受験後の燃え尽き症候群は、3年前の中学受検でも経験していた長女hanaとママ子。
今回の高校入試が終了してから、また、抜け殻のようになってしまったhana。
また「燃え尽き症候群」になってしまったのではないかと、その後の様子・症状を観察し、親の対応とともに記録しています。
※「序」はご挨拶文(駄文)です。お急ぎの方はスル―してくださいませ。
序:受験後のママ子⇒ 坂口安吾さんを絵にかいたような堕落っぷり
合格発表後のママ子は、お察しのとおり、自堕落な生活に舞い戻っております。
酒はうまいんだけど、酒の無い生活が健全すぎて、現在、身体が動かなくなるという悪循環に突入。
ママ子は昔、坂口安吾の『堕落論』読んだ時、衝撃走ったかんね。
ヨシ!!オッケー!堕落しようぜ!!
つって、突っ走った結果、20年後はこのていたらく。
このブヨンブヨンのお腹をさすりながら、酒を飲み、受験を乗り切った今の自分を、労っている。
・・・
「最悪な親だな。受験を乗り切ったのは、hanaだからな。親の方はエリート界から追放だな」
「お酒飲んだ方が体調悪くなるなら、飲まない方が良いです。アルコール依存症の検査をおすすめします」
「お前は365日、堕落と自分の”ねぎらい”で生きてるんだな。」
うわわーん、ちょっとぐらい堕落したって、いいじゃないの!!
ママ子だって、勝手に心配して翻弄されて、勝手に一喜一憂して100年分ぐらい老け込んだかんね!!
あ~、効き目がよくわかんない韓国の激安パックでもしようかな。
今日もバカだけは絶好調のママ子、「愚か」のハイパワーでいってみまぁ~っす!
今回は、新高校1年生を迎える長女hana。
バラ色の人生でウハウハになるかと思っていたら・・・少し精神状態が不安定。我が子の燃え尽き症候群のような状況を綴ってみました。
祝・高校進学!なのに・・・受験後の燃え尽き症候群、再び?
入試で、完全燃焼し、その後合格発表まで不安で悪夢を見るほどストレスを感じて居た我が家の長女hana。
実は、3年前も、中学受検後の、長女hanaの様子が「おかしいな?」と感じる事があった。
だけど、今回は合格して、夢を現実にして。
もっとこう、ギュインギュインに喜びが爆発すると思っていたのだけど・・・
どうやら違うみたい。
「我が子の様子がおかしい・・・?」
と、感じたのは、入試後一週間を過ぎた頃からだろうか。
症状1:放心状態(まずは、呆ける)
ボー・・・・
受験期では、毎日、早朝の暗いうちに起床し、受験勉強に取り組んでいた日々。
受験後、朝はゆっくり寝かせてやることにした。
なのに!!
生活リズムは、崩れないのね。
朝にね、早朝に起きちゃうのよ。ママ子も、早朝に目が冷めちゃう。
hanaは、朝起きて天井を見つめて
hana:「受験勉強・・・しなくて良いのか・・・」とつぶやいた。
とりあえず、今までずぅーっと「やりたかった事」である”読書“をしようとするのだが、集中力が続かない。
呆ける。症状としては、体調不良というわけではない。ただ・・・放心状態なのだ。
ぼー・・・
その様子を見て、ママ子は思った。
本当にこの子は、燃焼したんだと。
たぶん、ママ子の想像を超えたストレスと、そして、強い思いで、極限の精神状態で勉強していたんだと。
症状1:放心状態の対処法… 親としてはしばらく見守る。静観。
だって。見守るしかない。
しょうがないよね。休憩させてやりたい。養生させないと。
とにかく、hanaを休ませて、そっとしておいてやろうと思った。
ボケー・・・っとする時間なんて、今まで皆無だったかもしれないものね。
ママ子も実は、抜け殻になっていたのだが、
中学受検不合格であった次女nanaを、
なんとか愛する我が子を、前向きな気持ちに立て直し、ポジティブに中学入学まで持って行きたいので、塾の無料のイベントや説明会に参加させるという義務もあった。だから、そこまでの”燃え尽き感”は、無かったんだよね。いや、そりゃ、酒飲んだり堕落してるけどさぁ・・・w
症状2:不安期に突入。(未来が見えなくなっちゃった)
今まで、3年間、ガッツリ通塾し、レールに乗っかって勉強してきたhanaである。
もちろん、学習計画を立てて自分で頑張って来たことだって沢山あるのだが、いつも指針は塾が提示してくれていたし、我が子を鼓舞して、自然とやる気を引き出し、導いてくれていたのだ。
それが、ぱったりと、無くなったのだ。
合格発表後の1週間は、ママ子も静観していたが、
2週間目に突入すると、hanaは、急に不安を口にした。
hana:「ママ・・・どうしよう。何やって良いか、わかんないよ・・・」
あ、アンターー!!
