奇跡は起こらなかった。実録!不合格の受け止め方。

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2018年2月。中学受検、不合格。
こんなタイトルつけられて、落ちちゃった感じムンムンで読む気も失せますよね。
うちの自慢の娘、不合格でした。
親が見に行った合格発表。
ママ子の合格発表当日の体験記を、綴っています。

合格発表は、朝9時。親が一人で見に行くパターン。

もう、落ちてるって思いこんで、合格発表を迎えるのは、非常にキツい。

発表当日まで、本当に本当に長かった。

⇒ 明日は合格発表。見に行く?

落ちてるってわかっていても、

「もしかしたら」

の気持ちを拭うことはできない。新品の鍋にびっしりとこびりついた焦げみたいに。消そうとしても消そうとしても、無理だったし、ショックだった。

ママ子:「ああ・・・万が一って事、ないよね」

hana:「まぐれ合格なんて無いんだよ。絶対にない..」

落ち込んでいるhanaに、こんな事まで言わせてしまった。

hana:「わざわざ行く事ないよ、ネットでチェックすればいいじゃん」

ママ子:「いいの。行かないと、ママさあ、気持ちに区切りつけられないもん。ママが行ってちゃんと見て来るからさ。」

口ではそう言ったけど、
お言葉に甘えてネットで合格発表見ちゃいたい衝動に駆られる。

だって、嫌じゃん。落ちてるんだもん。周囲の歓声の中、アタシ、どうすんのよ。一人で回れ右して、帰って来るの、やだな。

印鑑と受験票も、万が一の合格に備えて用意しちゃっている自分が、本当に情けなくて泣けてくる。

ママ子:「よっしゃー!!行ってくるからね。学校の準備、だいじょぶ?忘れ物しないでよ?」

表向きは、元気に家を出たママ子。足取りは、重い。

絶望を全身で受け止めた、合格発表

志望校までの道のりは地獄であった。
満員電車でぶっ潰されながら、もう二度とこの電車に乗らないのかな、とか、考えたりして。

こわい。
デカい身体が震えている。
手を握る。
握るだけじゃ震えが止まらないから、グーを胸に当てる。
怖い。怖い怖い。

ガタガタガタ・・・、志望校が近づくにつれて、受験生の保護者さまであろう方々が同じ方向に歩き始める。学校を休んで見に来たのかな?受験生もけっこうな数で来ていた。

「すげーな、自信あるのかな。強いなあ。」さすが〇〇を受ける受験生。すげーッス。

運命の瞬間を待つ。

・・・

合格発表が掲示された瞬間。

「キャーーー!!」
すぐに歓声が上がる。
飛び跳ねる女の子。
大声を上げた自分達にハッとする親子。
シーッ!と人差し指を立てて唇に当てた。笑顔。まぶしい。

「よっしゃ!!!」
ガッツポーズする、パパさんとご子息。

・・・

・・・瞳孔開く

老眼で目がぼやける。こんな時に。

ない・・・ない・・・

あ、hanaの番号の前の子、受かってる・・・

hanaの番号は・・・・

番号は・・・・

ねえ、もう一度見よう、最初から。本当に間違ってないよね?

・・・

ない・・・

ねえ、待って。もう一度。もうちょっと最初の方に交じってるかもよ(←バカ)

・・・やっぱり・・・無い・・・

無い・・・・何度見てもない・・・・

周囲には、喜んでいる親子も泣いている親子もいる。

ああ、ママ子、一人で来て良かったわ。

こんな絶望的な思い、hanaにさせられない。
ああ、サヨナラ、〇〇中学校、うちの子、すっげーいい子なんだけどな。。
実力も程遠かったッスかね。バカ親は退散します。
サヨナラしなくちゃね。

