リーダーは孤独。ハッピーノートを作った。

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ママ子は来年度、大変な役職をやる事になっている。

仕事じゃないよ?お給料もらえるモンだったら、喜んでやる。

完全にタダ働き。ボランティア状態。

それでも、やる。我が子のためにやる。自分のためにやる。

・・・

「学校ぶっ壊す気かよ、誰だコイツにそんな事やらせようとした奴」

「こちらは名門私立ですので、そういう厄介ごとは一切ございません。ご愁傷様です」

「バカで要領悪くて周りの奴らも大変だろうな。」

ンモー!ママ子だって、やりたくてやるわけじゃないんだってば!!裁判沙汰になるぐらい酷い決め方で、ママ子はそこに立たなくちゃならない。だけど、子供のためだと思うと不思議と・・・やらなくちゃ、って気になるよね。

一年間、ママ子のメンタルのヘルスが持ちこたえられますように。

久しぶりに人の輪の中にいる寂しさを感じた。

助けて欲しいだとか、思ってたわけじゃなかった。

だけど、少しは労ってくれるかな、って思っていた。

「仕事が忙しくなるから。」

「ごめんね・・・本当に何もできないから。」

周囲の人たちの言う事は、同じような事ばかりで、ママ子は、改めて絶望する。オーYES、そうだよね、うんうん。あたしも仕事だけどさ。うん、オッケーわかってる。

ママ子だって、ハイスペックなやり手の女じゃない。必死こいてパソコンに向かって書類を作成した日々を振り返った。

ひ・・・一人だ・・・

と、思った瞬間であった。

「頑張ろう会」にしようと開いた会が、なんだかもう、孤独感満載でお開きと言う結果になる。

ママ子:「無理しないで。できる人が集まって、やることにしよう。」

そう絞り出す事が精一杯。誰もいないと思う。できる人?いないよね、みんな仕事で忙しいし。家の事もあるんだから。そうすると、ママ子だけが一人でやっていくんだろ?そうだろうな。

来年、どうしようかな。

「なんかあったら言ってね~!」

と言ってもらえるだけ、きっと、マシなんだと思う。優しい人達だと思う。

「なんか」って、なんだ?

みんな他人事なんだな、って思う。

あたし、どうしよう。

不安で不安でたまらなくて、でも、誰にも言えない。言えないよ、そんな事。みんな関わりたくないんだから。

みんなが遠くに離れていくような気がする。

やるからには、やる。孤独を受け入れよう。

腹を括ったはずであったが、改めてそうやって寂しい気持ちに陥った自分が悔しかった。

あたしの仕事は、セーブするとして、それでも家庭だったり、とくに次女の受検勉強のことだって、きっと、疎かになるんだと思う。

忙しいのは、気持ちの持ちようで、どうにかなるハズなのに、今のママ子には、孤独感しかない。「楽しくやっていこう」って思っていたけど、ママ子一人で、どうやって楽しくしていったらいいんだろう、って。

「みんな、忙しいんだってさ。」

あたしも忙しいのに。

「何もできないんだってさ。」

あたしもできないのに。

久しぶりに涙を流すと、止まんなくなってさ。なんであたし、ひとりぼっちで何やってんだろう、って。

トモダチを助けようとしただけなのに、なんでこんな事になるんだろう。良い事しようとしただけなのに、人生ってほんっと理不尽。

大量の会議や打ち合わせの予定だけが、メールでバンバン送られてきて、ママ子、抱えきれるかな。

やりたくない、なんて、誰にも言えない。

だけど、凹むだけで終わらないよ。ママ子は、やってみせる。きっとこれを乗り越えたら、もっと強くなる。強くなれるんだと思う。泣いてばっかりいたら、ダメだと思う。あたしは、強い。子供のためだったら、この命だって平気で投げ出せるんだもの。子供のため。子供のため。

何度も自分に言い聞かせる。ママ子の「寂しんぼ」は、今に始まった事じゃない。ママ子17歳のとき。お父さんとお母さんに会えなくて、「期待の気持ち」が辛くて、部屋で泣いた日が何度あることか。それに比べたらきっとまだ大丈夫。やるからには、やる。引き受けたからには、やってやる。どんな辛い目に遭ったって、やってやるんだ。そうだ。あたしには、子供達がいる。

ママさん達の輪での孤独は、受け入れよう。いつだって、あたしは、寂しかったんだから。今更なんだって言うのよ。もとに戻っただけじゃないの。寂しくなんかない。いつも一人。それでいい。


