ちゃんとした大人になりたい。
「今更、絶望的な問題に向かい合って何やってるんだ?」
「完璧な人間なんて一人もいないじゃないですか」
「『苦悩』が全然合わない人間っているのな。」
ママ子は、ご存知のとおり、劣等感だらけの人間である。小さい頃から嘘つきだったので、
→ 父親の存在。
どこかで嘘ついてる自分が存在していて、虚言なのか本気なのか、自分でもわからなくなるほどの事も、多々ある。
よく、モテ系女子が、思わせぶりな態度を取った後に、
「その時は本気だったんだよっ!」
などと言うそうであるが、ママ子もその、セッティングは全然違う状況でも(←当たり前かwww)、発言した時は本当にその虚構の世界に入り込んでしまって、真実感ハンパない熱量で、そのパッションで、みるみる嘘が口から飛び出る事もある。
楽しい嘘はいい。どうでもいい嘘は、みんなどうでもいいと思っているので、気にしない。
ただ・・・
本当の自分がチラチラと自分の中から顔を出してきている時は、非常に苦しくなる時があるのだ。
嘘で作り上げている自分が「母親」でなければならない自分が、子供達にとって、誠実で愛情を絶えず注ぎ続けている「母親」でなければならない自分が・・・持ちこたえられなくなって、フラっと揺れ動いてしまうことがあるのだ。
それは、月に一度のホルモンバランス乱高下みいたな時期に顕著なのであるが、半年に一度くらいかな・・・
すんげー膨らんで、破裂しそうになったりするの。
「母親ぶっている」嘘つきな自分がたまらなく嫌になるし、ドロドロした、子育てをするのに邪魔な感情に飲み込まれそうになったりするのだ。
受験生を抱えているのに。
自分をコントロールするのに、これだけ苦労するなんて。
普段から、バカでだらしない自分を家族全員にひけらかし、迷惑をかけまくっているのに、それ以上に何をどうしたら「抑圧」などという言葉が出てくるのか。
「自分は我慢している!」
という主張をするには明らかにふてぶてしすぎる。
中学受験する予定がバレた後の親としての感情について。
hanaは、最近は特に自分が受検するという事を、秘密にしておいて欲しいようだ。
ママ子だって、こんな特攻隊ゼロ戦みたいな、そんな中学受験を、お友達に話すのも嫌である。
だが、どうしても話さなくてはならない事態になってしまい、一部の方々には、hanaの受検を話してしまった。
ママ子:「受験は本人がするものだから・・・」
そう口をついて出た言葉がまた、客観的を装うカッコつけママ子。本当は、毎晩必死でhanaの勉強の進捗状況が気になって仕方ないくせに。模試の結果に一喜一憂してるくせに。
落ちたらどうなるんだろう。周囲のママさんにどういう対応しよう。
こう思ってしまっている自分が許せない。hanaが精一杯やってダメだった時は、全力で頑張った事を褒めて、これからの未来に向けて、また新しく考えてあげれば良いのに。
「親の見栄」があれほど嫌だった少女時代だったのに、今度は自分が「見栄」について取り繕う言い訳を考えているという絶望的事実。
親としてわが子を精一杯愛すれば良いだけなのに、それを脅かすような感情が芽生えている事が許せない。
「自分はもう主役じゃない」から。
ママ子の人生は、もう、消化試合的な部分がある。
結婚してもらって、母親にならせてもらって、夢も希望も、全部自分以外のものにすり替わっているのだ。
わが子の夢を応援する。
わが子の未来のために頑張る。
家族を大事にする。
母親としての役割を果たす。
人生の主役は、もう、わが子達であって、ママ子はそれを応援して、愛して支えて・・・そういう存在なんだなあ。って。
幸せな事だろうけど、その陰でまたうごめく感情が漏れ出してくる時。
それが、『今』なのだ。
年に2,3回の事だから、このメンタルのヘルスをやり過ごしてしまうのだが、キョーレツな文章に出会ったり、「発言」だったり「ことば」に出会った時に、涙が止まらなくなる。
もはや、何でもいいから「泣かせて」みたいな。
「涙活」という活動があるとすれば、やはりメンタルのヘルスには非常に役に立つものなのだな、と、納得してしまう。
悔しくて泣ける。
ママ子は、走る事が好きだったりもする。
長距離は、ジワジワと自分を苦しめるのに最適なゲームなのだ。「死ね!死ね!苦しめ!苦しめ自分!!」そう思いながら走るのだ。自然と口元が緩むので、暗闇の中そんなことしながらドスドスと走るのは、非常に不振で通報される日もそう遠くはないだろうと思うと、滑稽な自分にまた笑える。
食事の時、七味唐辛子を山盛りかけて食べる。辛くて真っ赤になり、悶絶する自分。そして、(唐辛子の成分が胃を損傷しているだろうか・・・)と妄想するだけで、ほんの少し嬉しいような、変な優越感を感じているのである。
どちらも、何気ない日常でママ子がこっそりしている自虐行動である。「人生でいらない部分」と向き合える。ママ子がほんの少し「主役」でいられる瞬間なのである。