残酷な現実を、親として、受け止める。

あっけなく合格発表は終了である。

ああ、すぐ帰らなくちゃ。色々やる事あるから。

ああ、ほら、帰ろうよ。意外と落ちている親子が多くて驚いた。きちんと親子で見に来てる方々が多いんだなあ。偉いなあ、親子で見に来るなんて。本当に偉いなあ。

ママ子、ほら、動かなくちゃ。慣性の法則なんだかデブなだけなんだか、身体がなかなか動かない。

家に帰っちゃったら、不合格をhanaに報告しなきゃならない。

このまま、どこか遠くに行って、ママ子がいなくなれば良いんじゃないか、とか、バカみたいな事考えてさ。

不合格な上に母親が家出するとか、そんな不幸を最愛の娘に背負わせる事ができるわけないじゃん。命より大事な大事なhanaのそばにいてやらなきゃ。

あの子には未来がある。これからもずっと、人生続いていくんだ。

長女hanaに、結果を報告

学校から帰宅したhanaに、報告、というか、hanaがすがるような眼でママ子を見た。

会話しなくてもわかる。

無言の「どうだった?」

の質問に、ママ子も無言で首をふる。

「ごめん、hana、だめだった・・・」
言葉に出さずに、心でそう呟く。

hanaは、宿題を開いていつもどおりすぐに宿題をやろうとしたが、涙が出てきている。
見せたくないであろう涙。

ママ子、本当に胸が痛くて、ドクドクと動悸がする。
痛い。つらい、苦しい。hanaの気持ちが伝わって来る。。

痛いよ。心臓がドクドク言う。

今まで生きて来た中で一番のフル稼働なんじゃないのか。ママ子の心臓。ドックドックドック。痛い。

泣く事しか、できない。

ママ子:「良く頑張った。本当に偉かったよ。」

hanaは、無言で泣いた。
わかっていた結果なのに、また泣いちゃうの。

わかるよ、ママ子もそうだもの。
現実突き付けられて、やっぱり泣く。

もう一回ダメだって言われているようで、本当に辛いよな。

ママ子を気遣い、お風呂で泣く優しい子

数日経っても、hanaが、こっそりお風呂で泣いているのも知ってる。

好きな時に泣けない、涙を見せたくないんだろうな。
ママ子が心配してワアワア騒ぐから。

ああ、めんどくさい親の元に生まれて、可哀想になあ。
ついでにバカで貧乏な親の元に生まれて、本当に不憫だなあ。

繰り上げ合格の通知日を勘違いするバカ親

通知される日を間違えて、繰り上げ合格を
ずぅーっと待っているというバカ親がここに。

もうね、救いようないよね。

一日、ワクテカして待っちゃった。

「ダメダメ、そんなハズないよ!」って思いつつも、

「もしかして、通知が来るかもしれない!!」なんて、
悲しい期待をしちゃったりして。

・・・

待てども待てども、通知なんて来なかったけど。

そう。

ジワジワ来るよね。本当に落ちたんだって。

悲しくて苦しくて。
でも、一番ツライのはhanaなんだから。明るくしないと!!

結果は不合格。やっぱり奇跡は起こらなかった

ガチで勉強してきたので、
奇跡だなんて言葉にするのも、hanaに対して失礼だと思う。

バカで貧乏な親の子は、合格を手にする事ができませんでした。

PTAにガチで入るという、お百度参り的な頑張りも。

神社に500円以上の賽銭を払って、早朝に祈り続けたことも。

良い事あるからって、毎日トイレ掃除したことも。

ママ子の独りよがりな勉強法や、データ収集、プリント作成、解答用紙作成も。

必死こいて問題を何時間も一緒に解いたことも・・・

今思うと、hanaの邪魔でしかなかった。結局全然サポートしてあげないで。バカママ子のプリントなんて、意味ねーよな!!

金持ちはすげえ。プロはすげえ。塾はすげえ。

お金を払って、
勉強を教わる時代が来たんだなあ、ってつくづく思った。

バカ親はバカだからこそ、塾にお世話にならなくちゃいけないんだ
貧乏だなんだって、言い訳して試行錯誤するという、
果てしなく無駄な時間を過ごして。
hanaのためを思って動いていたつもりが、
全くhanaのためにならなかったというラスト。

どん底まで落ちた。どこまで落ちたらいいのかってくらい。
落ち込んだ。
涙が急に出て来て困る事もあるが、子供達の前では、
必死でドスドスと明るくふるまっているママ子。

ママ子の食欲がなくなるという非常事態。

食欲がない。
何も食べたくない。
「ばかうけ」もポテチも、チョコレートも美味しくない。

子供達に異変を感じ取らせないように、
無理やり食べ物を口にほうばるという、
絶好のダイエットチャンスも棒に振るズッコケ。

結論:不合格でも、立派。頑張った子供を称えよう。

頑張った我が子を、一番そばで見ていたのは、母親であるママ子だ。
毎日毎日、寄り添った。
一番ツライのに、ママ子の気持ちを思いやって泣くのを我慢する、ケナゲな少女、hana。
それでも溢れてしまう悲しさを、とことん、辛い気持ちを受け止めたい。
ママ子は、本当に、本当にhanaを心から尊敬する。

