の汗がスゴくて、熱を逃がす機能のスラックス履いたりしてると、ママ子尻から熱気が逃がされて、熱気ごとママ子の尻の汗がビショビショになって密着してる始末…💦 もうね、真夏に綿100%のドデカパンなんて履いちゃダメ。絶対。
ヤダ、もう、ホントにごめんなさい!!ここで一応謝っておくけど、お互い様だよね。なんかもうさ、人とこんなに密着する空間なんて、久しぶりすぎて、なんだろ、この変な状況に笑いが込み上げてる変なオバサンでっす。どっす。
おいおい、キモいな。一歩間違えると痴漢だぞ。
通勤の際は乗る車両を決めて満員を避け、イヤホンでクラシック音楽を聴く時間としています。
満員電車でニヤニヤしてるデブは、ママ子確定だな。メモメモっと。
ちょっとー!笑いが込み上げてくるけど、表情に出してないからセーフでしょ!!
昔から、笑っちゃダメな時に笑ってしまうママ子、本当に気をつけなくちゃね。
さて、今日は、ママ子の子育てを振り返って、自分にダメ出ししていこうと思う。
子育てって、本当に苦しくなっちゃうと辛いから。頑張ってる、苦しんでるママさんへ。
こんなバカ親にならないでね、っていう、メッセージです。
幼少期:毎晩絵本の読み聞かせ&知育した結果
幼少期、いや、乳児期から、ママ子の英才教育思考は始まっていた。お腹の中に居る頃から、モーツァルトを聴いたり、次女のときは、やたらと健康に良さそうな食べ物を食べたりしてたし。(ちなみに長女の時は、ジャンクフードを暴飲暴食w)
乳児期も、離乳食は市販のものはほとんど使ったことが無かった。毎回手作り。色んな味を覚えさせた方が脳に良いからと、離乳食を手作りして、レシピ本も買ったりしながら、「たまひよ」などの雑誌にお世話になっていた時期。
寝返り、ハイハイ、つかまり立ち…発語するまで、自分の子は世の中のベビーの平均と比べてどのくらいなのか、成長のバロメータも、育児書や「たまひよ」だったかもしれない。
その結果、成長の早い子を見ては、追いつきたい。早ければ早いほど、我が子が優秀になるんじゃないか、って思う様になった。いつの間にか、競争意識っつーのかな?賢い子にするにはどうしたらいいか、っていうことばかり考えるようになった。
絵本と育児書を貪るバカな母親。毎日のように図書館通い。
産後すぐに、ド田舎から大都会東京に引っ越してきて、たった一人での子育て(パパ男は土日も仕事なのでほぼワンオペ)。マジで孤独だった。まず、自分がバカだという事を自覚してたママ子は、図書館に毎日のように通った。本が好きだったのもあるんだけどね。図書館でMAXで本を借りて、帰って来た。育児本を読み漁った。良い本と、「こんな古い考え、バカじゃないの?」って思う本も沢山あった。自分の気に入った本の育て方を真似したよ。その中でも「頭の良い子に育てる」みたいなタイトルの本はほぼ全て読んだかもw
だいたい書かれてる事は似たり寄ったり。
・沢山会話をするとか、
・自然の中で遊ばせる、とか、
・色々な体験をさせるだとか、
・一緒に色んなことを考える(討論する)とか、
・絵本を読み聞かせるだとか、そういうのが多かったっけ。
母親は、健康に良い食事を与え、子供が快適だと思うような環境をつくって、笑顔で会話して…
って、今思うと「んなことできるかボケー!!!💢」ってブチ切れたくなるけれど、
ママ子はマジで実践しようと頑張ってたっけな。知的好奇心っつーのをそそるもの、色々調べて子供達に提供してたっけ。バカだな…w なにがセンスオブワンダーだ、くそくらえ。
イライラはたまるばかり…怒りのやり場をどこにもやれずに、壁に頭突きする日も多々あった。
【検証】絵本の読み聞かせは、本当に効果があるのか???
