そろばん教室に通う次女nana。しかし、最近では受験勉強との両立ができなくて苦しんでいる。頑張り屋さんの葛藤の記録です。
※「序」はご挨拶文(駄文)です。お急ぎの方はスルーしてくださいませ。
序:他人に必要とされない人物、ママ子
nana:「ママ、もうPTA行かなくていいの?
私ね、お願いごと、書いておいたから。
もうPTAでイライラする事、なくなるんだよね?」
そう。
ママ子は、PTA関連でひとつ、参加していたものを辞める事にした。
ママ子がいなくなっても、なーんにも困らないもの。
入るのも出るのも自由だったのだけど、一応、ドキドキしてやめさせて頂く事をお伝えしたら
「そうですか。」と、あっさりとしたお返事を頂きました。
・・・
「おいおい、もうちょっと早く辞めればよかっただろ、この役立たずが!!」
「必要な人物でしたら引き留められるのが普通でしょうね。よかったですね、必要のない人物として把握してもらって。」
「ろくでもねーな!PTAで精神崩壊してる時点で、負け組だろ。」
社会の粗大ゴミ、ママ子、心機一転、頑張るよ。いろんな意味で、今回のことはとても勉強になった。
今日は、次女nanaの話。
メンタルのヘルスが安定した、ギャングエイジ@nana。
最近の次女nanaは、この間も書いたんだけど、すごく情緒が安定しているように見える。
9歳の壁で爆裂的にギャングしてた頃
どうして?
後ろめたい事が無くなったから?
お友達関係が、すごく親密になってきて、今はそれがとてもとても楽しいようだ。
今までは、辛い事あったりしてさ。
なかなか輪に溶け込めなかったり、独りぼっちになる事もあったけど、強がって図書館に行ったり、男子の中に一人で混ざってスポーツをする事もあった。「全然大丈夫」と、nanaはいつも、眉毛をキリリとしてママ子に話す。
でもね、
nanaのことを尊敬してくれるお友達、頼ってくれるお友達。
学校では、超真面目なnanaのことを認めてくれて、そばに来てくれた友達ができた。
絵はド下手で、お絵かきの遊びに混ぜてもらうことは難しいけれど。
とても楽しいと。お友達と遊ぶことが、約束する事が。とっても楽しいと言っている。
実は人見知りで、臆病なnanaである。クラス替えしてから打ち解けるのに、一年半もかかったね。
爆弾娘の勇気・・・そろばんの先生へダイレクトコール!
実は、今回のそろばんの試験勉強が、ものすげー危ないんです。
いつも危ない橋を渡っているんですが、今回はもう、恐ろしくヤバいんですよ。
期日もギリギリ。
なんでそんな恐ろしい事やるんだ?
って思いますよね?
うちのnanaが、
nana:「中学受験の勉強やるために、早く試験を受けて算盤を卒業したい!」
というのだ。
決意のもと、なんと、あの厳しい算盤の先生に、自分で電話して、受けさせて欲しいとお願いしたのだ。
nanaは、強い。ガラスのハートの持ち主なんだけど、腹をくくるとすげー男前なのだ。
算盤の先生:「どう考えても合格すると思えないんだけど!!!(怒」
そんな怖い事言われても
nana:「一か月、頑張ります、受けさせてください。」
と言ってのけた。
マジかよ。
ママ子は膝がガクガク・・・
電話を切った後、ガンガンに電話から漏れていた先生の言葉を思い返し、震え上がるママ子。
ママ子:「ちょ、ちょっとアンタ、あんなふうに言い切ったけど、本当に大丈夫でしょうね・・・怖かった~、どうするかと思ったよね、ね、よくアンタ、逃げ出さなかったね!!ママだったら怖くて電話切っちゃうよ~!!ヒャー!!」
nana:「うん、怖かったけど。でも、許してもらえた。良かった」
そ、そりゃそうだけど。
少しほっぺを紅潮させて、つぶらな瞳が潤んでみえた。すっげー怖かったよね。本当は。
この子は、強がり。
そうして算盤に向けて頑張る意思を固めたのだ。
絶好調に見えますが、全く受検勉強進んでません・・・
とにかく、算盤の試験に向けて、全力で頑張らなくてはならないんだが、この子の欠点がひとつ・・・
「口だけ」
「ビッグマウス」
いや、決意表明するのは、カッコイイんですが、やっぱりここは、小学4年生。
なかなか思い通りに算盤の試験勉強ができない。
丸付けをつきっきりでやってあげて、苦手な問題をママ子が手書きで即席プリント作成してあげて、しっかり時間計って、解き直しまでの一連の作業。
やっぱり一人ではまだできないんだよね。
それをやっていると、全くできないの。中学受検勉強ができないの。
もはや、勉強時間を削っての算盤学習であるが、これを乗り越えたいという気持ちは、非常にあるみたい。
どうにか、有言実行できる子になってくれたらいいんだけど。
ここは、サポートしながらも、
「自分で言った事を実現できる喜び」
を、経験してもらえたら嬉しいな、って思う。
頑張ってるんだと思う。
色んなことを、この子なりに頑張っているんだと思う。
個人を尊重。。姉妹の比較はせず、次女nanaは、nana。
長女hanaに、全身全霊尽くして頑張った受検勉強の名残からか、ママ子は、どうしてもhanaと同じようなペースで、次女nanaの受検勉強を進めようと思っている。
いや、hanaでの反省点を生かして、さらにレベルアップした方法で受検勉強を進めようとしている。
でも、一番大事なのは、次女nanaは、どういうタイプなのかを把握して、受け入れる事が大事なんじゃないか、って事がやっとわかった。
以前よりパパ男から
パパ男:「nanaは、hanaの時とやり方違うからね。一筋縄ではいかないから。」
って言われていたのだが、それを、ようやくママ子が受け入れて努力しよう、って思うようになった。
nanaのタイプを把握すること。
少しでも寄り添って勉強を見てやる事。
三年前にちょうどママ子がやろうとしていた事に、近づいて、
そして今度は、nanaに合わせた勉強法を見つけ出して、ペースを掴んでいってやれればいいんだと思う。
がむしゃらに問題集を与えてばかりいては、やはりだめだよね。
受験勉強を通して、子供と一緒に成長していく。
子供の成長と一緒に、受検勉強ができたら。
受検勉強を通して、心を育む子育てができたら。
こんなにいい事ないと思うし。
長女の中学受験で、ママ子は一時期、燃え尽きたけど、
コメントでも励ましていただいた。
「こんなに燃えたり熱くなって、子供のために必死になる事ができたなら、それは素晴らしい事。」
こんな風に言って頂いた事が、以前では、すごく有難いなあ、って泣いちゃったけど。
今は、すぅーっと身体に沁みて来る。
ああ、こんなに熱く子育てできて、私は、幸せだったんだな、って思える。
nanaは、とっても偉い子。
nana本人は、きっと、本気で、
純粋に頑張ってみよう、って思っているはずだ。
とっても偉い子。
だから、この子に合う方法を見つけて、
やっぱり塾にはまだまだ行かせてあげられないから、自分で頑張る。
nanaにも、桜が咲くように。全力で。
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