助けて!ピケティ教授!!

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我が家のトイレに貼ってある元素周期表。

hana:「ママー!どこー?」

ママ子:「トイレトイレ!!ごめん、今、ウンウンベンチウムしてまーっす♪」

などと、
せっかくの周期表もママ子にかかれば下品なギャグに使われる事しかないという悲しさ。

・・・
「一刻も早くこの親から子供達を引き離せ」

「ドリフ世代に元素周期表とか見せちゃだめだと思います」

「いいから早くトイレから出てこい」

はいはい、ごめんなさいよ。

スッキリしたところで、今日も行ってみます。どこに行くんだ?とか言わないでよ、またウンウンネタに戻っちゃうから。

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格差社会をどうにかしようと悪あがきする貧乏主婦

果たして我が家のこの問題に対して。この問題というのは、格差社会においての中学受験の現実の厳しさと絶望という件について。

考えれば考えるほど絶望しかない。だって、誰も解決できないんだもの。ネットで教育格差を論じている偉い人たちに対しても、

「どうせアンタ達は金持ちなんだから、他人事だよね」

などと卑屈になっちゃうしさ。
現状を説明するだけで、結局「この問題は深刻である」だとか、挙句の果てには「諦めないで頑張って欲しい」などと声援をして頂いているのだ。

結局解決策なんてないのね。もしあったとしたら、ママ子だってこんなに悩んではいないだろうけどさ。

数年前ピケティ教授に出会って衝撃を受ける

非常にラッキーだったことに、ママ子、ピケティ教授の講義を偶然見る事ができた。

NHKの「パリ白熱教室」という番組を見る機会があったのだ。
ピケティ教授の「ピ」の字も知らないママ子であったのだが、
まだ小学校低学年のhanaが、

スタンフォード大学の白熱教室を見て、


hana:「ママ、この学校に行きたい」

(注:映像中に、アメリカンな大ボールにお菓子がたくさん入っていて、それを食べながらトランプタワーの授業をして楽しそうにしている学生さんたちを見て・・・学校でお菓子食べて良いんだ!という衝撃から。)

と言い出したのをきっかけに、白熱教室シリーズを見ていたのである。

バカなママ子でもわかるような、本当に楽しい講義ばかりで、良い番組であった。

その、ピケティ教授の講義で、富裕層と貧困層における、絶望的な現実と仕組みを知って、「これはひどい!」と。
実際問題、こんな事解決できるわけがないと思ったのだ。


ピケティ教授の解決案として、
累進的に相続税を上げるなどの提示があったのだが、そんなもんアンタ、富裕層で成り立っている政治家達がGo!サイン出すわけないじゃないの。

東大生とピケティ教授が話す機会もあったようで、

東大生:「自分たちの親は富裕層で、何不自由なく塾に通わせてもらった。
でも、必死で勉強してきてやっとこの場所にいるのに、そんなに搾取されてしまうのは、やはり納得がいかない。

などと話しているのだ。

貧困層は、ピケティ教授と話しをする機会すらない。

そんなんで、どうやってこの世の中の格差社会問題が改善するんだ?

教育格差は広がるばかりだし、私たち貧乏人は絶望的にずぅーっと貧乏で苦悩しなければならないのだ。私たちの子孫もずっとだ。

泣き寝入りなのか?

先ほども書いたとおり、泣き寝入りになる可能性が大きい。だって、塾でノウハウを教わってきた育ちも遺伝子も申し分ない人たちに比べて、貧乏で勉強が嫌いな親を持った子供達は、良質の教育を受けるチャンスもないのだ。

でもだけど。

だから私たちは、何もしないでこのまま勉強せずに生きていくのか?

この状況を受け入れ、ずっと貧乏で頭の悪いまま、死ぬまで搾取され続け、不平不満をグチグチと言いながら、生きていくのか。
ママ子もそう。いつもこの問題にぶち当たっては、到底答えなど見つからず、悶々としてから愚痴を吐き出し、ひとしきり愚痴った後は、

「可哀想な自分、お疲れ様」

などと、zozotownで70%オフのちょっとイケた風のバッグを3000円ほどで購入し、その悔しさを代償行為でやり過ごしてしまうのだ。

ここでもまた無駄遣い。
安物買いの銭失いを、ダイレクトに実行に移してしまうバカママ子。

落ち込んでも立ち上がる

そうこうして同じループを何度も繰り返しながら、
「やはりこのままでは嫌だ」って思うし、ひたむきにわからない問題を要領の悪い解き方で試行錯誤しながら頑張る受験生hanaを見ると、やっぱり合格させてやりたいと思う。

