貧乏人と、美容室。

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貧乏なママ子が高級美容室でトンデモ体験をした話です。すみません。
今日は、番外編です。

序:今日は番外編です!

ごめん、あのその。今日ちょっと違う角度から攻めてく。
っつーか、どうしても最近、世の中とのやり取りがうまくいかないの。
現実世界とのやりとり。

銀行の手続きで、二日もこねくり回されたり、
美容室で爆裂なカットされるし、全部ツイてないような気分になったりしてさ。

「なんでもかんでも人のせい。ああ、お前はそういうやつだ」

「オバタリアンって死後ですが、化石としてここに残っていますね」

「絶望的な長女の受験勉強からついに逃げたくなったんだろ」

もはや受験ブログじゃねーよ、って、自分でも思ってしまいました。
今日は、ママ子、高級美容室での大惨事を記録しています。

突然ですが、美容室は好きですか?

ママ子が若かった頃、田舎のこじんまりした、ちょっとオシャレな美容室が大好きであった。

美容師さんは、気さくで、こんなバカママ子の事、いつも
「来るの楽しみにしてた~!」風に出迎えてくれてさ。

笑いが止まらないくらいおしゃべりしてたの。
ママ子の『剛毛・多毛・破壊的くせ毛』の、ヘアの三重苦を熟知してくれてたので、すんげーやりやすかったの。

なんなら、他のスタッフとお客さん同志まで盛り上がっちゃったりして。

隣の会話に乗っかって
「ププッ、それ、笑っちゃいますね」
なんて、美容室全体で世間話とかする雰囲気ね。

楽しい美容室だったんだよ。本当に。大好きだったの、そこの美容室。いつも一番偉い人が切ってくれてたしなあ。安心感あった。

大都会東京に来てからは、美容室なんて年に一、二回、行ければ良いほう。
挙句の果てに、1000円カットにお世話になってた時もあった。

パパ男からの、サプライズなプレゼント

そんなママ子を不憫に思ったパパ男が、

パパ男:「ママ子ちゃん、せめて1000円カットじゃなく、美容室に行きなよ」

って、某有名サロンの割引券を調達してきてくれて、
その割引券で、美容室に行けるようになったわけなんだ。

いやもう、喜んだよ?最初は飛び上がって喜んだ!ありがとう!つって。手に手を取って。本当に嬉しかったんだ。

でもさ・・・

どうも、デカい美容室が苦手で・・・

まず、ママ子の剛毛・多毛・くせ毛のヘアの三重苦に対応できる美容師さんに出会えない。しかも、貧乏なので、カットだけでなんとかして欲しいという超迷惑なママ子の希望になんて、答えるのも嫌だろうなあ。

そんでさ、なんであんなに美容室高いの?

カットで6000円以上とかすんの?マジで?

しかも、エグゼクティブだのディレクターだのって、なんの業界なんだかランク分けしてて、ママ子は絶対に一番お安い「スタイリスト」で注文する事しかできないんだよ。

アンタ、美容にお金かけられるセレブとは違うんだよ。こんな安物しか身にまとってない汚いオバサンがアンタ。どうしたら良いのよ

しかも、持参した写真に絶句されるし。

ごめん、ママ子も、すげー迷ったの。
やっぱり、ヘアカットには、参考写真って必要なのかと思って。
選んだのよ。
ヘアカタログ見ながらね、あまり若すぎなくて、可愛すぎないやつね、
選ぼうと思って見てたんだけど、ねえ、思い出して。

「可愛い子だから似合ってんだぞ?その髪型」

みたいなとこ、あるっしょ。
でもね、選んでるとどうしてもね、可愛い子の髪型に憧れちゃうんだよ、40歳をとうに過ぎてるオバサンも、いつまでも乙女でいたい気持ち、ここにあったんだよな。