心配になるほど、夜遅くまで勉強して、勉強して、勉強して。
あんなに頑張ったことなんて、今までの人生、なかったよね。

ママ子はママなんだもの。あの子達のママなんだもの。
よく頑張った、って褒めてあげよう。褒めたたえよう。

だけど、
もう少しだけ凹ませておくれ。
子供達の前では、バカで元気なママ子だからさ。

どん底から這い上がったママ子は、きっと、もっとパワーアップしているはずだからさ。

長くてすんません。
読んでくれたみなさん、役立たずでごめんね。

コメント

  1. のんきち より:

    ママ子お疲れさま!そんなに落ち込む事じゃないですよ!!ってば!たーかーがー「中学受験」でしょ!かくゆううちの自慢の娘も不合格でした(^_^;)
    そう、不合格でも自慢の娘なんですよ。最初のママ子さんのフレーズ見て良い言葉だなぁって思いました。
    うちなんて、塾や周りから「君は多分受かるタイプだよ」なんて言われてたので私もその気になってたので、かなりショックでした。でも娘も「中学受験というものを経験ができたからそれで良い」と早くに吹っ切れてました。そして二人で、落ちた原因をガッツリ話し合いました。それをしないと前に進めないと思ったからです。
    原因は、私の戦略の甘さだと思ってます。やはり中学受験は本人はまだ12才。責任は親だと思いそれを娘に謝りました。はなちゃんも私の娘も必死で頑張って何も悪くないですよね。
    でも、今回私も初めて中学受験を経験して心から思ったのが、合格、不合格よりも大事なのは、一つの目標に向かって親子でどう向き合うか、じゃないでしょうか。
    ママ子さんはそれこそはなちゃんと二人三脚でガッチリ肩組んで走ってきましたよね!それこそが中学受験の醍醐味じゃないですか!だって高校受験では親の出る幕なんて無いですよ!難しくってママ子さんがやれる事は何も無いですよ笑

    だから、私もこんなに娘と向き合って喧嘩して話し合ってまた喧嘩して仲直りして、娘と絆が深まった気がします。この1年凄く充実しました!
    娘も国立1校しか受けてないので公立中学にいかなきゃいけません、他の受験組の子は滑り止めがあり、みなどこかの私立校に行きます。受験したのに公立中学校に行くのはかなりメンタルキツいと思います。それでもたかが中学受験なんです。高校でいっくらでも追い越せますよ!
    ながーい人生のほんの子供時代の一つの出来事に過ぎないですよ!

    • mamako より:

      ・のんきち様

      のんきち様、コメントありがとうございます!
      そして、お受験・・・本当にお疲れ様でございました。試験が終わって、10日以上、合格発表後、もうすぐ一週間ですね。
      ご自身も非常に大変な時期だったのに、コメントをくださって、元気づけて下さって、本当に嬉しいです。「ママ子」と呼び捨ててくれた事が、なんだか戦友のように思われて、本当に本当に励まされました。

      まさに、人生の終わりのような日々を過ごしていたママ子も、時が経つにつれて、周りの方々に、コメントに、我が子の姿に励まされ、元気を取り戻しつつあります。

      本当に、長い人生の入り口の出来事。そうですよね。
      これから先、子供達には明るい未来が待っている。希望もたくさんある。
      そう思えるようになれて、自分の「超高速な忘却レベル」を有難いと感じています。

      いやあ、本当に濃密な時間でしたね。中学受験。長かった・・・だけど、振り返ると、苦しいだけじゃない親子の愛の時間がそこにあります。

      思春期前に、こんな経験ができて、幸せだと思えるようになりました。

      高校で、はたまた大学で・・・お互いの娘達が、どこかで同級生になれるかもしれませんね(*^_^*)

      合言葉はスチャダラパー(笑)

      本当に、本当に、ありがとうございます!!

  2. yocchi より:

    お疲れ様でした。お嬢さんはどのルートを通っても、最終的には一流の大学へ行くタイプだと思いますが、まだ12歳なので、夢をかなえてあげたかったですよね。小学校の授業やテストと、中学入試に求められる内容に、あまりのギャップがあって、そこを埋めるために多くの保護者は多くのお金と時間と労力を使うんですよね。高校入試だと、学校の授業と学校のワークだけで、かなりの力がつき、半年や1年の塾通いだけでトップ校とか、大学も最近は指定校や推薦(帝大でも)でとか、学校と家庭学習だけであまりお金を使わずにすんだ話を時々聞きますが。
     中学受験率の高い、高級住宅街にお住いのようで、地域の雰囲気はよさそうですね。(こちらのように受験率1割だと、どうしても、勉強を大切だと思っておられない保護者の方も多く、住居費はそれほど高くないけれど、地域の雰囲気は悪くなりがちです。)主婦業に休みはありませんが、しばらく気持ちを休めて、また4月からいきいき過ごしてください。

    • mamako より:

      ・yocchiさま

      yocchiさまーーーーーーーーーーーーー!!!

