祝!ご入学。劣等感だらけの高校生活スタート(←親子で)

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エリート高校に入学し、ウッハウハのダッハダハ!だと思ってる???
あのね、ほんとに「場違い感」ハンパない。
入学した途端に劣等感に苛まれることになった、貧乏一家の近況を、綴ります。

※「序」はご挨拶文(駄文)です。お急ぎの方はスル―してくださいませ。

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序:貧乏人のつぶやき・・・夫のカナシイ独り言

あのさ、最近では夫婦でお出かけしたり、のんびりと同じ時間を過ごすことって、少なくなってる。

ママ子とパパ男の休みが合わないわけでもなく、「外出=ムダ金かかる」っつー方程式があるので、別行動。

パパ男は、去年のhanaの塾代の損失と、現在の次女nanaの塾代を工面するために、お金をかき集めるのに必死なので、休日も仕事関係や株の情報収集に必死。
ママ子は、溜め込んだ仕事(ほぼ金にならない雑用)をこなす。

シーン・・・とした部屋で、一人、作業を進めるパパ男が

パパ男:「あーあ…両手にあり余るほどの金が欲しい…

と、つぶやいた・・・
!!!
完全に心の声がダダ漏れしてる・・・

ごめん。

hanaの、塾代のダメージが、今も尾を引いていることに加え、次女nanaも、同じように通塾させることにした。もちろん、nanaの意向を汲んでのことだが、ママ子が、無理やり、いや、強引に、当たり前のように、そういう方向に持って行ったのだ。

貧乏な我が家には、通塾はムリすぎるほど無理ゲーなのに。
同じような3年間を、またパパ男に負担をかけながら、どうにかこうにか、やり過ごしていかなければならないなんて。

どうしよう。

申し訳ない気持ちになる。

あーあ
あたしと結婚しなきゃ、そんな思いしなきゃよかったのにね。。

ばあちゃんになっても、可愛いと思って。」(by.デブス専パパ男)

という短絡的な理由で一生を添い遂げようと決断するって、本当に浅はかだし、バカだと思う。

結婚って、やっぱ勢いでやるもんじゃないよね。

アンチ1
アンチ1

パパ男の人生の汚点は、ママ子と結婚したことだな

アンチ2
アンチ2

結婚を決める時は、経済力を考慮すべきです。おかげさまで高給の共働きですので、安泰な老後が過ごせそうです

アンチ3
アンチ3

離婚だな。パパ男の最後の選択肢は、離婚だけだ。若い美人に乗り換えろ!!

ちょっとーー!!アンタ達、ノリノリで家庭を壊す方向で盛り上がらないでよーー!!
愛する娘達を捨ててパパ男が若い美人と駆け落ちするわけないじゃんよ!!(←すっげー不安)

あーもう、ヤダヤダ。
気を取り直して、今日もドスっと元気にいってみるよ!!
今回は、第一志望のエリート高校に合格した長女hana。
入学早々、貧富の差・格差社会をバッチバチに感じております
新生活とともに、近況を綴りました。

祝!ご入学。エリートママさん達に、怖気づく貧乏人

そりゃあもう。ガチで緊張だった。

入学式。
ママ子と同じエリート高校ですれ違っているかもしれない、エリートママ様。
はじめまして。
下品なアホ面でムチムチの服でオロオロしているオバサン、見かけませんでしたか?
それ、完全にママ子です。
もうさ、緊張しすぎてイケメン探しとか忘れてっからね。

あー、マジでマズった。服装でボン&ビーをお示ししちゃったよね。

ボロい3年前に買ったGUの服と安物のコートとか、ママ子にとっては一張羅(いっちょうら)だったんだけどさ。ヘアメイク張り切ったら、余計ダサいチープ感丸出しになっちゃって。

もうオシャレな服レンタルしちゃう方が正解。

ファッションレンタルなら「エアクロ」

それに引き換え、ママ子以外の保護者の皆さまのエリートレベルっつったらアンタ…
ハイクオリティだったよ。
もうね、雰囲気だけでわかっちゃう。
エリートの奥様ってことが、漏れちゃってる。
ダダ漏れしちゃってるゥ…

エリートママさんとのコミュニケーションが取れず、撃沈。

ママ子の貧乏臭さと下品さが悪目立ちしちゃって、
この、突撃インタビューを売りにしてるママ子がだよ?