超本気の、写真選び。

しかも、

このカットで一年間もたせよう・・

って思ってるわけだから、こっちも必死だよね。
「一年間これでいくんだからな、後悔するんじゃないぞ。マジでちゃんと選べよ」

っつって、本当にもう血眼だよな。
一か月ぐらい悶々と選んで、やっとこさ見つけた写真だよ。これなら可愛すぎないだろ?なあ、これぐらいだったらやってくれるよな??オバサンが出しても引かれないよな??って

何度も自分でシミュレーションして、挙句の果てにパパ男に見せて

ママ子:「ねえ、これとこの写真、二枚見せようと思ってんの。ねえ、いいよね?ねえ、だめ?これ・・・」

パパ男:「ぐ・・・ダメとかじゃないけど、大丈夫じゃないの?顔はそのモデルじゃないんだからね、自分の顔に合うかどうかだからね。」

などと、呆れられながらダメ押しされるも、

ママ子、待ちきれず鼻息荒くしてパパ男の忠告を無視し、意を決して美容室に出陣。

指名するとキャバクラのように指名料など取られてはたまらないので、指名せず予約。

もうね、若いの。可愛い美容師さんが登場。男性とか女性とか、そんなこだわり無いよ。ママ子、この髪の毛をどうにかしてくれる人に出会えればもう、何もいらないから!出会いをください!この髪型何とかしてくれる美容師さんに!!!お願い、今度こそ!

美容師さんにカット見本の写真を見せたら・・・

若くて可愛い担当の美容師さんが

美容師さん:「う・・・なるほど・・・」

って絶句している。言葉が出ないようだ。

やっぱその写真のモデルさんじゃだめだったか!!

恥ずかしい、どうしよう。マジで困ってるよな。
苦し紛れに美容師さんからの一言

美容師さん:「無造作っていうか、自然な感じで。良いクセが出そうですね」

出た『無造作!!!』

この無造作に何度泣かされた事か・・・

って、そんなことすっかり忘れていた、アラフォー・ママ子。

「マジすか!今度こそ、ママ子のヘアの三重苦、救ってくれるんすか??」

って、もうノリノリになっちゃって。

調子に乗って質問。

ママ子:「あのー、オン眉にしたいんですが。おでこ狭いんです」

美容師さん:「ああ・・やめたほうがいいですね

ママ子:「前の方は、顔を少しでも小さく見せたいのでレイヤーみたいなやつ入れて欲しいんです」

美容師さん:「前髪切らずに、前髪で顔隠せるようにしましょう」

え?え?なになに?全部却下??

ママ子:「あのー、ちょっと濡れた感じのウエットヘアっていうんですか?ああいうの、憧れるんです」

美容師さん:「じゃあ、そういう感じで仕上げますね!」

おお!ここだけ採用された!!

カットの時間すげー短っ!!

スタイリング剤を付けない方が、美容師さんもやりやすいだろうとおもって、
いつも素の髪で外出なんて絶対にできなかったのに、
わざわざ髪の毛にワックスとかつけずに行ったのに、
やたらシャンプーして、移動多い。

え?カットの時間短くない?

そりゃそうだよな。結局

美容師さん:「長さも今のままあまり切らないでおきますよ。髪の毛結べる方がいいんですよね」

ママ子:「は、はい!結べないと爆発して大変なんです・・」

このやりとりが、ほとんど何も変えないぞ?
の確認だったと知ったのは、ずっと後の事である。

切った?これ、切った?

超短時間のカット終了で、またシャンプー台へGO!

でも、美容師さん、乾かしてる時も
髪を一生懸命ウェーブにしようとガンバってくれてる。

それ、家でできないッスけど、大丈夫ですかね?
毎日それやんないとダメっすかね??

