「勉強しなさい!」と言わない親。

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「鬱だと文字が読めない」とのことから勉強の習慣が全くなくなってしまった、次女。「勉強しなさい!」なんて言わない。言えない。でも、高校入学を前に、このままで良いのか不安に駆られる母。我が子が自主的に勉強する日は、もう来ないのだろうか。漠然とした親の不安を綴っています。

※「序」はご挨拶文(駄文)です。お急ぎの方はスルーしてくださいませ

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序:社会復帰にチャレンジして撃沈した話。

春なのに肌寒い日が続きますが3月も末ですね。皆さん、お元気ですか。B&D(バカ&デブ)でおなじみのママ子です。
子育ても、だいたい終わったっつーか。長女も18歳だし、次女だって義務教育が終ってるわけだもん。ママ子の役割は、ほぼ無いんだよな?

ただの家政婦として家の中のことやってるだけ。
最近は、自由を求めて旅立ちたいと思っているんだが、先立つモンが無い。ノージョブ・ノーマネーな分際で、世のマダムみたいに遊びに行きたいだなんて、身の程知らずだよね。
実は、ちょっと前から少しだけチャレンジしてたナレーションと声優のオーディションも落ちた。スタッフさんに「惜しいとこまで行く」っておだてられながら、頑張ってたけど家族に「だまされてるから辞めなよ」って言われて、4回落とされたところで辞めちゃった。

ママ子、今、仕事してない。一応してるけど、してない。いや、してるけど給料にならない。
仕事してぇ…マジで社会に出たい。
また一つ、バカな経験を積み重ねてしまった…

アンチ1
アンチ1

声優のオーディションの倍率知ってんのか?どこまでバカなんだよ…

アンチ2
アンチ2

とにかく仕事を選ばないでください。未経験者可のパートならいくらでもあります。

アンチ3
アンチ3

お前こそが悪質なニートだな。こんな母親の子の将来は絶望的だ…

ダハー!ママ子、「声だけ美人」って昔から言われてたんだけどなぁ~w
今日は、我が家の爆弾娘、次女のお話。
2年前に、精神科では「うつ状態」であって、うつ病の診断は出なかったんだけど(その病院ではまだ若いから、子供だからという理由でうつの診断は下さない方針らしい)、ずっと鬱の状態が続いていたと本人は自覚していた。うつ病が治る時期っていつなのだろうか全く勉強しないまま、高校に入学して大丈夫だろうか?
ごめん、今回は、ママ子が自分の心配や不安な気持ちを吐き出してるだけかもしんない…💦

春休み中の次女の心の状態や変化とともに、綴ってみました。

うつ病って、文章が読めない&理解できなくなるらしい

うつ病の諸症状には、人それぞれ、様々な症状があるんだけど、
うつ病ー基礎知識『MEDLEY』様のホームページ
無気力になったり脳の機能が低下することによって
文字が読めない
文章が理解できない
話が頭に入ってこない

っていう症状が出るらしい。
これは、うちの次女も言っていた。実際にいじめが酷くなって精神的に追い詰められた時に、
授業がわからない、先生の話が聞こえない、目も見えなくなった」って後になって話してくれたことがあった。

もう、過去に出来ていた事が、できなくなった。勉強も読書も運動も何もかも。

いわゆる、赤ちゃん返りのような状態になり、ママ子は赤ちゃん時代から子育てをやり直そうって、この2年間、次女と付き合っていこうって思った。
<関連記事> 14歳から、子育てのやり直しをしています
過干渉をやめつつも、赤ちゃんになった我が子に向き合う、ってけっこうムチャクチャかもしれないけど、大人ぶったり赤子になったりする娘を「今はそうなのね~」って受け入れられるようになったって、けっこうママ子としては、親として成長させてもらった出来事だった。