保護者の皆さまに突撃の「と」の字もできなかったってば!!

怖気づいた。こんな貧乏人が、話しかけたら、娘のhanaまで嫌われてしまうだろうか。

万が一、仲良くなった後、うちが貧乏だとバレたら、嫌われてしまうだろうか。

エリートママさんの壁は、厚い。
ママ子、声かけられなかった・・・
その場にいる保護者の方々、たった一人とも話ができなかった・・・

談笑する素敵なエリートママさん達を横目に、そそくさと下品な顔と足取りで退散。

爪痕ひとつ、残す事ができなかった・・・(←お笑い芸人かよw)

ママ子みたいな貧乏人は、このエリート校の中にはいないよなあ。

この中で、うちが一番、貧乏かなぁ・・・

そんな風に、思った。
すっげー人数のエリートママさん達を見ながら、厚い壁を感じた。
途方もない、格差を感じたんだ。

エリートな生徒との格差・特徴

まず、我が家のhanaが、入学してから感じたエリート校の生徒の特長3つ。

親が大企業・海外系・医者・弁護士・・・その他の士業。若しくは文句無しの高学歴。

教養がありすぎる同級生(多言語・バレエ・ピアノ・バイオリン・チェロ・ゴルフ等・・・多彩なご趣味)

・子ども自身が、「金持ち」をひけらかすことのない、申し分のない人格者

ママ子の進学校の生徒の特長

上記は、生徒の皆さんが、「エリート」をひけらかしたわけではなく、もうね、漏れちゃってるんだって。自己紹介やら会話やらで、海外在住だの、バイオリン10年だの、漏れて来ちゃうんだと。

hanaは、「この人も・・・」「この人も・・・」と、
同級生のエリートレベルを目の当たりにし、疎外感だったり、劣等感を感じて居るようだった。

エリート校は、全員が個性的+良い子&真面目な子。

あのね、やっぱ、、頭が良いだけじゃなく、個性的な子が多いんだって。

みーーーんな、個性的で、そして、みーーんな、良い子なんだって。

1つの事を決めるにも、全員が良い子で真面目なので、スムーズに決まるんだと。
LINEを駆使して、すっげー勢いで進んで行くんだと。

そして、どんどん、どんどん、ハイクオリティな仕上がりになっていくんだと。

取り残される」という、感覚が、焦燥感につながって、hanaは、キツイと感じて居る。

hanaは、天然ボケのキャラを封印し、必死にみんなの役に立つことはないか、考えている

劣等感に負けそうな我が子に対して…バカ親、全力の激励

とにかく「こんなスゴイ人の中に入っちゃって、どうしよう」という不安が大きく膨らんだ、長女hana。

hana:「ママ・・・みんな本当にスゴイんだよ。何でもできるし、教養があるんだよ。頭が良いだけじゃないの。凄すぎる人ばかりだよ。あたし、ヤバいよ。何もない。あたしには何もないよ・・・

不安な気持ちを抱えきれず、ママ子にそう吐露した。

我が子に愛と自信を注入!「自分だけのストーリーを作れ!」

だぁあああッ!!

そんなのわかってる。
身分の差、貧富の差なんて、この学校に入学するってわかった時点で、知ってたじゃないのよ。

ママ子は全力で励ました。

ママ子:「ねぇ、hana。ごめんね。こんなに貧乏な家で育って、教養も無くて、本当にごめん。でもさ、これからの事を考えようよ。アンタは引け目を感じる事はない。アンタもあの学校の生徒の一員でいることは変わりが無いんだ。悔しい思いをして、死ぬほど努力して、そのエリートの人達の中にいるんだから。」

