入試も迫り、日々勉強を頑張っているうちの受験生・hanaに、
まさかの恋愛沙汰が発覚。
う、うそでしょ? ママ子、狼狽。すごくショックだったの。
その続編として、今回は、ウワサの男子Ⅿ君が、我が家に来訪するという、
絶体絶命の大ピンチに襲われたママ子!
ママ子 vs ウワサの男子
そして、「恋愛関係でお付き合いしているのかどうか」の真偽についても、綴っています。
恋愛事情・・・発端は、小6の12月。
小6の冬。
受験生、追い込みの時。
そんな時にかかってきた一本の電話。
問いただしても何しても、hanaは知らぬ存ぜぬ。
だけど、現実は、周囲から見てラブラブとの情報。
どっちを信じて良いやら、ママ子は非常に悩んだし、
今までのこの受検勉強がhanaにとってストレスになっているのだとしたら、
辞めて自由にしてやりたいって、本気で思った。
親に内緒で付き合うよりも、堂々とそうやって青春を謳歌してほしいと。
悲しいけれど、ママ子はそう思っていたのだ。
何度聞いても、hanaは、
hana:「そんなはずないよ、違うよ」
の一点張りだから、ママ子はそれ以上聞く事を諦めたのだ。
なにも、恋愛が悪いわけではないのだ。
実際問題、ラブラブな関係で中学受験して、難関私立中学に受かっている女の子もクラスにいるしね。蓋を開けてみれば、結局は恋愛と受験がどうこうって、本人次第だよなあ。
あーあ、なんだか切ないなあ、って、当時を振り返って・・・思う。
神経質に隠し事をしているhana。
何かを隠している事は、明らかだった。
もしかしたら中学受験生なのに、恋愛してしまっている自分を、親に見せたくないと思っているのかもしれない。
ママ子は、寂しいながらも諦めていて
「hanaの事だから、何か悪い事をしているわけではないだろうし、
静観しておこう」
という態度を取る事にしていた。
ママ子に知られたら、大騒ぎしてからかわれて、面倒な事になるという、わかりやすい予測を立てたうえで、ママ子に隠しているんだろうな。
うるさい親である。当然だな。
思春期なんだから、親に隠し事するぐらい、あるあるだよね。
自分に言い聞かせながら、我慢する日々が続いた。
突然すぎ!!ウワサの男子が我が家に来た!!
そんなある日の放課後である。
hanaは入試直前。
学校を休んで必死に追い込み勉強をしていると・・・
ピンポーン!っつって。
インターホンのモニターに・・・・
噂の男子、Ⅿくんが・・・
モニターにアンタ・・・イケメンがアンタ・・・
ママ子もびっくりだよね。
マジでアポなし訪問はキツイって!!
ほぼすっぴんみたいな顔でアンタ・・・
ママ子:「ちょ!!!hana!!アンタ、ちょっと、来てる来てる!!!アンタチョット!!」
ママ子、狼狽とトランス状態とで、大騒ぎ
(家が狭くてうす壁なので、こっちの狼狽が外に丸聞こえ)
hana:「え、ヤダ、私。こんなパジャマでやだ・・・ママ出て!」
ママ子、とにかくインターホンで応答。
ママ子:「や、ヤ・・・ハーイ!こんにちは~!ちょっと待ってね!」
なんだかもう、慌てた感がバレバレな様子で。
どうやら、プリント類を届けに来てくれたみたい。
クラスの男子がもう一人来てくれている。
hanaは、洗濯物が乾かず、変なパジャマを着ているという理由で、出て来ない。
ママ子一人でそのイケメン男子の対応に追われることになる。
娘の恋のお相手男子 vs ママ子
いやあ、それにしても、6年生男子、背が高いね、アンタ。
大きくなったよね。
低学年の頃とは、全然違う。
久しぶりに会ったらもう、声は変わってるわ、身長高いわで、本当にもう感慨深いよね。
そしてまた、すんげー良い子!!
クラスで受験組がみーんな休みだから、とっても寂しいということ。
「頑張ってるんだね」と、みんな応援しているという気持ちを伝えに来てくれたこと。
本当に、hanaにはもったいない男子なんだけど・・・
しばらく立ち話して・・・さすがにずぅーっとこのバカおばさんがお相手じゃ、可哀想すぎる。
hanaが着替えて出て来てくれる事を祈ったんだけど、
ぜーんぜん出てこない。
Ⅿ君も、なんだかhanaのこと待っててくれてるみたいで、
ひたすらママ子に色々と話をしてくれている・・・
なのに、hanaは、出てこない。クッソー、hanaめ!!!あとで見てなさいよ!!
ママ子:「ほーんと、ごめんねぇ・・・hana、恥ずかしいんだって。これ、食べて~!本当にどうもありがとうね。ほんとごめん!!」
もう、Ⅿ君たちに、ありがとうとごめんなさいと。
緊張でアンタ、ママ子ったら小学校男子相手にアンタ、顔真っ赤にして。
Ⅿ君達は、名残惜しそうにして帰って行った。
男女の関係、お付き合いの真偽
この事件で判明したんだが、どうやらhanaとⅯ君は、お付き合いしていないらしいのだ。
今回の恥ずかしがり方で、hanaは、確実にⅯ君の事を好きなんだろう、
って事はわかったんだけど・・・
Ⅿ君のほうも、我が家はケータイやスマホなど持たせてないから、hanaと連絡も取れない。
家の電話にも、一度も電話がかかってきたことが無いし・・・
そう考えると、「お付き合いしている」という事実は無いような気がする・・・
どうやら、噂だけが先行しているようだった。
淡い初恋のような、本当に純粋なものなんじゃないかな、って思った。
お互いをただ、思い合っているような・・・そんな状況なんだろうな。
「お付き合い」とか言うと、大人の方は、色々妄想が駆け巡ってしまって、心配しちゃうけど、もっとピュアなものだったんじゃないかな、って思った。
Ⅿ君、ものすごく良い子だし・・・
少し、安心したんだよ
受験生も、恋をする!明るい中学校生活を!
地元の中学には、Ⅿ君も進学する。
中学校になったらこの二人の恋は少し進展したりするんだろうか。
自然消滅するんだろうか。
もうさ、親が介入することなんてないだろうけど。
ようやく、病み上がりで思う事は、
hanaは、地元の中学校に進学することが、きっと良い結果だったんだ、ということ。
もう、誰がなんと言おうと、そう考える事が一番良いということ。
hanaは、地元の中学校で、部活に恋に勉強に、幸せな中学校生活を送るんだ。
hanaの幸せが、ママ子の幸せ。
hanaが笑顔で学校に通えるように、これからもサポートしていくつもりだよ。
きっと大丈夫。素晴らしい仲間がたくさんいる。新しい出会いがたくさんあるからね。
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