受験勉強のやる気が出ない時の対策

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中学受験勉強のやる気が起こらない時、みんなどうしてる?我が家の試行錯誤を記録しています。
※「序」はご挨拶文(駄文)です。お急ぎの方はスルーしてくださいませ。

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序:トイレで思い出し怒りをする毒親

ジャー。(水の流れる音)

ママ子:「んもー!床に物置かないでって言ってるでしょ!アンタたちっ!いい加減に片づけなさいよ!!」

寝起きの家族を前にして、ママ子の怒鳴り声が響き渡る。

hana:「・・・ママ、せめてズボン上げてから怒りなよ。そんな姿で怒られても説得力ないよ・・・」

え・・?

下を見ると、膝まで下りたデロデロのパジャマズボンが。トイレとリビングが目と鼻の先というこの狭小住宅では、このスタイルでトイレから出て来て雷を落とすという、ママ子の「大便中思い出し怒り」みたいなのは定番である。

おほほ。めんごめんご。

・・・

「家族の中で一番だらしの無い存在だよな」

「ここまで自分の事棚に上げて怒るのはハラスメント。子供の成長に極めて悪影響だと思います」

「汚いな。ちゃんと拭いて手洗って出て来たんだろうな。」

・・・

ちゃんと拭いて手洗うんだけどね。

毎回、着替えよっかな、後にしようかな、って思いながらトイレ出ると、何故かパンツだけ上げてズボンだけ残しちゃうんだよね。

アッハ。

勉強の「やる気」が無いという、絶望的な状態。

勉強が遅れているのに、「やる気」が出ない小学6年生hana。真面目で頑張り屋さんの女の子。

実は、やらなくちゃならないのを分かっているのに、別の事に夢中になって勉強から逃げている状況なのだ。

学校でのイラストの公募に「最後の学年だから応募する!」って張り切って、一日中没頭したりとか。

ママ子の方も、「そんなことしちゃダメでしょ!勉強しなさい!」なんてとても言えない状況なんだよ。だって、最高学年だしさ。小学校生活最後だと思うと、やっぱり頑張っている姿は応援したくなるしさ。

でも・・・

どんどん勉強遅れてるからな?またスケジュール修正すんぞ。

原因を突き止めたらどうにかなるモンかしら・・・

《勉強のやる気が起きない要因を考えてみる》

  1. お友達関係絶不調
  2. 学校イベントに全力投球
  3. そろばんに落ちて燃え尽き症候群
  4. 難しすぎる勉強が嫌になってきた
  5. 「なんなら地元の中学でも良いか」の放棄傾向
  6. 「あたしなんて無理だよ」の、自己否定

こんなところだろうか。

ママ子は、急いでそろばんに落ちた後のスケジュールを組みなおしたのだが、次回は絶対に落ちる事ができないという厳しい状況の中、二か月もガッツリ両立するのも・・・正直キツイんだよね。

ずぅーっと、本人のモチベーションもガクンと下がってしまっているしね。

このままでは、ズルズルと取り返しのつかないところまで行ってしまう・・・

ダメ。そんなの。

あんなに志望校に行きたいって、目を輝かせて言ってたじゃないか。自信無くす気持ちもわかるけど、やっぱり最後まで頑張って、頑張って、諦めないで欲しいよ。後悔して欲しくないよ。

中学受験の9割を占める親の役割。そう言われているけども、

ママ子一家の場合は、5割ぐらいしか占めてないだろうな。本人の頑張りでここまで来た。ママ子、サポートしようとしながらいつも邪魔して。

でも、それを乗り越えて来たのは、他でもない、hanaなのだ。

ママ子のバカなサポートに翻弄されながらも、諦めないでひたむきに続けて来たのは、他でもない、hanaなのだ。

だから・・・今回も・・・

勉強のやる気が出るように対策を練りましょう

①まず最初に取った行動は、hanaを元気にしてあげようと言うもの。ママ子とパパ男が相談して、元気の無いhanaを笑顔にする、「北風と太陽」のおひさまになろうとしたの。

実は、hanaは、ミュージカル大好き。数年前、義母さまの計らいにより、劇団四季のミュージカルをたった一度だけ見た事のあるhana。ボックス席で家族で見たミュージカルが、最高の思い出になったのだ。主役と握手できたあの衝撃が。

そこで、英語の勉強にもなるだろうと、海外版のミュージカルのDVDを購入。電気店のポイントで購入なので、一応資金ゼロ。

夜ご飯の時に、20分など、時間を決めて数回に分けて見る事にした。

結果は・・・

最初は喜んでいたhanaであるが、歌とダンスをして楽しそうであるが、

hana:「やっぱり劇団四季のほうがいいな、日本語だし」

と、逆に寂しそうな顔をしたりして・・・

若干失敗の傾向にあるが、このDVDは、ママ子の英語勉強にも使えるという事で、いいのいいの。ね。次いこ、次。

②読書を解禁しよう

これも、hanaが喜ぶだろうと思って出した提案である。実は小説が大好きで遅くまで本を読んでいるhanaに、

ママ子:「今年だけは新書や時事問題系の本を中心に読んで欲しいんだ」

と、提案してみた事がある。小学6年生に入る前だったと思う。5年生の冬だったかな。

それ以来、hanaは小説を読む事をセーブし始めた。もちろん、本を読む時間なんてほとんど作る事ができなかったのに、その時間も無くなるんだから、ほとんど本を読まなくなってしまった。