この年になっても「自分の人生の主役でありたい」などと思って、生きてしまっている事が恥ずかしくて仕方ないのだが、たぶん、この根底にある小さな小さな、少女時代の自分が、まだ消えずに涙を流しているのかもしれないと思うと、離れられない気がするのだ。
まだ、忘れられないのだ。
「自分をかわいそうだと思っている自分」
「消えてしまいたいと思っている自分」
そんなの、誰も理解できないに決まっているのに、それでもやっぱり、捨てきれないんだろうなと。
小説はいい。
ママ子を、違う世界に連れて行ってくれる。勉強のために本を読む事もあるだろう。だけど、ママ子は絶対に違う。本はママ子を助けてくれる友達である。
本だけは、ママ子の心の底を救ってくれる。本当に、どこかに押しやって閉じ込めてしまいたい自分を、いつのまにか連れて来てくれて、涙と一緒に思い出させてくれるのだ。
ママ子はまだ、自分の人生を諦めたくないのか。と、ふと思った。
母親として、家族の一員として支えていく事以外に、ママ子の人生は、その可能性を持っていたいのか、と。
子供達が巣立ったら、また、考えれば良い事なのだが、ふと、日々の生活がしんどくなると、こんなことを思ってしまうのだ。
いらない感情である。
メンタルのヘルスに、また、翻弄されてしまった。
「娘の受検勉強がうまくいかないから、余計現実逃避したくなったんだな」
「わかりやすいですよね」
「それで泣いてスッキリしてんだろ」
とりとめのない事を書いてしまって、すんませんでした。
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ママ子拝
コメント
ママ子さん。すっごくその気持ち、わかりますよ。
うちもそうだったもん。
基本、聞かれたら「都立だけね」って答えるようにはしていたけど、最後までクラブチームの保護者にはバレないように、って思っていました。
まあ、バレるけどね(笑)日曜の模試と朝練、重なるよね。
落ちた時のこと、すごく考えますよ。
受かったらかっこいいけど、落ちたら「まあ、記念だもんね」なんて言われるんだから。
ここで言いたい!
記念じゃねえ!ガチだ!ガチでやって落ちたんだ!ばか!
都立行く気まんまんだったから区立中の説明会行ってねえわ!
おかげで今、究極困ってるわ!わ~~~~ははははは!
ですよ(*^_^*)
チビと二人でよくこの話もしました。
2年半やってるんだから、記念じゃない。本気だもんね、って。
そして「第一志望に受からなかった子はみんな同じ」ってことも。
受検直前になると、きっとママ子さんも感じると思います。
こいつ今、すっごいことしてるな~、って。
適正検査当日、学校の昇降口に吸いこまれていく娘を見て、涙止まんないと思いますよ(*^_^*)
今はまだ、「落ちたらかっこ悪い」とか「どう説明しよう」とか「強がりに見えるんだろうな」とか思っていいんです。
当たり前だもん。
真剣にやっていればやっているほど、それは強く思うもんじゃないか、と私は思います。
実際に、チビが不合格になり、他の保護者にも「どうだった?」って聞かた時に強がろうとしたけどダメでした(笑)
「すっごくがんばったんだけど、届かなかったよ」と、泣きながらの報告ですよ。
強がる必要はなかったんだな、って思うし、不合格でも恥ずかしくなかった。
あの子があんなにがんばったのに、不合格が恥ずかしいって思うこっちが恥ずかしいって、思ったから。
だからママ子さん、今 ママ子さんの頭の中をグルグルしている思いは、大切なものだと思います(^.^)
Z会の都立中なんとか説明会(無料)に参加した際に、講師がこう言っていました。
「都立中は、合否の結果が出てからが大事です」
本当にそれは今、言ったとおりだな、って思っています。
・チビの母さま
ほんっとにありがとうございます・・・・
昨日、夕飯支度前にコメントを読ませて頂いたんですが、涙腺が緩んでいるところにまた、ドバーっと号泣してしまいまして・・・
子供達は「ママ、なんで泣いてんの?」って「どうしちゃったの??}ってね、笑いながら呆れてたんですけどね。
普段から、「朝ドラ」とか、子育てモノとかで、すぐ泣くママ子なので、子供達には全然心配されてませんでしたよ(;^_^A
言葉が出なくて、なんて言っていいかわからずお返事考えていたんですが、やっぱり今日もまとまらず、自分の頭の悪さを本当に情けなく思っています。感謝の気持ちが溢れて溢れて、書いててまた涙があふれるという、バカのサイクル。BCですね。
私も、地元の公立中の説明会、行けるかなあ。
行けないかもしれないなあ。
本気度、チビちゃんほどきちんとしたものじゃないと思うんですが、我が家も本気だからこそ、地元の中学校に行くのを想像できないというか・・・ね。
昇降口のくだりは、もう、想像したらすぐ涙出てくる、パブロフ反応が顕著ですよ。
昇降口→涙
学校公開で思い出して泣いてまた子供に呆れられそうです(;’∀’)
更年期に片足突ッ込んでるんで、ホルモンとメンタルのヘルスのコントロールが難しいお年頃です。
とりとめのない愚痴ブログに、元気をくださって、ありがとうございます!頑張ります!