どう転んでも、やはり塾代は捻出できないが、悪あがきだけはやってみるしかないのだ。

必死で情報収集し、どうにか楽な方法はないものかとバカな頭で考えながら。

一番やってあげられる事は、やっぱりわが子に寄り添って、モチベーションが上がるような声かけをし、「勉強、けっこう楽しいじゃん?」って思えるようなネタを探してきて一緒に笑ったりとか。

そういったちょっとした事しかできないが、それをやっていくしか道はない。

こんなバカなオバサンの文章を、ピケティ教授が読むことなんて絶対にないんだろうけれども。
それでも、諦めずにやっていくしかないんだと。この状況から抜け出すチャンスがあるのならば、夢を見ていると笑われるかもしれないけど。おめでたい奴だと蔑まれても。

そうやってまた、自己解決してわが子を応援していこうと決めた建国記念日。

あーまたトイレに行きたくなった。

ウンウントリウムだな、こりゃ。

コメント

  1. junko より:

    初めまして。通りすがりの者です。バイトで塾講師をしております。都立中高一貫向けの塾でも教えたことがあります。塾に行かせられないのを悩んでおられるようですね。受験の1年前に初めての授業をして合格する子どもはすぐわかります。そうでないお子さんはどうしても無理です。塾は企業なので絶対言いません。合格されるのは地頭が良く、家庭にいろいろな意味で余裕があるお子さんです。残酷な言い方ですが。ただ、友達で東大出身の専門職の女性がいます。彼女は双子で妹さんは高卒のアルバイトです。そういう例を見るとも遺伝も家庭環境も関係ないような気がします。塾に行かせられないのを悩まれませんように。おいしいご飯を作ってあげて下さいね。

    • mamako より:

      ・ junko様

      はじめまして!コメント、ありがとうございます!とても嬉しいです。
      塾の先生が来てくださるなんて・・・さぞや「バカ親」とお思いでしょうが、すみません、こんな親の担当にならなかっただけラッキーと思ってやり過ごしてくださいね。

      すごくためになるアドバイス、ありがとうございます。やはり、そういった合格するご家庭の方は、塾の先生にはすぐにわかってしまうのですね・・・

      >塾に行かせられないのを悩まれませんように。おいしいご飯を作ってあげて下さいね。

      感激です。美味しいかどうかは別として、愛情たっぷりのご飯なら、ママ子にもやってあげられそうです。
      とにかく、「子供の邪魔をしない」という事を第一に考えて、これから一年、頑張っていきます。
      junko先生のような方に見てもらえたら、生徒さんもどんなにか心強いかと思います。

      お目汚しブログで申し訳ないんですが、また遊びに来て頂けたら嬉しいです。

  2. マイペースママ より:

    こんにちは。以前から時々拝見させていただいておりました。でも、この記事を読んで、またやりとりをみて、ママ子さん、天才!!!って思ってしまい、最近、みないと!!って思ってしまっています。
    以前の書道のブログも参考になっています。子供が学校で書道に取り組むころにはこの技を使わせていただきます。工夫すればするほど、お子様も一生工夫する子になられますよね。賢いお母様に育てられているお子様が羨ましいです!!!

    • mamako より:

      ・マイペースママさま

      はじめまして!!
      以前から記事を読んで下さっていたなんて、感激です!!
      書道の記事とか、覚えてくださっていて・・・しかも、あの、双雲先生で練習されているんですか?!参考にして下さったなんて、本当に嬉しいです。ママ子でも少しはお役に立てただなんて、本当に、こんなバカなブログでも、やっててよかったって思いました。

      こんな何の役にも立たないブログに、そんな光栄なお言葉頂いて・・・もったいないですよ~、ママ子もおだてりゃ木に登る、ですよ。
      「ブログ開いて損した」みたいな「おみくじ引いたら末吉だった」みたいな、そんなほとんどハズレばっかの記事なんで、全然期待せず、遊びに来てくださいね(*^-^*)

      本当にコメント嬉しかったです。ありがとうございました!