そりゃ、泣いたけどさ。毎日大泣きしてた時期もあったんだけどさ。2年間かけて、すっげぇ寛容になった。
つーか、今思うと、なんであんなギンギンに規制設けて我が子をがんじがらめにしてしまったんだろうか、ってまた自分責めして凹むんだけどさ💦

5教科の受験勉強もほぼやってない状態ですた

あのね、マジで中学校の勉強は、抜け落ちてんの。
中1から止まってて…

そんでも受験できる学校を娘が選んで受験した。
<関連記事>2024年、高校入試(一般受験)の結果。

あんなにカッコ良かった次女が、人が変わったみたいにネット廃人になった時は、ママ子も気が狂いそうになったけどさ。

生きてくれてるならそれでいい

もう、そういう気持ちでいたからさ。
いくら勉強が必要だからって、「学生の本分は勉強だ」なんて言ったって、心の中では「高校の勉強ついていけなくなるよ。頼むから少しでも勉強してくれよ」って思っててもさぁ、言えないよ。

どんな状況でも娘を受け入れたよね。今となっては、ネット廃人なのが当たり前って言うか…もう、オールウェイズ・ネット&ゲーム。食事の時は家族と話してくれるし、気が向けば一緒に外出もしてくれるようになったし、笑顔が増えた。「うつが治った」という本人の話は本当なのかもしれないんだけどね。

優等生のカッコ良かった頃の次女の姿を思い出しては泣く日々も屡々。たまに今も泣きたくなる時もあるけれど、あの頃の次女は、もういない。あれは、かりそめの姿だった。次女がムリして無理して極限まで頑張って創り上げた虚構だったんだから。

春休み中もNO勉強。四月からどうすんの?

高校合格して、大喜びしたのはいいんだが、高校生活、どうすんだろ。
「治った」のだったら、少し勉強できても良いんじゃないか?って思うんだけどね。ママ子はハラハラしながら次女を見守っている。でも、やっぱり「勉強しなさい」なんて死んでも言わない。

そんな中、

勉強しなくちゃ」という本人の言葉は、頻繁に聞くようになったが、その気持ちだけで、行動に移すにはまだまだ時間がかかるらしく、全く勉強しない状況である。
まだ「うつ状態」が治っていないんだろうか。
それに、あまりに勉強してなくて、どこから手を付けて良いかわからない、という理由も考えられる。いや、こっちの方が濃厚だよな。

あのさ、コツコツ積み上げて来た学習習慣なんてさ、あっという間に崩壊するんだよね。
「勉強は歯磨きと一緒だ」っつって、幼稚園の年長さんぐらいから、毎日習慣づけてきたんだけどさ。
良かれと思って、習慣づけしたら勉強も苦にならないと思って、やってきたけど、そんなの親の勝手な思い込みだったんだよな。

苦痛な事やらされて、自分騙して、偽って、心壊して…もう終わりにしていいんだよな。勉強の習慣なんて崩壊して当然だ。

コツコツズドンって、株価と一緒だな、オイ。

受験対策は、頑張っておりますた。

でもね、5教科の勉強はほぼ皆無だったけど、受験対策は頑張っていたのよ。

毎日毎日、決まった時間にしっかりやってた。
反省点とか、しっかり書き込んだりして、頑張ってた。

目標が決まると、それに向かって対策や努力ができる、娘は、本来頭が良い子だ。親バカだけど、絶対そうなのだ。世の中には、まだ評価されないけれど。いつか娘の能力が花開いたらいいな、仕事に繋がっていけばいいな、って思ってる。

高校の授業には、ついていけるのか?

高校の授業は、普通に高校の範囲から始まるの?
ん?やばくね?