まあ、モデル数が2しかないので、あくまで我が家の例として見ていただきたい。
0歳の頃から、娘たちには、毎晩絵本の読み聞かせをして、寝かしつけをしていた。
寝かしつけの時は、絵本読み聞かせ⇒添い乳⇒就寝。長女は1歳半で断乳。次女は、(ママ子のわがままで申し訳なかったんだけど)5歳まで卒乳しなかった。
その結果・・・
長女:1歳過ぎから、絵本を読むまねごとをしていた。
絵本を逆さにもって「・・・ました」「・・・ました」と、一人でお布団の上で絵本を読んでる姿は、めっちゃ可愛かったなぁ(#^^#)
現在、彼女は国立大学文系。高校までは趣味は読書であった(今は少女漫画に夢中)。絵本の読み聞かせの効果かどうかは疑問だが、本を読むことは、どちらかというと好きである。
小説の話題で、ママ子とは話が合う。
次女:5歳まで卒乳しなかったので、絵本を読んでる間もパイを飲みながら読み聞かせを聞いてる状態。結局すぐ寝てしまい、あまり本には興味を示さなかった。
本屋に行くと「怖い話」のコーナーにずっといた。
小学校時代は探偵モノをよく読んでいた。高学年で「三国志」にハマってくれたこともあったが、今思うと無理に知的なものに触れ合おうとさせてしまったのかとも思う。
現在、高校生(偏差値30台。進学校ではない)。読書は、全くしていない。むしろ、説明書やプリントの文章を読むことを嫌うので、たぶん、読書は嫌いだと思う。
ちなみにパパ男も読書が苦手で「文字を読むのに時間がかかる」って言ってる。その辺はパパ男に似てるのかな、って思う。
結果として、毎晩読み聞かせをしても、読書が好きになったり、国語が得意になるという事に効果があるとは言い切れない。ママ子は授乳もあったので、卒乳の時期の違いで娘二人に変化が出てしまったかな、とも思う。
学童期:先取学習と中学受験した結果
2歳ごろにはリトミック、幼稚園時代は体操教室やサッカー、小学校1年生から進研ゼミ、そろばん教室に通わせた。
中学受験を意識して、「ハイレべ」などの問題集もやらせていた。
漢字検定は小1から。中2で漢検準2級まで取得。英検は中学入学から。姉妹は中1で英検3級、長女は中3の春までに英検2級を取得した。
お月謝に関して、貧乏が売りの我が家なのに「なんで月謝捻出できたの?」という疑問に補足しておくと
リトミックはお月謝無し(公的な支援金)、体操教室とサッカー、そろばん教室は、兄弟割引や、その教室がご厚意で「そろばんを広めたい」という思いがあり、地域の中でも破格の安さだったこともあり、続けられた。進研ゼミに関しては、パパ男にお願いして続けさせてもらっていた。
<関連記事>受験の弊害?そろばんのメリット・デメリット【追記あり】
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先取学習は、効果があったのか???
ぶっちゃけ、幼少期に少しだけ先取りして勉強させたことは、今考えると良い面もあった、と言える。
理由は
・自分から勉強する習慣が身に付いた
・進研ゼミで毎日学習した結果、学校のカラーテスト・成績が良くなった
・勉強に対して自信がつき、自分から中学受験を望んだ
・時事問題に興味を持つこともあった(中受の作文対策など、一時的なモノだったけど…)
この4つが挙げられる。だから、中学受験をしたい、させたいご家庭ならば、やはり少し先取りして勉強させることもメリットになるのかな…と思うが、これは、かなり弊害もありうる。
我が家を見てもらえばわかるが、壮絶な中学受験勉強で精神を蝕まれ、中学で我が子を不幸のどん底に突き落としてしまう危険もあるのだから。
<関連記事>奇跡は起こらなかった。実録!不合格の受け止め方。
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中学受験は、「親の受験」って言われる事も多いんだけど、それは…違うと思う。サポートをすることは大切だけれども、子供のモチベーションが何よりも大事だ。遺伝子が素晴らしくて、意識高い系で、勉強することが本人のモチベになったり、自信につながるなら、どんどん応援してほしいけれど。「親のための受験」にならぬよう、子供達には、何のために勉強するのかを明確に。自分のために頑張るんだ!って、しっかり納得して頑張って欲しい。
中学時代:通塾・偏差値至上主義で受験した結果
姉妹ともに、中受が終わった後、すぐに入塾した。
