中2に上がる頃の話。
中学受検不合格を経て、高校受験のリベンジに燃える女子。
懸命に勉強を頑張る、
我が家の優等生、長女hana。
ママ子がいない間にパパ男に漏らした一言に衝撃を受ける。
本当の気持ちを言えない。勉強の重圧。
こんなに苦しいものを抱えて、高校入試まで、乗り切れるかな。
ママ子は、母親としてどう関わるべきかを綴りました。
※「序」はご挨拶文です。お急ぎの方はスルーしてくださいませ。
序:更新マラソン、連続記録が途絶えた…
あのさ、一応、ママ子も走らない方のマラソンしてた。
ひそかに更新マラソン、頑張ってた。
・・・なのに!!
なんなのよ!昨日、なんで暑かったのよ!!
ママ子、ずぅーっと毎日ブログ更新頑張って来たのに、
あの暑さと更年期の「ほてり」でアンタ、
体調激ワルだったじゃーん!
アイスとジュースとスナックのローテーションで、
完全に両手塞がったっつーの!!
アーん、悔しい!!
・・・
「ふざけんな!ただ暴飲暴食してただけだろ」
「よくもまあ、そんなもので両手塞がりますね。
こちらはエルメスのバッグと日傘で両手が塞がっておりました。」
「誰もママ子の更新に期待してないからな。
身体だけリアルに独り相撲取るのはやめにしろよ。」
もう、本当に暑い日は、ぽっちゃりBODYの敵だよね!!夏どうしよ。
今日のお話は、中2になる頃の我が家の長女hana、
優等生のストレスや、ママ子に言えない気持ちを、吐露しておりました。
ママ子は母親として、どう向き合っていけばいいのか、
すんごーく悩んで、子どもとの関わり方を考えました。
中1から、そうとうぶっ飛ばして勉強を頑張った長女
もうすぐ中2、優等生のhana。
全力疾走。辛い気持ちを全部勉強にぶつけた。
中学受検に不合格であった悲しみを乗り越え、
喜んで塾に通い、毎月のテストと、漢字検定、英語検定。
そのうえ、学校の定期テスト・・・
本当に疲れ果てる日々であったはずだ。
塾で上位。
学校ではトップを常に目指しながら。
言われてみれば、変だよな?
部活も勉強も頑張って、
夜もほとんど寝ないで壮絶な試験勉強を繰り返して・・・
不合格のフラッシュバックに耐え、勉強の重圧に耐え、
穏やかでニコニコ笑っている中学1年生っている??
ストレス溜まって暴れ出すところを、
あの子は、ずぅうううっと、抱えていたのだろうか。
中学生、hanaの通塾日は、超ハード。
塾のある日は、本当に大変だ。
・学校から帰宅
→早めの夕食(間に合わない時はおにぎり持参)
→ 塾。
・夜の9時半過ぎに塾から帰宅
→お風呂
→塾の宿題や予習復習タイムに突入。
就寝は、夜の12時になるのが当たり前。
受験生の味方。癒し系・パパ男
パパ男は、いつも、
限界までhanaの勉強につきあってくれて、傍で静かに読書している。
そして、勉強の合間に、hanaの雑談の相手をしてくれている。
hanaは、「パパとの夜のおしゃべり時間が好き」だといつも言っている。
(ママ子は、次女nanaの寝かしつけと称し、nanaといっしょに熟睡。)
ママ子は、hanaが中1の前半頃、不合格のショックから立ち直れずにいた。
子どもの前では必死に隠していたけれど、少し、メンタルのヘルスが疲れていたので、パパ男がhanaのことを、請け負ってくれていた。
ある日、父親に本音を吐き出した優等生
そんなある日の夜、hanaは、パパ男に本音を漏らしたそうな。
hana:「もう、勉強するの、いやだな」
という言葉を漏らしたと、パパ男から聞いた。
ママ子がいない時に、静かに呟いたんだと。
ママ子は、モーレツにhanaを愛している。だけど、きっと、
「うるさい」んだよね。
パパ男は、静かに付き添ってくれるから、そんな風に本心を、自分の本心を言えるんだよね。
母親として「もう、いいよ」って、言ってやりたい
「勉強に疲れた」と、
ママ子の前では、言えなかったhanaの事を思うと、心が痛い。
hanaが疲れてる・・・
目標はすんげー高いところにあるので、
この勉強の日々を辞めたら、hanaのリトライが断念されるのだ。