ママ子だって急にそんな事言われたってわかんないわよ・・・
って思いながらも
ママ子:「アンタ、読書したいって言ってたじゃないのよ。高校の授業の動画、youtubeで見るって言ってたじゃないの?それは??」
などと、読書と数学の先取りを提案してみた。
hana:「図書館で本借りて来たから、読書してるんだけど、読んでると不安になってきちゃうんだよ。こんな事してて良いのかな、って思っちゃう」
hana:「YouTubeで動画見てるけど、なーんか、違うんだよなぁ・・・ママ、私こんなことしてて良いのかな。どうしよう、何をして良いのかわからないよ・・・」
高校に進学が決まると春休み中の膨大な課題が出るのだが、まだその頃は課題も出ておらずオロオロ。
症状としては、愚痴が多く、情緒不安定が明らかに見て取れる。
体調は問題ない。食欲もある。睡眠は、受験期よりは多いが、早朝の目覚めは変わらず。
エリートは…高校入学前に、大学受験を見据えている
ママ子にも不安がうつり、
まずは、お得意のインターネッツで検索をかけると、同じ高校に合格した方が、もう大学受験を見据えて準備をされていた。塾に通う人もいるらしい。
ま、マジすか?!
「〇〇大学の〇学部に進学を考えています。」
「共通テスト対策では、〇と〇のどちらを先に勉強すべきですか」
などと、質問が盛んに飛び交う・・
エリートは、高校受験勉強後、すぐに大学受験を見据えるのか?!
あわあわあわ
ママ子、びっくりした。
エリートの特性として、「先を見据える」アノ感じ、ね。
貧乏&バカの特性として、「成功したあと、満足してダラダラと怠ける」というお約束ルートをチョイスしていた自分と、我が娘の状況に、急ブレーキ。
こ、これは・・・
高校受験で、なんか人生終わらせた感あるけど、もう、ママ子の役割終了!!みたいに思ってたけど、そうじゃないんだよね??
受験生の親の役割:情報収集と、できる限りのサポートを続けていく
受験において、情報収集は親の役割ではなかったか。
そうだろ?
ママ子、トンチンカンな情報ばっかり集めたりもするけど、6年もどっぷりと受験界に浸ってたんだから、その辺の感覚は研ぎ澄まされてきてるよな??
少しでも、我が子の役に立てるのなら、老いた身体にムチ打って、ママ子、立ち上がろうと思う。
そんな風に決心した。
その後1週間程度、長女hanaは、依然として不安でオロオロしていたので、デカい本屋に連れて行った。ママ子もさ、なんとなーく、hanaの学習の方向性を示してあげられたらいいな、と思ってさ。
hanaは、本屋が大好きだ。
本屋に行って大学受験やら、高校の学習計画の情報収集を、hanaが自らやってみるのはどうだろうかと、そんな淡い期待を胸に連れて行ったのだ。
すると、hanaは、大学受験の情報誌やら、学習法やらを手あたり次第にむさぼり読み、けっこう長い間、そうやってあらゆる本を読み漁った。
ママ子も、そこにある本を手に取り、読み込む(←いい加減、買えよ…って感じだよね (;^_^A)
なんだか実感が湧かないな。大学受験って大変そうだよな…
症状3:自信喪失期(エリート校への不安・焦り・劣等感)
その後、hanaが選んだ本を数冊購入し、帰宅。
これで少しは気持ちを切り替えてくれると良いんだけど…
って、思ったら、今度はまたまた凹み顔をしているhana。
hana:「ママ…私、どうやって勉強してたんだっけ…?」
と言い出し、深刻な顔をしてまた悩んでいる。
ママ子:「あ、アンタ、その本読んで、何かヒントっつーか、やるべき事見つけるんじゃなかったの???」
hana:「ますますわからなくなっちゃった。どうしよう、私より頭の良い人達の中で、春からどうしよう…」
完全にマイナススパイラルに陥ったhanaである。大学受験の本を読み進めたら、今度は文系・理系、わけのわかんない共通テストについて考えたら、怖くなったんだと。不安で不安で怖くなったんだと。
症状としては、食事・睡眠は問題無し。しかし、精神的にはパニックまでは行かずとも、自分自身にいら立ちを感じて居るらしい。少しイライラしている態度になったり、不安を吐露し続けることもある。基本的に明るい笑顔を見せない。なんだか元気が無いのは、症状1の頃から変わらず。
症状3:自信喪失期への母親の対応
とにかく、体調が悪いわけではないらしいので、病院に行くことは、しなかった。
愚痴りたい時は、愚痴らせるし。不安な気持ちを吐き出させた。
会話をするということは、とても大事なことなんだ。
受験期は、hanaが忙しすぎて、家族の会話、ママ子との会話が、とても少なくなっていたから。
ひととおり、hanaの話を聞くと、
エリート校に進学するにあたり、自分の真のバカさが露呈してしまうのではないか、非常に不安である。勉強しても勉強しても、エリートに追いつく自信が無いんだ。
ということだった。
ガーン・・・
ごめん、hana。我が家は完全に貧乏でバカな親なので、エリートの家庭っつーのが、わからない。
エリートの「普通」が、わからない。
だけど、エリートと我が家を比べてもしょうがないんじゃないか。とにかく、わかんねー事をあれこれ考えたって仕方がないじゃないか。。
ママ子:「ちょっ、ちょっと、アンタより頭が良いかどうかわからないけど、とりあえず同じようなレベルの人達が集まってるんだから、一緒に勉強やってけば良いんじゃないの?