      師匠でした・・・ママ子とhanaの受検に、yocchiさまのアドバイスがどれだけ力になっていたことか・・・
      合格したぜ!ってご報告したかったのに、すみません。やっぱりだめでした。

      yocchi様は、プロだからきっとわかっていらっしゃいましたよね。
      見守ってくださって、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

      高校受験は、お金をかけずに成功している方がいらっしゃるのですね。ママ子は、もう、今は、子どもに教育費は惜しんではいけないと、どうにかしてお金を工面して塾に通わせてあげようと思っています。自分の付け焼刃のようなやり方で、hanaを振り回してしまった事への後悔の念は、大きいです。今度こそ、プロにお任せして、hanaにとって申し分ない教育を受けさせてやりたいです。
      ママ子は、ビル清掃でも、なんなら深夜のバイトでも、働き先を見つけて、少しでも塾代を捻出しようと、考えています。中一は無理でも、中二、中三では、ぜひ塾で・・・ママ子の夢です。

      本当に何とお礼を申し上げてよいか。

      心から感謝を申し上げます。ありがとうございました。
      hanaは、今、英語に夢中です。6月に英検五級を目指して頑張っています。

  3. ともっぺ より:

    以前一度だけコメントさせていただきました。
    受験おつかれさまでした!
    息子が希望校に落ちたとき、私もなかなか諦めもつかず、気持ちを切り替えることもできず、後悔もしたし、反省もしました。
    でも、思ってる以上に子供はたくましいのです。新しい生活が始まったらそこで十分に楽しめるし、頑張ってくれるんです。
    しかも、hanaちゃんは塾に頼らずここまでやってきたのですよね?
    それは先生や親に言われるがまま勉強してきた中学受験組(息子もそうです(^_^;))よりもずっとすばらしいことだと思います。
    これからはそういう自分でやり抜く力が必要になりますから、とてもうらやましいです。
    そういう頑張りやのhanaちゃんを育てたママ子さんもとてもすばらしい方だと思います!

    • mamako より:

      ・ともっぺ様

      コメントありがとうございます。
      そんな、もったいないお褒めの言葉まで頂いて・・・恐縮です。

      ご子息とともっぺ様も、悔しい思いをされたのですね。でも、今はとても良い環境で頑張っていらっしゃるとのこと。新しい環境を楽しめていて、本当に素晴らしいです。
      私としては、ともっぺ様のようにご子息をきちんと塾に通わせてあげられる事が本当に本当に羨ましく、尊敬しています。

      我が家は、ほんの少しだけ塾にお世話になりました。だから、全くの塾無しではないんです(;^_^A
      集団で講義を受けるような塾に、数回と数えるほどの通塾ですので、手取り足取りサポートして頂ける所ではありませんでしたが、塾の雰囲気を少しでも味わえたと、hanaは喜んでくれました。

      中学受験での経験を、高校受験で生かせるように、頑張りたいです。

      本当にありがとうございました。

  4. 通りすがり より:

    悲壮感満載ですね。
    まあ、慰めにもなりませんが少なくともこれで人生が終わったわけでも無いので、今回の経験を糧として次回高校入学でチャレンジしましよう。
    すでに受験に対しての経験を積んだ事がこれからの人生にきっと役立つはずです。

    『過ぎてしまった事に嘆くより、これから出来る事を考えましょう!』

    • mamako より:

      ・通りすがりさま

      悲壮感満載でいってみました!!(;^_^A
      どん底見ないと、這い上がれないと思ったもので・・・すんません!

      励ましてくださって、ありがとうございます。
      そうですね。本当に良い経験をいたしました。
      スゴイ経験でした。
      そして、数年の準備期間を一掃する、アッと言う間の受検でした。
      この経験、早めに出来て良かったと、前向きに考えられるようになってきました。

      これからも頑張ります。また暇つぶしに遊びに来てもらえたら嬉しいです。

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