担任の先生からの電話。

そんな、絶望的な思いを抱えつつも、ママ子は「先生は、こういう事したら、助かるだろうか、喜んでくれるだろうか。お役に立てるだろうか。」という思いから、朝四時に起きて、作業して、「お役に立てれば」程度に長女hanaの担任の先生にお渡ししたものがあったのだ。詳しく書けなくて申し訳ないけど。

hanaの担任の先生、hanaとは相性が良いみたいで、いつも日誌への返答が丁寧で、それでhanaもママ子も、感謝しまくっていたのだ。

辛い気持ちの時は、誰かのために、お役に立てるために何かをするのが良いのかもしれない、って。ママ子、心のどこかで必死に立ち上がろうとしていたのかもしれない。

次の日、夜に電話がかかってきた。

長女hanaの担任の先生からであった。

夕飯を作っていたママ子。

次女nanaが電話に出て、

nana:「ママ、〇〇先生からだよっ!!ねえ、あのことなんじゃないの?!ねえ?!」

と、まくしたてるモンだから、ママ子ったら、興奮しちゃって。

ママ子:「ギャー!!!(ドスドスともも上げしながら)どうしよ、ママ、何て言われるかなあ!!!!!ぎゃああああ!(両手のグーを胸に当て、横にブンブンと身体を振り回す)」

と、予め自分の興奮をある程度排出してから、2オクターブ上の声で電話に出る

ママ子:「お電話かわりましたァ~!!!」

先生:「すみません、hanaさんの担任の〇〇です。先日は〇〇をありがとうございました。いやあ、こんなに丁寧にしていただいて、しかも〇〇まで本当に有難いです。自分達のやってきた事が、保護者の方にもちゃんと伝わっているな、って、実感しています。本当に嬉しくて・・・電話させていただきました!」

そう言ってくれた。

良かった・・・喜んでくれたんだ。ご迷惑じゃなかったんだ・・・

良かった。先生の役に立ったんだ。

シンプルに嬉しかった。先生たちが、ブラックだブラックだと言われながら労働して、必死に働いている中で、出した結果だと思った。だって、本当にたぶん、中学校の先生って大変だよね?ママ子はそれを垣間見る機会を頂いたので、レポートとして文書にしたためただけだ。

それを、喜んで頂いて。シンプルに嬉しかった。

他人が喜んでくれることって、こんなに幸せな気持ちになるもんなんだな。

ママ子みたいな、世の中のクズみたいに生きてる人間が。


そうだ、ハッピーノートを作ろう。

ママ子は考えていた。

一人で、誰にも相談せずに、どうにか気持ちを保っていかなければいかない今後1年間。

きっと、心が折れる事なんて、山ほどあるだろう。

そんな日々で、勇気が出る事、ママ子を救ってくれるのって、やっぱり「人」なんだな、って思った。辛いとき。不思議と、他人が、誰かが、ママ子を救ってくれる。いつもそうなのだ。感謝したいし、それを忘れたくない。

今朝、実は、nanaの事でPTAの方に、ダメもとでご相談したばかりだったのだ。予定を変更させて欲しいと。そしたら、二つ返事で「大丈夫ですよ!」と言って下さった。「お子様を優先してあげてくださいね」と。

何て優しい人だと思った。自分だっていつも大変なのに。忙しいのにさ・・・泣けるよ。ママ子も、そんな人になりたい。人に優しくなりたい。心から感謝しようと思ったし、この御恩、忘れたくないと思った。

だから、ハッピーノートを作ろうと、思った。

ちょうど、引き出しの中に、長女hanaが、ママ子の誕生日にくれたプレゼント(可愛い小さいノート)が入っていた。大切な事を書くのに使おうって思っていたけれど、これこそ、このノートの使い方にピッタリなのではないか。

hanaがくれた、この可愛いノートに、他人から助けてもらった事だとか、他人から言われて嬉しかった事を書いて、ハッピーを増やそうと思った。

辛い気持ちは、「人」に向けちゃだめだよね。他人から嫌な事されたら、すぐに忘れちゃえばいい。

だけど、他人からされた「嬉しい事」は忘れたくない。感謝は、ずっと忘れずにいたいって思う。

その方が、ずっとハッピーでいられるんだよね。

良かった。なんとか自分を立て直した。

辛い時は、ハッピーノートを見て、沢山の人に親切にしてもらったり、心の支えになっている事を知ろう。そして自分も、何かのお役に立てる事もあるんだって、思い出そう。

だから、ママ子はハッピーノートを作ることにしたよ。

絶望の淵にあっても、きっとまだ、大丈夫。

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