もう、他人から抜きんでる勉強は終わりにしなよ!!これからは、アンタが好きな分野、好きな学びに出会う勉強だよ!!」
hanaは、中学校時代、塾で順位を公表されつづけ、常に自分が何番になるか、上位のクラスに残れるか、必死でやってきたんだな、って思う。
そんな勉強、ママ子が望んでやらせたくないって思うけれど、そういうステップを経て、高校生になるんだ。もう、hanaがすっげー頑張った事は、高校の合格という事実で証明されている。これ以上、評価されながら苦しむことはしなくていい。
とにかく、好きな分野を見つけて、学ぶ楽しさを味わって欲しい!!!
ママ子の心からの願いを伝えた。
ママ子:「アンタ、将来何になりたいのよ?
面接や入試はもう終わったんだから、一度全部まっさらな状態になって、考えてみたら? 大学にどんな学部や学科があって、どんな勉強するんだか。通販のカタログで好きなモノ選ぶみたいにさ、気楽にパラパラ~っと、見てみたらいいんじゃないの?!」
そう言うと、
hana:「ああ・・・そっか。。どの学部に行くか、決まってないからこんなに不安なのかなぁ・・・」
と、なんだかシンプルな次元で、納得したみたいだった。
そして、新たに、大学の情報を調べ始めた。
大学の学部・学科が一番よくわかる本 [ 四谷学院 進学指導部 ]
それに加えてママ子は、こっそりと「mezaseto-dai」活動を行っているので、ご参考までにその大学のホムペをチェックし、参考になりそうな情報を、LINEでhanaに送ってみたりした。(←ウザ親w)
燃え尽き症候群(予備軍?)から1か月近く経過
大学の学部選びを始めたり、高校からの課題をこなしていくうちに、勉強のペースを取り戻してきたhanaである。
少しずつ、笑顔を取り戻し、お友達と遊ぶ約束を入れたりして、やっと春休みを楽しむことができているみたい。やっと、回復したかなぁ・・・って、hanaの様子を見て、そう思えるようになった。
合格発表から、ここまで、1か月近く経過している。
ママ子は、hanaには休息が必要だったんだなぁ・・・ってすごく思った。
疲れたんだよ。3年間勉強ばっかりやって来て。
疲れたんだよ。あんなに寝ないで頑張ったんだもの。
疲れていたんだよ。目標を達成する、夢を実現することは、容易ではなかったんだ。
苦しい苦しい日々だったんだよね。
本当にhanaに、お疲れ様と言ってやりたい。
ママ子はママ子で、この1か月近くの間、色々な決心がついた。
フルタイムの仕事をするという選択肢が無くなったこと。(←金銭的に最悪の状況だけど。)
まだまだ、姉妹の子育てに比重を置いて、我が子の成長を暑苦しく見守り、サポートしていくことを最優先にしていくこと。
愛する我が子にウザがられながらも、勝手に大学受験まで併走することを決めたバカ親、ママ子です。
コメント
まじかっ。すごすぎるでしょ。
中学受験終わった子が中学入学準備講座とかやっていること自体にもびっくりしたけど、それは親の誘導かなと思えます。
でも、自分で考えて不安がるなんて、意識高い系過ぎます。
3年間あるんですよ。
まぁあっという間なんだけど、うちらジジババはジャネーの法則的に1年があっという間に感じても、16歳の高校生の1年は長いですよ。
まずは良い友達を作る。
つぎに回りも参考にしながら自然と何をやればいいかなんてわかってくると思う。
とくに精神年齢大人なhanaちゃんならね。
Take it easy ですよ。
・フンメルノート様
ありがとうございます!!!
いや、ほんと、びっくりですよね。
最近の子ってこんな感じなんですかね?
意識が高いって言うよりは、我が家がエリートと真逆。ボン&ビーのせいで、不安が増幅しているらしいです。
友達作り、確かに一番大切ですね!!
hanaも、入学式が待ち遠しいと言っています。
そっか、お友達や先輩達に出会ってから、自分がどうやって動くか、方向性みたいなのが見えてくるんですかね。
ってゆーか、完全にそれが正解ですね!
素晴らしい仲間と、楽しい高校生活を送って欲しい。
親としての一番の願いです。
一応、ママ子は裏のほうで「mezaseto-daiドットコム」の活動をコソコソと続けておりますけれども(;^_^A