貧乏な我が家だったが、中受で塾無し勉強であれだけ辛い目を見たのだから、どうしても塾に入れさせて、本当の勉学の楽しさを知ってほしいという、ママ子の願いで、パパ男に無理やりお願いした。ママ子がもらう少ない生活費をさらに減らす事を約束して、入塾させてもらった。
塾代の苦悩についての関連記事はこちら⇒【貧乏】塾代で夫婦ケンカ【教育投資】
姉妹ともに、塾の中でもトップクラス。
次女に至っては、入塾当初のテストで、その教室で1番だった。成績が貼られた時は、マジでびっくりしたし、「この子、本当にスゴイ!!」って感激した瞬間でもあった。「きっと高校ではリベンジできるんだ!」って、大喜びしたっけ…
長女:偏差値で一喜一憂。肌荒れと激やせ、体調不良…
長女も、常にトップクラスであった。塾に行くことが「楽しい」と言ってくれた長女であったが、トップのクラスを維持するには、並大抵の努力では及ばず、無理に無理を重ねた。
肌はボロボロ、挫創のように荒れた。受験直前は激やせして周囲に心配された。テストのたびにストレスで胃腸を痛めて、苦しみながらテストを受けた。そうやって死ぬほど勉強していても、偏差値が思うように上がらないと、ママ子は一喜一憂して心配した。
塾のレベルが高すぎて、偏差値の数値もおかしいのだ。
V模擬では、高偏差値をキープできていたが、塾の模試やテストでは常に苦しめられた。それほど難しい問題を解かされていたんだけども…
悪夢を見ることも多くなり、追いかけられる夢や、殺される夢などを見ると訴えることもあった。
結果的に第一志望に合格するも、その後も悲惨な思いをすることとなる。
<関連記事>第一志望校に合格した後の、悲しい話
次女:嫉妬、いじめ、トラブル…精神を病んだ
中学入学当初、次女は、優秀であった。部活でもエース。勉強もよくできていた。
しかし、学校で有名人になってしまい(姉が優秀だったこともあり)、嫉妬され、いじめに遭った。
唯一心の拠り所だった部活が忙しくなってくると、成績が下がり始めた。通塾できなくなって、秋には塾を辞めた。トップだった成績がびっくりするほど早いスピードで下落した。落ちて、落ちて、落ちた。
いじめがエスカレートした。
友達とトラブルが起こった。
娘は精神を病み始め、字が読めない、先生の声が聞こえない。理解ができない…
勉強もできなくなった。
中1の冬、ついに、次女の張りつめていた糸がプツンと切れた。限界だった。
死を意識した。次女の精神は、もう、ボロボロになって病んでいた。
動けなくなった次女は…もう二度と、その学校に戻ることはなかった。
ママ子は自分の子育てを呪った。
ママ子の「勉強と学歴至上主義」の子育てのせいで、次女は…
聡明で活発だった次女の心が蝕まれたのだから。
最初は絶望の淵に立たされていたが、
次女は、自分の力で少しずつ回復していった。
2年間かけて、ほんの少しずつ、次女は、前に進もうと思えるようになった。
<関連記事> 2024年、我が家の高校受験
現在、次女は、自分が見学して選んだ学校に、頑張って通っている。そんな次女を応援する日々だ。
高校時代:通塾?バイト?大学受験は親が放任した結果
高校時代になると、二人とも別の道に進んだので、ここでは二つのパターンをご紹介する。
高校時代、バイトをやるべきか、やらないべきか。
進学校ではバイトが禁止であるが、果たしてそれは正解なのか?子供たちの様子を記録してみました。
エリート進学校。勉強漬け、プレッシャーをかけられる日々。
長女の進んだ道は、エリート進学校。誰もが羨む、すんごい高校であった。
しかし、前述したとおり、長女はキラキラした高校生活を楽しんだのは、最初の2か月だけ。そこからは怒涛のプレッシャー地獄に陥れられた。
通塾は、できなかった。長女は、「学校の課題やテスト勉強が大変すぎて、塾に通う余裕がない」、と言っていた。高校1年から大学受験への模試もスタート。休む暇なく、大学受験を意識させられる。
部活が楽しくて、勉強地獄からサヨナラしたいという気持ちもあった。
入学当初の定期テストだけは、優秀な成績をとることができたが、その後はガクっと下がっていった。
高2からは、「学校に行くのが辛い」と言い出した。徐々に成績は深海魚。本当にかわいそうな事をしたと、ママ子は思った。念願だった学校に入学したのに、悲しい顔で登校する長女を見るのが、毎日辛かった。
大学受験は、親は放任状態。なにも言えなかった。
高2の秋から本人の希望で通塾するようになって、長女も少しだけ心に拠り所ができた。
<関連記事> 【一般受験】高校生の塾の選び方【大学】