入学説明会では、春休みの課題も出され、入学式後には、テストも行われる。

ノー勉でテスト受けて…その後、学校生活は深海魚状態?それって本人は幸せなんだろうか?
いや、もうね、勉強できなくても本人が幸せならいいんだよ?
でも、うちの娘…「成績が悪くても学校が楽しいぜ!」ってウェイウェイできるタイプではないんじゃないのかな。
エリート校だった長女も、学校の勉強ができなくなってから、学校に行くのが苦しくなったんだけど‥

やっぱり、そこんとこ、ちょっと心配。これって過干渉なのかな。
でもさぁ~、親として、心配してしまうよねぇ。
また次女が精神を病んでしまったらどうしよう、って。

親の心配なんてクソですね。

ここまで自分の思いを吐露してきて、思ったんだけど、本当にママ子ってバカ親。愚かな親だよね。

心配しても娘が変わるわけでもないし。
娘を変えようとして声をかけたらまた過干渉になって、娘の心を蝕むことになるし。

わかってんだよ。な?

何も言わず、失敗するなら失敗させて、いいんだよな。
本人が困ったら、困らせておけばいいんだよな。
「助けて」って言われたら、助けてあげれば、それでいいんだよな?

もう、NO-勉強を貫いて、テストで赤点取って「テヘヘ」の感じを笑って受け入れてやろうではないか。
バカ親ができることといったら、子供の失態を笑い飛ばすぐらいだよな。

次女が高校受験直前期ごろに「大学、行きたい」って言ってたけど…行けるのかな。
万が一入学することになっても、私立大か。Fラン大も、学費がべらぼうに高いんだろうなぁ…
お金、どうするんだろ。
三年後の事を考えると憂鬱になるけれど、とにかくそれまでママ子も仕事を頑張るしかないよね。

コメントでもご助言いただいたが、「親は学費の心配だけしてればいい」って、ごもっともだな。

仕事…頑張ろう…とにかく、まともに給料もらえる仕事に、就きたいっス。

「勉強しなさい」と言わない親を演じるバカ親

ということで、東大生の親みたいに、ナチュラルに「勉強しなさいと言わない親」になれないママ子は、

心では「勉強してしてしてしてしてしてお願いしてください(ノД`)・゜・。」って思いつつも、

ママ子「勉強?そんなこと考えもしてなかったわ~😊」

ママ子「勉強?やりたくないならしなくていいんだよ😊」

ママ子「今日もゆっくり休んでね~😊」

っつー態度で、子供達の前に出ています。完全に演じています。

これが正解か不正解かなんて、わかんないけど、我が子の笑顔を守るためなんだから、絶対正解だと自分に言い聞かせている。気持ちがダダ漏れして子供達に伝わってるかもしれないけれど、そうならないように必死に隠してるんだから、もうどうか許してほしい。

ママ子自身は今も、ほんの少しだけど、毎日勉強してる。自分のための勉強をしている。
暗記しようとして何度も見る英単語book。記憶力の低下で、毎日毎日同じページやっても全然覚えられないけど。今年度中には英検準1級に再チャレンジしたい。
3年前に落ちたやつ⇒ 英検準1級1次・試験直前~当日のレポート
次女の前ではあまり勉強してる姿を見せないようにやってる。プレッシャーに思われたくないからね。

あと、株の勉強もやってる。これは死活問題だからけっこう頑張って本読んでノートにまとめてる。
自分の仕事関係の本も、しょっちゅう図書館で借りて来て読んでる。

どうやらママ子は、うつ病ではないらしい。覚えは悪いけれども、本は読めるからな…
ママ子は不思議とバカのくせに本だけは好きだ。昔から本だけはなぜかいつもママ子のそばにある。

なぜそんなに「勉強してほしい」のか?