どうしても行きたい高校に行くために、最後まで応援すべきか、
hanaが、「もう疲れた」というのなら、それでも良いって思う。
hanaが楽になれるのなら、勉強なんかやめちゃって、
青春を謳歌してほしいって思う。それで良いと思う。
良く頑張った。
頑張りすぎるほど頑張ったから。
「優等生」でいることは、やめにしようよ。
そう話してくれるだろうか。
ママ子が悲しむと思っているのか。
あたしからその話をすべきなのか。悩むけれど。
落ち込んだ。
私は毒親?母と娘の関係。
ママ子は、子供の事、凄く愛している。
だけど、もしかしたら、無意識に
「自分の子供を思い通りに育てよう」「コントロールしよう」
としているんじゃないだろうか。
色々と本を読んでいると、ママ子の親は、ちょっと毒親の要素があったから、自分もそうなんじゃないかって、不安になる。
でも、今思うと、「昭和」の時代柄、仕方なかったし、自分の事愛してくれてた、ってことは、十分伝わってる。
「毒親」の判断基準が難しい。愛情と、価値観と、親のエゴと・・・さまざまなものが絡み合っている。
ママ子は、hanaの幸せを、心から願っていただけなのに、
それが、hanaの重圧になってしまっていたら…
そんなの本当に悲しい。
親の関わり方を夫婦で話し合った。
不合格を経験した中学生。
辛い気持ちを乗り越えて、必死に頑張って来た中学生。生まれてから、10年とちょっとしか、経っていない女の子なのに。あんなにストイックに勉強する姿を見てると、アスリートみたいな状況なんじゃないかって思うほど。ママ子は、そんな風に育てたかったわけじゃないんだもの。
カワイイhanaと、バカな事を話して笑っていられれば、幸せに育ってくれたら、それだけで良かった。だのに、ママ子は、どこで間違ったんだろうか。落ち込む。自分を責める。
パパ男:「あのさぁ、hana、ただ愚痴っただけなんじゃねーの?」
あまりにドーンと落ち込んだママ子を見て、パパ男が口を開いた。
パパ男:「ママ子ちゃんには言えないっつーのは、なんか・・・わかるっしょ?」
確かに、ママ子に「勉強がいやだ」なんて言ったら大騒ぎになり、
「塾をやめよう」だの、「志望校変えよう」だの、
言われるというのは、容易に推測できる。
ママ子:「あたしの存在がhanaを苦しめてると思ったらやりきれないよ・・・」
ママ子は泣き出した。
パパ男:「いや、だから、ただ言ってみただけじゃねーの?ってことだよ。
hanaが、毎日あんだけ頑張ってるのは、本当に自分のだめだけど、
毎日勉強やってたら、嫌になることだって、あるよ。」
パパ男:「ほら、ボクが相手だと言いやすいっつーかさ。何も考えてないし。人見て、選んで言ってんだよ、hanaもさ。」
パパ男が、hanaの愚痴をこっそりママ子に伝えて、
何気なく配慮してやろうと、思ってくれていたんだね。
ストレスのはけ口、パパ男。夫婦の役割分担。
な・・・
なるほど。
hanaは、パパ男に愚痴を言ったのか。
そりゃ、人間、愚痴りたくなるわ。ママ子なんて、会話の9割愚痴だわ。
「疲れた・金ない・お腹空いた」つって。
夫婦でうまく、
役割分担をしながら、hanaのサポートをしていこうという結論に達した。
勉強に疲れた娘に、母親が取った行動。
この子に、何がしてあげられるだろう。
疲れている我が子に、何が。
考えた結果、
ママ子は、
hanaの心をほぐして、本音があれば気持ちを受け入れよう、
と思った。
hanaの癒しアイテムを準備
・hanaの大好きなお菓子(鈴カステラ)
・オイルマッサージ用のオイル
(前に母にもらった、すんげー良いにおいのやつ。)
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ママ子は、hanaの可愛いお肌に、マッサージするのが大好きだし、hanaも、ちょっと笑って「くすぐったい!」と言うけれど、マッサージの時間が昔から大好きだから。
そして、本当に勉強が「いや」になっているのなら、
その気持ちをきちんと受け止めよう。
作戦決行!果たしてその結果は?