しかし、勉強はビリに近い状態。
模試の結果は全く見せてもらえず、模試の結果は悪いとだけ聞かされた。
長女は「ママ、私がどんな偏差値の低い大学に行っても嫌いにならないでね」
と言って、行ける大学が無いかもしれないということを告白された。大学受験を諦めかけていた。どんな大学でもいい、専門学校でもなんでもいいから、長女が笑顔になれる場所に、早く決まってほしいと、ママ子はそう思っていた。
長女は、高卒を覚悟で受験を決めた。受けた大学は二つだけ。そして、結果的には国公立大学に合格することができた。彼女が言うには「奇跡」だそうだ。神様は、きっと、ひたむきで優しい長女に「おつかれさま」のご褒美をくれたのだと思った。
<関連記事> 2024年、長女の大学受験(一般)結果
現役高校生(非進学校)は、バイト三昧
高校1年生の次女は、「高校生になったらバイトをしたい」と、入学前から言っていた。
有言実行。高校入学後、夏ごろからアルバイトを始めた。
バイトが楽しくて、お金を稼ぐのが楽しくて、掛け持ちするため、もう一つバイトの面接を受ける。人手不足なのか、即採用。
次女:「なんか、面接受けるの得意になってきた!」と言い放った。
中学時代、とても辛い思いをしたので、高校では好きにやってくれ。
こちらも、親は放任。大学受験するのか、就職するのか、未定である。
週6でバイトをすると言っている次女。(残る1日は部活のために休んでいるらしい…って言っても部活に行くことは全然ないんだけどw)
アルバイトをする高校生は成績が下がるのか?
どこかの国で、論文が出されたってニュースで見た。「アルバイトする高校生は成績が下がる」というものだ。学生の本業は勉強。それはわかってる。
だけど、「学校の勉強」「受験の勉強」に興味を持たない子も、いるのよ。約7割が大学に進学する現在の日本では、やっぱり高校ぐらい卒業しておかないと就職先が無い。イヤイヤ学校に行く。うちの子も、学校が嫌いだし、勉強も嫌いだ。テスト期間中も、バイトは休まずに就業。
だけど、やるべきことは、頑張ってやってるみたい。
課題は提出。授業にも出席。テストも、直前の詰め込みで勉強して、なんとか1学期は良い評定をもらえた。
次女が夜10時頃、バイトから帰宅後に勉強する姿を見て、ガッツあるなぁ…と思った。
自分で決めたことなら、自分でどうにか頑張るのかもしれない。
この先、また、ガクンと成績が下がるかもしれない。
それも、もうね、本人に任せた。
もうね、どんな人生歩んでもいいのよ。きっと、次女ならアルバイトで培った処世術を身に着けてうまくやっていけるだろうから。
※その後の成績について
2学期の定期テストで、やはり成績は下がっていました。やはりアルバイト三昧で多忙なぶん、学校の勉強は疎かになります。一夜漬けでテストを受けるので、成績はダダ下がりです。まあ、それも自分で決めた道。仕方ないよね。
子供を見て、感じて、信じよう
完全に「おま言う」だけども。
ママ子は、幼少期から必死に子育てをして、挫折して、後悔して、苦悩した結果、
「先回りは害悪。子どもの選択を信じて、応援しよう」この結論に達した。
何もしなくて良かった。「子供を優秀な子に育てよう」とか「エリートにさせよう」とか「勝ち組にしてあげたい」だとか、思わなくて良かったんだよな。そんなの子供の幸せじゃないんだよ。
我が子自身が何を幸せに感じるか
これが一番大切なんじゃないかと思った。
もしも、小さいお子さんをお持ちの親御さんがこのブログを読んでくださっていたら、これだけ意識してほしい。
「うちの子、何が好きなのかな?」
「何がこの子を幸せにするのかな?」
まずは、子供主体でいい。
自然が好きなのか、本が好きなのか、食べ物が好きなのか、機械が好きなのか…
アニメが好きなのか、絵が好きなのか、音楽が好きなのか、寝るのが好きなのか…
なんでもいいから、その子の好きなものをいっぱ見つけてあげて欲しいな、って思う。
こんなことに気が付くのには、ママ子は、遅すぎた。18年もかかっちゃった。
だから、世の孤独なママさんには、苦しくて辛い気持ちを抱えてるママさん達には、もっと楽チンに自分のこと大事にしながら、生きて欲しい。
ねえ、子育てに頑張るママさん達へ。
まずは、自分が幸せになってね。
子供は、ママが幸せな顔してるのを見るのが、大好きだと思うから。
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