なんで勉強が大事なの?って、よく親子で討論されるネタだけれども、
今もしこの話題が出たら、ママ子は我が子の前では「勉強が必ずしも最重要事項とは言わない」っていう答えを出そうと思ってる。勉強で精神を病んだ子供達を前にして「勉強が大事」とは言えないから。

でも、心の奥底では、ママ子は勉強に対しては執念があるんだ。
実は勉強はけっこう大事だと思ってる。学校の勉強の枠にとらわれずとも、「学ぶ力」みたいなモンだろうか。マジで大事だと思う。

ここからはもうね、ママ子の勝手な思い込みね。
ママ子は学歴コンプレックスがある。
もう、勉強できる人への憧れがね、妄想がスゴイんだもん。

資格でも有名大学でもいい。勉強できた、って証明があれば、楽チンに社会で認めてもらえる。
大企業に入れば給料がっぽり稼げるし(大企業は景気対策の賃上げをすぐにやってのける)、自分がハイスペックだと自然と友達もハイスぺ。ハイスぺの輪が広がって、そういうハイスぺの人は人格者であることが多い(←ハイスぺハイスぺ煩くてごめんw)嫌われない立ち振る舞いもわきまえているのだ。頭が良いから。
お金に余裕があると、心も寛大。
金持ち喧嘩せず」とはよく言ったもんだよな。

賢い人は、気づきが多い。目の付け所が的確だから会議で挙手してスマートな私見が述べられる。
説明書や契約書を読んで、理解できる能力があれば、理にかなった行動ができるし、騙されない
他人の意見に惑わされずに、己の意思をしっかり持てる。
論理的な話ができること、交渉ができることは、強みであると思う。

もちろん一概には言えないが、博識であり、経験豊富で物事を多く知っている人というのは、話をしていてとても楽しい。そしてそれらの人々で卑屈な人はほとんど居ない。
ママ子はいつも、そういう遠い人たちの事を羨望の眼差しで見ている。

カッコイイ。素敵な人だなって、いいなぁって、思う。
「学ぶ力」がある人は、やっぱり魅力的な人間だし、豊かな人間になれるんじゃないかな。

勉強が「強制」だから、子供達は勉強が嫌いになるんだよな?

勉強を「苦痛」にしない教育にできればいいのにな。教育システムを変える事って、本気で大事だと思ってる。

子供達が「教育が受けられる事って幸せなことだ」という現実を、もっと知ってもいいんじゃないかな、って思う。日本の子供には「法的にも学ぶ権利」があるからって、大人が機械的に提供してるだけじゃ、子供自身が勉強に必要性を感じようとしないよね。必修は最小限にして、読み書き計算の基礎的な部分が終ったら、好きな教科を選んで勉強できればいいなって思う。なんならカルチャースクールみたいにしてさ、様々な教科を通じて勉強が楽しいものになればいいのにな、って、いつも思ってる。

エリート校だった長女は、高校卒業後「家庭科だけ、もう一度最初から授業受けたい」と言っている。
受験勉強に使った教科よりも、家庭科で習う生涯年収や結婚などの人生設計、年金、保険、介護、株式投資などを、ちゃんと学んでおきたかったと本気で言っていた。

そうなると、日本の受験システムも変えなきゃダメだよな…

なんつって。
毎度のことだけど、ママ子が東京の隅っこでこんな事叫んだって、意味のない事だと思うんだけどさ💦

思春期の親は忍耐力を鍛えて、自分を慰めよう

あーまた、脱線してごめんなさい。

いつか、次女も、楽しいと思える学びに出会ってほしいな(←これも親のエゴかw)
楽しく生きられる大人になってほしいな。

どんな事が好きになるのかな。どんな事を生業にするのかな。大丈夫。きっと、大丈夫。

我が子を信じて、ガマン、ガマン…

色々な事を試して、失敗しても大丈夫だよって言ってやれるように。
思春期の子を持つ親は、本当に忍耐力を鍛えられる時期だよね。
「勉強しなさい」と言わない親として、ガマン大会。ずっと忍耐。ママ子は演じ切ってみせる。余計な事は、言わないように。

人生、アラフィフになってもまだまだ修行が必要なんですよね。

あー、今日も酒のんで自分を慰めよ。ダメ親のくせに、偉そうな事ばっかり言ってごめんね。

世の親御さまたち…毎日、おつかれさまです。

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