美容師さん:「せっかく濡れてるんで、ここからスタイリングしますよ~」

いよいよウエット感を出してくれるんだね。
濡れたまんまで色々揉み込んでくれてますよ。
もちろん、ムースやジェルなどの宣伝も忘れない。
たけーよ。いや、高いッスよ。

ママ子、貧乏なんだからね、そんなセールス、無理ですってば。

笑顔で対応。こんな素晴らしいムースやジェルを使えば、この素敵なウエット感ある髪型がキープできるんスかね。

濡れてると、ママ子のボリューム感溢れる剛毛が、すごくしっとりとして、
成功してるようだった。

ママ子:「うわぁ、パーマかけたみたくなりましたね!濡れてる感じも嬉しい~」

美容師さん:「良かったです」(←完璧な営業スマイル)

大都会東京の真ん中で、死ぬほど恥ずかしい思いをする羽目になった、オバサン。

けっこう、満足したの。その瞬間は。

ウエットだから。

なんてったって、ママ子の髪のボリュームがドスンと無くなってたわけだから。
やっと「これだ!」って思えたの。

美容室を出る。高級美容室を。

最高の気分で、お店を出た後・・・

ありがとう、アタシ、生まれ変わった。

風の強い昼下がり。太陽サンサン。

キープ力の問題なのか。あのスタイリング剤の問題なのか。

ノンノン、自然の摂理。
ウェットにした髪の毛が乾きだしたのだ。
濡れた物は蒸発するのだ。
熱を発して、液体から気体へ。

ママ子の髪の毛から水分が抜けた時・・・恐ろしい事態となる。

そんな事、ご機嫌にキマッてるママ子は、全然気が付かないの。

貧乏人のウィンドウショッピング。
絶対に何も買えないけど、大都会にいるわけだから、
ちょっとぐらい素敵なお店を見たっていいよな。

バチ当たらないよな。

そう思って、お店の窓、ウィンドウに映る自分を、
まさに、ルンルンの絶頂の状態で、うすら笑いまで浮かべて、見てみたら・・・

ぎゃあああああああああ

なにこれ
マジで、誰これ?

寝起きのあたしが、うつってる。なにこれ、アンタ、あたしの寝起きの髪型だろ?

80年代のソバージュ?なに?おにぎり?三角おやま?

手をあげて、両指先端を合わせ、三角を作りそうになるぐらい、
ギャグかってぐらいの爆発ぶりである。

やめて!どうしてこうなってんの?
ちなみにインしているブラウスもベルトに肉がのっかって、酷い状態。
ずっと座った状態だったから、肉に癖がついてしまったんだな。
ベルトと肉の引き合いの法則。

誰?あたしをこんな風にしたの?

シンデレラの逆バージョン。
すげー汚くなっっちゃって、舞踏会とかの問題じゃない。
人として、公衆の面前で、このような状態をさらけ出して。

いくら人生に諦めた40代のおばさんだって、これは無いぞ?
普段の二倍の頭の大きさに加え、なんだか顔まで大きくなった。

ブワッと風が吹くと、

ぶわぁああっと重い髪の毛も持ち上がる。

ライオン丸、見参。

マジで、豚ライオン丸が東京の中心で叫んでる。

誰か私を助けて!!

ウエットヘアは乾くと爆発するから気をつけろって。言って欲しかった。一刻も早く家に戻れよ、って忠告してほしかった。

美容室に戻って

「直してくれー!頼むから、逆シンデレラの魔法みたいなの、解いてくれ~!!!」ってお願いしたいけれど、若者相手にそんなこと、ママ子できないよ。

「クレームおばさん」って仇名つけられて終了だよな。

しかも、この豚ライオン丸を見られるのも嫌だ。もう、誰にも会いませんように。絶対誰にも会わずして、家にたどり着く任務を果たさなければ。

早く、早く!!誰にも会わずに家に!!!!!!

ママ子、ヨレヨレになりながら電車に乗って家に戻ろうとする。
目は伏せる。
周りの人間と目を合わせてはダメだ。

白目になろう。そうだ、白目。
伏し目がち。もう、見えない前が。もう、目あけらんない。

駅では誰にも会わずして済んだ。マジで、もう少し!あと少しで我が家だ!!

もう、もういいだろ、誰も出てくるなよ?いいな?来るなよ??

来  る  な  よ  ?

・・・

〇〇教室の先生:「お、ママ子さん、こんにちは~」

会うんかい!!!!