そして、新書なんて数冊我慢して読んでいたが、やはり話題についていけない&つまらない(理解できない)ので、読むのをやめてしまった。

そんな受験で何もかも制限したママ子達、悪かったよね。っつって、これもパパ男と会議した結果、

「ちょっと、小説解禁してみよっか」

って、本を購入して与えてみたのだ。

今をときめく、住野よる先生の本。

知ってますか?「かくしごと」

これこれ。これね。

『か「」く「」し「」ご「」と「』

ワオ、正確に書くとめんどくさかったけど!(笑)

これまた頂いた図書カードで購入。

なんでこれにしたかって言うと、ママ子が読みたかったから。

えへへ。

これを、おそるおそるhanaに与えてみたら・・・

hana:「あー!この人知ってる!」

知っている先生の本で良かったッス。今を輝くベストセラー作家先生だもんね。

hana:「ねえ、いいの?これ読んでいいの??」

パパ男:「勉強に差し支えないようにしなよ」

ママ子:「ちょっと、読み終わったらすぐよこしてね」

hana:「わーい!ありがとう」

と、その時は喜んだのだ。この笑顔が欲しいんだよね。あたしたち親っつーのは、本当にね。バカだねえ。

晩ご飯後に与え、勉強の休憩時間に読む・・

布団に入った後にも読み続け・・・

ママ子達が寝た後も電気スタンドを使い、夢中になって読んで読んで・・・

結局一晩で読み終えてしまった。

よっぽど面白かったらしい。

次の日、遅く起きてくると思ったhanaは、早く目覚め、また本を手に取る。

hana:「ママ、この本、すっごく良かった!まだこの世界にいたいから、ママに回すの、もう少しだけ待ってて!」

ママ子:「あはは、そっかあ、良かったねえ。いいよ、好きなだけ読みなよ」

ママ子も、ここまでハマって喜んでくれるともう、嬉しいよね。やっぱりね。

ん?え?

何の話してたんだっけ??

小説与えて満足してる場合じゃねーよ!!

勉強だろ?

勉強のやる気を引き出すのが目的だぞ!

ちびまる子ちゃんの「友蔵」みたいに遠い目して笑ってる場合じゃねーぞ!

そうだった・・・

良かったーーーとか、言ってる場合じゃないからね。

パパ男は、友蔵になりっぱなしで、次に文庫本の

「君の膵臓をたべたい」

を買って来て、hanaに渡している。

hana:「わーい!嬉しい!パパだーいすき(はぁと」

パパ男:「良かった良かった。読みなさい(得意げ 」

ズドーン・・・

お・・・おま・・・

どうすんだよ。寝不足だぞ?その時間、少しでも問題集進められんぞ??

そんな気持ちもよぎるんだけど、なんだかな。こういう時って少し息抜きさせてやりたい。スポンジみたいに文章を吸収しているhanaを、もう少しだけ見ていたくなる気持ちは、私もわかるから。

極めつけ。勉強のやる気を引き出す方法

ちょっと飛びましたが、やる気出る試行錯誤のその③いきます。

③ おえかき

そう、「おえかき」。

こうなったら、理科に出てくる植物や生物、身体などの図を全部書いていこうって話。お絵かきである。

何がどうなってんだか、図を書く事を今までやって来なかったので、ここは「お絵かきタイム」としてパパ男と時間を作ってお絵かき風に楽しもうって事だ。15分間。時間を決めて、図を書いて、名称や意味なども書き込む。

こうやって、やみくもに問題集をやる日々から解放してやることにしたのだ。

このやり方は、そうとう楽しそうだったので、続けてあげられるかな。

まだまだhanaには、勉強に打ち込めるような「やる気」は見えない。でも、ママ子やパパ男が必死こいてhanaにやる気を取り戻してもらえるように頑張っている事は、伝わっているようで、とても楽しそうに本を読んだり、歌ったり、図を書いたりしている。

しばらくはこの調子で頑張ってみよう。

もはや、受検勉強ではなく、フツーの「お勉強」になってるんだけども、それでもいい。

将来、hanaにとって血となり肉となってくれるのであれば、できる事なんでもやっていってあげたい。

コメント

  1. yocchi より:

    小学校は大事ですよね。英語は受験後でいいと思いますが NHKラジオ基礎英語1を15分聴くのはいいと思います。
     そろばんの試験を2回受けるお金と時間と労力を 普通の模試にあててはいかかでしょうか?
    有料模試を受けないのは 「毎日 お母さんとテニスの練習をしているけれど、練習試合や試合の経験はない。」のに似ていると思います。
     試合の経験(小6の有料模試、本気の模試)が子供に 「こんなに多くの同学年が受験を目指して頑張っているんだ。」と気づかせてくれるでしょう。
    試験会場に多くの本気の子供が集まるのを目にする経験、
    休み時間にトイレに行ったり 水分補給をしたりするのも、子供には必要な経験と思います。
    子供が模試を受けている間 保護者向けの説明会をやってくれるような模試に参加すれば、
    お母様にもいろいろ参考になることがあると思います。

    • mamako より:

      ・yocchi 様

      いつもアドバイスありがとうございます~!

      実はもう、有料模試は申し込んでいるんです。
      まさかそろばんの試験落ちるとは、思っていなかったので(;^_^A
      諸々事情があり、模試関係の事は記事に書く事は少なくなってしまうかもしれませんが、少しずつ本人にも「練習試合」をさせ、本番に臨めればと思っています。

      ありがとうございます!
      私も中1の時、ラジオの基礎英語聞いていました!
      目覚まし代わりに(笑)
      寝ぼけながら聞いていたのですが、意外と効果あり、当時の英語の弁論大会に出る事ができたのも、これのおかげかもしれないです。