 参考記事 ⇒奇跡は起こらなかった。実録!不合格の受け止め方。

ママ子は、自分に言い聞かせた。

ああ、そうだ。
ママ子だって、バカで貧乏だけど、3年間、保護者として、やっていかなくてはならないんだ。
できれば、一人くらい、素敵なエリートママさんとお友達になってみたい。一緒に頑張ろうよ、hana。

大学入試で、就職で、現代社会で大事なのは、他人と違う物語を持つことだ。「ストーリー」なのだ。唯一無二の、魅力的なストーリーを掲げて、社会貢献していけるようになれば良いのだ。

大勢の金持ちと違う点といったら、うちが貧乏な事だ。
貧乏ってだけで、この学校で、10人に一人、いや、50人に一人の逸材になれるかもしんない。
マル貧の勲章ゲット。
その他に、さらに50人に一人、100人に一人になるような特徴を育てて行けばいい。

あ、ほら、「ウザイ毒親に育てられた」という勲章もゲットしたら、また物語が生まれる。
そうやって、自分の「人生のストーリー」に組み込んで、逞しく生きていくしかない。

ママ子:「ここから、自分のチカラになるものを作るんだ。受験のためじゃなく、本当に心から面白いと思う事に出会うんだ。他人と比べるんじゃなく、自分の中に、自分だけの宝物を、見つけるんだよ。それを、探すんだよ。」

ママ子:「アンタは大丈夫。絶対に大丈夫だから。ママ、いつだって全力で、アンタが恥ずかしくないように、お友達のレベルに見劣りしないように、どうにか頑張るから。ついて行こうよ!!できることは何でもやるから。アンタはあたしたちの、自慢の娘だよ。自信もちな!!」

hanaを、抱きしめた。

ママ子は、hanaが何歳になっても、hanaを、ギュッと抱きしめる。
愛する娘だ。可愛いカワイイ、自慢の娘だよ。

ママ子の人生をかけて、この子を育てている。
お願い。貧乏だからって、アンタが引け目を感じる事なんて、しないで。

頑張るから。ママ子も、頑張るから。

重いかもしれないけれど、ママ子は、アンタ達が、死ぬほど大事だ。
アンタ達の為なら、なんだってできる。
20歳までは、ウザイ親でいさせて欲しい。
もちろん、20歳過ぎて頼ってくれても嬉しいけどさ。

しばらくすると、hanaは

hana:「ママ、ありがと。そうだよね。ここから、頑張れば良いんだよね。」

いつもの、ふんわりした笑顔を見せた。

高校受験を終えた娘へ。母親の、願い。

もう・・・大丈夫みたいだ。

そして、最後に、ママ子は、心から願っている事を伝えた。

ママ子:「そうだよ。それより何より、アンタはまず、全力で学校生活を楽しみなさい!!変な劣等感じゃなくて、とにかく、素敵な友達と出会ったんだから、その幸せを噛みしめな!」

hana:「うん。そうだね。みんな良い人ばっかりだもんね。」

ようやく、元気になってくれたようだった。

もう、勉強がビリでも何でも、いいや。

いったん、mezaseto-daiは、お休みにして。

アンタは、自分を癒してやる時間が必要だ
もう、頑張らなくて良い。

いったん、休もう。

心の底から、hanaには休養してほしかった。

エリート校で学ぶ事は、勉強だけじゃない。

勉強云々よりも、今は、とにかく、楽しいんだと。
hanaは言った。
だけど、すっげーハード。

色んなことが、ハード。
いや、日々ハードに感じて居るのは、hanaだけかもしれないが・・・

エリートの生徒の皆さんと、肩を並べて生きていくことは、すごくキツイことなのかもしれない。

だけど、そこで感じる、色んな思いや葛藤、劣等感も、全て、これからhanaが生きていくうえで必要なことなのだ。

全部、意味のあること。って考えるとすっげーコワイような。。

あー、若者って色々大変だよなぁ~。

なんて、ママ子、他人事みたいに呑気に思っちゃうけどさ。

いっぱい学んで、いっぱい楽しんで、青春して欲しい!
我が子にとって、幸せで楽しい三年間になりますように!!

ママ子の願いは、それだけだよ。

関連記事 ⇒ 貧乏と受験

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