こんにちは。
うちも結構な毒親でしたが、まあ仕方ないです。
あるお母さんに会って「こんな人がお母さんならどんなに自分の人生はよかっただろう」と思ったことがあります。経済的な余裕があって、教養があって、上品で、何よりも優しくて。
ところがこの家の子供たちは2人とも不登校から引きこもりでした。難しいですね。
姫野カオルコ『謎の毒親』お勧めいたします。
それから前のエントリーでやはり塾のことを気にされていましたが、塾で効果があるお子さんは1割くらいですよ。悩むことはないです。「ここのお月謝を貯金されるか、おいしいものを食べられれば良いのに」とおもうことしばしばです。
・junkoさま
ありがとうございます。
確かに、私も東大までストレースで育ったお嬢様が「うつ」になってしまったと言うのを聞いたことがあります。世の中、本当に色々な方がいらっしゃるのですよね。外目には見えない所で、つらい思いをしている人も多いのでしょうね。
姫野カオルコの『謎の毒親』ですか!
タイトルがまさに、ママ子向けですね。存じ上げていなかったので、調べてみました。
ブックレビューを見たら、今すぐにでも読みたくなりました。
実体験をもとにして書かれているのですね。
楽しみです。
また「お塾さま」へのコンプレックスが出てしまいまして、すみません(;^_^A
塾の効果があるお子さんって一割くらいなんですか?!
そう思えると、もう少し、同じ土俵に立てるように頑張ってみたい、って思えますね。
お月謝は払えないけれど、一年に一度、奮発した手巻き寿司の材料だったら買ってあげられるかな(笑)ありがとうございます
こんにちは(^.^)
うちも、周りには受験のことは言わないようにしていますが、6年にもなればそうもいかない状況も出てきますよね。オープンスクールでばったりとか。。やっぱり子供同士でもあからさまな子もいれば、触れちゃいけないんだな的な空気を感じたりもしてるようです。
どんな結果になっても支えてやれるように強くなきゃならないのに、自分が親になってみて、
大人ってこんなん??もっと完璧なんじゃ??なんでこんな不器用?私ってヘンなんじゃ⁉
どこかで、ずっと思ってた気がします。ママ子さんの正直なカミングアウトにいつも救われます。
この前、何かの番組で「白線流し」のVTRが流れたんですね。びっくりするくらい涙が溢れて止まらなくなって…その時私も気づいたんです。
自分の中に、学生時代の叶えてあげられなかった、消化しきれなかった思いがたくさん生きているんだ。あの頃と同じ形では無理でも、何かの形で成就させてあげないと私かわいそうだなと。
子供が巣立って、また主役に戻った自分も、そろそろ想像してみます。その前に受験結果の後のことだな(>.<)
・エリさま
そうですよね~!
親になってみると、まさに「大人ってこんなもん?!」ですよね!!
なんて不確かで危ういんだろう、って、自分の事をいつもそう思います。
私なんかのカミングアウトを、そんな風にとらえて下さるだなんて、本当に嬉しいです。
そして、少しでも心の奥底で共感できる部分をもってもらえたのだったら、私も救われます。
「白線流し」懐かしいですねー!!
私も泣いちゃいそう・・・もう一度、見てみたくなりました。
そうですよね。
何か別の形でもいいから、少女時代の自分、あの頃の自分を昇華させてあげたいですよね。
そっかあ・・・
でも、その前に受検ですね。
一気にきた・・・この・・・なんつーかね。現実見なきゃ(笑)
受験勉強中に急にアルバム見だしちゃって、気が付いたら朝だった、みたいなね(;’∀’)