パパ男に次女nanaを連れ出してもらった日、
ママ子、hanaに、気が付かれないように、怪しまれないように、
無神経を装い、声をかけた。
ママ子:「hana~、今日は、鈴カステラ買って来たヨ!
おやつに食べよう♪」
hana:「わぁ~い!やったね!」
我が家は、100均の鈴カステラでも、盛大に喜びを分かち合える。
ママ子:「いい匂いのオイルで、マッサージしてあげるよ。足が良い?手が良い?」
hana:「わぁ!ママ、今日はnanaがいなくて二人っきりだもんね!大サービス!嬉しい!」
喜んでくれてる。良かった・・・
ママ子、hanaの美しい笑顔が大好きだ。なんて可愛いんだろう。親バカで申し訳ないけど、この笑顔を守るためなら、何でもするよ。
最初は、ママ子のバカ話とか、hanaの学校の話を聞きながら、
鈴カステラと紅茶を飲んだ。
そして・・・
ハンドマッサージを選んだhanaの、白い指をもみもみしながら、
ママ子は思い切って聞いてみた。
ママ子:「hana…こんなに綺麗な指なのに、でっかいペンダコできちゃって・・・勉強ツライんじゃないの?大丈夫?」
hana:「ママ、これね、アタシと一緒に育ってるんだよ。可愛いでしょ。痛くないんだよ。」
ママ子:「アンタ、将来指輪するときそんなデカいペンダコできてたら、もったいないよ~・・・って、
そ、そうじゃなくてさ、勉強毎日遅くまでやって、辛いんじゃないかなって。ママは、最近ずっとnanaと寝てたから。中1から、ずーっと全力で勉強して、大変だったよね。ごめんね。」
hana:「ママ、そんなこと言わないでよ。塾もね、私、本当に行かせてくれて、感謝してるの。自分で選んだことだよ!
夜もね、パパがいてくれてるから、大丈夫!
あの時間、けっこう好きなんだよ。」
hanaは、自分が愚痴った事は、言わなかった。
なるほど。
愚痴を聞く役割は、やっぱりパパ男なんだね。
受験勉強に疲れたらリフレッシュ作戦!
勉強に疲れたら「もう疲れた」と言って良いの。
親は、全力で気持ちを受け止めてあげれば良いの。
2020年現在。5月、コロナ休校中。
hanaは、中学3年生だ。
相変わらず「優等生」で、怒涛のように、毎日勉強している。
勉強スペースを作ってからは、
パパ男に愚痴ることも、少なくなった。
模試を受けていないから、偏差値はわからない。
ただ、前回のテスト結果を見る限りでは…
ママ子は、このまま第一志望の学校を目指すのではなく、
もっと他の魅力的な学校をめざした方が、良いのではないかと思うけれど、
それは親のエゴなので、お口にチャック。
ママ子は、今でも、hanaが疲れたことを察知すると、
美味しいお菓子と、良い匂いのオイルでマッサージしている。
現在小6の次女nanaも、スキンシップを嫌がるが、
オイルマッサージは、大好き。
他にも、お散歩したり、「絵しりとり」したり、ゲームしたりして、息抜きしているよ。
勉強がいやになった時は、吐き出そう!
中学生の親として、心得ていなくちゃならないのは、
我が子が、自分の気持ちを吐き出せるようにすること。
大事なことなのに、気が付いてあげられなかった自分を責める。
ストレスは見えないから、思春期の子供の心のうちを、わかってあげることって難しい。
我が子に何ができるかな?って、考えてあげるだけでも、良いと思う。
そこからだよね。
入試まで、不安で不安で、先の見えない勉強が続くけれど、
親も一緒にリフレッシュして、受験勉強のサポートをしていこうね。
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