長身の近所の〇〇教室の先生(性別:男)にばったり。

チュドーーーン

別にね、その先生に対してトキメキとか感じてるわけじゃ、全然無いんだけど。。。

知ってる異性には会いたくなかったマジで。しかも、ランキング3位ぐらいまで入ってた「今会いたく無い人」に出会うという、引きの良さ。ママ子、こういう引き当て運だけ絶好調だな。

先生、目線が上いってる。

髪の毛見てるけど、逸らした。
正解だよ、先生。
何も聞かないで。
豚ライオン丸、おとなしく消えるから、もう、何も言わないで聞かないで。

ママ子、言葉も出せずに会釈してその場を去る。もうそれが精一杯。頼むから見ないで。早く通り過ぎてくれ。

今の恥じらいの会釈は、本気のやつの恥じらいだからな。恥だから。もう、豚ライオン丸は消えたい。

家について、涙が出る。

不細工に、不細工パワーアップ!みたいな状態にさせるとは・・・

美容室、すげえ。

マジすげえ。ウエットヘアの注意点、発覚した。ボンバーヘアは、ウエットにも負けないぞ。

マジで、このおむすび山で、豚ライオン丸で、ソバージュ全盛期みたいな髪型と、一年間やってくと思うともう。

hanaの受験の日とかどうすんだよ。

マジで、「すげー親来たな」みたいになるじゃんねえ。

本気で泣きたい休日だったのでした。

最後の最後に、我が家の愛すべき長女の一言。

帰宅したママ子に対する娘たちの視線。

・・・

ん???
爆笑は?
ドッカンドッカン、こないの?

ほら、豚ライオン丸だぞー。
わはははは。

って、hanaは、非常に冷静に、平常心でこう言ったのだ。

・・・

hana:「ママ・・・全然髪型変わってないね」

ズコー!

マジかよ、最初っからこんな髪型で毎日過ごしてたのかよっ!!!

シンデレラの逆魔法とかじゃなく、
豚ライオン丸で行って、豚ライオン丸で帰って来たのかよ!!!!

美容室ジプシーなママ子の旅は、まだまだ続くのでありました・・・

・・・チーン

また受験勉強戻って頑張るッス。

ママ子と美。
受験生の親のファッション。~気品のある大人の女性を目指して~

コメント

  1. チビ母 より:

    こんにちは。

    わたしも美容室ジプシーです。
    1ヵ月くらい前に15cmくらい切りました。
    ここ数年は、美容室に4回行って1回、いい感じに仕上がればラッキーくらいに思っています。
    つまり2年に1回ってことですね(^.^)

    わたしの場合、失敗するのは毎回前髪です。
    だから何でそんなにも短く切るの?って問い糺したくなります。
    健康風アピールなんてしたくないのにそういう風にされます。

    • mamako より:

      ・チビの母さま
      チビの母さまも、美容室ジプシーなんですね!!

      ほんっともう、意思の疎通の難しさ、痛感しますよね。美容室は顕著。マジで伝わらないし、それがカタチで表されたときの、「どうしよう」感ですもんね。

      美容師の皆さんも、一生懸命仕事されてんのに、何故か伝わらないこの悲しさ。

      出会い、大切にしないと・・・

      来年、良い出会いがありますように!!(笑)

  2. 通りすがり より:

    最高の出来です。電車内で呼んでいたら吹き出しました。
    世の男は髪が少なくなるのに悩み、女性は髪の多すぎで悩むとは・・・
    無常ですな~

    • mamako より:

      ・通りすがりさま

      >最高の出来です。
      ありがとうございまっす!!!!
      お仕事帰りに読んでいただいたのでしょうか。お疲れ様です。

      リアルに起こった事を忠実に書いたらこうなったので、バカの極みですよっ!

      ホントホント、昔からずぅーっと悩んでます。多毛。何故か前髪んとこだけモッコリしてるんです・・・
      なんでですかね。
      後頭部、けっこう抜け毛酷いのに。

      モッコリ後ろハゲおばさんも、時間の問題です・・・本気でどうしましょ。

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