ゴールデンウィークの後遺症として、重い荷物を持って移動したため、「ぎっくり腰」に近いような症状を引き起こしたママ子。
人体において、腰の重要性を改めて知る。腰が元気じゃないってこんなにツライものなのかと。
おばあちゃんである。
おばあちゃんが、立ち上がる時に、テーブルに手をつき、片膝立てて前のめりで静止する場面を、「なんでそこで止まる?」と思っていた少女時代のママ子をぶん殴ってやりたい。
必要なんだ、あの静止が、立ち上がる時にあの一呼吸が必要だったんだ!
身をもって体験することになる。
「アイタタタ・・・」動くたびに声を出す。マジで痛いのよ、自己主張なんかじゃなくて。
マジ、おばあちゃんの色々が身に染みた数日間。
「体重過多だろ」
「ぎっくり腰は癖になるみたいですよ」
「運動不足と体重過多だろ」
体重過多2回言い過ぎっ!
くそー、ボディーのヘルスも脅かされる事になるとは・・・
受験組:「良かった、選ばれなくて」
hana:「ママ!選抜リレーに選ばれたよ!朝練だって!」
キラキラの笑顔で元気よく帰宅したhana。
ママ子:「ぬおおおおお!でかしたぞ!!!やったー!!良くぞ頑張った!朝練何時だろ、早起きしなくちゃね。」
hanaを抱きしめ、飛び上がって喜ぶ。スポーツの祭典がやってくるのだ。
プリントを拝見。朝練・・・おお・・・週に三日、7時台に集合か・・・早いゼ・・・
学校の先生も、本当にご苦労様である。朝イチから出勤して、本当に勤務時間の事考えると、ね。申し訳ないような気もするんだけども。
我が家の朝勉強の事も脳裏をよぎるが、ここはもう、娘の小学校最後の晴れの舞台だものね。ちょっとぐらい・・・
hana:「でもね、選抜リレーに候補になっていて、選ばれなかった子達は、『私たち、勉強あるから選ばれなくて良かった!』って喜んでたよ。」
ママ子:「そ、そうなの?ポジティブシンキングじゃないの?そう考える事によって、自分のやるべきことをね、明確にして、候補から外れた事実に対しての・・・ねえ・・」
hana:「ううん、なんかね、すごくホッとしてた感じだったよ。塾の宿題もたくさんあるからって。ママ、私、朝の勉強できなくなるね」
そ・・そうなのか・・・確かに・・・な・・・
ママ子:「え・・・あ・・・アンタ、それはもう経験として身に刻むしかないよ。全力で走るの、いいじゃんいいじゃん。運動すると、脳の働きも良くなるよ!勉強時間少なくなるけど、頑張ろう。体調崩さないように。時間決めて効率良くやってこ!」
苦し紛れにそう答える。
中学受験組が本気でホッとしていたとのこと。確かに勉強時間は削られてしまうが、hanaには、小学校時代のキラキラした思い出を一つでも多く心に刻んで欲しい。負けないで欲しい。
ただでさえ遅れをとっている受検勉強であるが、ここはもう、腹をくくるしかないよなあ。
同時期におサボり問題勃発
そして・・・
その数日後、今度はhanaの元気がすこぶる悪い。
hana:「・・・ただいま」
この声のトーンがだいぶ低い。hanaの「ただいま」の声や様子で、その日良い事がったか、悪い事があったか、だいたいわかるのである。
ママ子:「あらま、hana、元気ないね。リレーの練習疲れた?具合悪いの?」
hana:「クラスで問題がね・・・先生怒っちゃって・・・」
話を聞くと、掃除をやらない人たちが激増したんだそうだ。
そう、おサボり問題である。
hanaは、真面目にやっているんだそうだ。ずっと前からサボる人はサボるんだけど、hanaは、当たり前の事として、掃除する仲間がいなくても、一人で掃除を続けていたそうだ。
が、最近、hanaの大事なお友達も「ぬれた雑巾触るのやだ」と、掃除をサボるようになってしまったらしい。その事もショックだったみたいだが。
そしてついに、今日。先生がサボり問題に嫌気がさしたのか、この問題を放置しておけないと踏んだのか。
「何故こんなに掃除する人の人数が少ないのか!」と、怒り出してしまって、
「もう一切掃除はさせない。」
と言い出したそうだ。
hanaは、先生に「掃除をさせてください」と言いに行ったそうだが、「やらない人がいる限り、掃除はさせません」と言われたんだと。
hana:「はぁ・・・困ったなあ。もっと先生に言いに行けばよかったかなあ。教室どんどん汚くなるし、掃除しないと気持ち悪いよねえ。」
お・・・
hanaよ・・・この乱雑な家に住みながら、学校の掃除はしっかりやってるんだな。ママ子、反省。
掃除はしているんだが、狭い家にキャパオーバーの物に囲まれてしまったこの状況を、申し訳なく思う。
困った時の知恵袋
ママ子のバカな頭じゃ、hanaを勇気づけてやる事ができないので、ネットで検索である。
どうにかしてhanaの笑顔を取り戻したい。検索できて良かった。バカな親でも適格な答えを探す事ができるツールにマジで感謝。
とある返答を見つけ、ママ子は目を輝かせた!
「それだ!」
『陰徳を積む』
んだそうだ。
おてんとさまが見ているよ。
誰かが見ているから、善行をするのでも悪行をするのでもない。誰でもない自分が見ている。
そう書いてあった。そうやって的確にさあ・・・色々アドバイスできる人間ってすげえと思う。
みんながサボっても、自分は掃除をやると言うわが子に、「掃除をやった自分」に自信を持ってほしいという事。そして、やらない人にも、「陰徳を積む」っていうのも素敵な事だという事を伝えてみるってのはどうだろうか。
hanaに提案してみようかと思う。
やりたくない仕事をイヤイヤやるのは、効率が悪いし楽しくない。
「掃除しろバカー!」と怒りつけるよりも、掃除する事による自分へのメリットを伝えたり、掃除しない事への弊害を伝えてみるというのも良いかもね。
投げかけた後は、アドラー式で「課題の分離」。
自分の意見は言って、相手がどう判断するかは、相手の問題である。
こうすれば、hanaもスッキリするんではないだろうか。
或る意味、問題解決能力を養う点において、良いチャンスなんじゃないかな、って思ったりして。
受検勉強どころではない問題が多発しているけれども
日々、大なり小なり、トンでも事件が勃発する学校。
選抜リレーの練習に、掃除問題に、わが子は色んな事に体当たりで生きている。
そんな中の、受験勉強である。
山脈がどうの、工業地域がどうの、因数分解で困惑すんのも大変だろうな、って思う。
生きていくってのは、そういうモンなんだろうな。がんじがらめ。
とにかく、ママ子としては、色んな経験から、受験に使えそうな部分はネタ帳にメモでもしておけよ~!って安易に考えちゃうこともあるんだけど。
何よりも心に深く刻まれるhanaの心のポケットに、何が残っていくんだろうか・・・って考えるのも、楽しみだよな。
人格形成途中の今、色んな物事に直面して考えていくこと。
「あたし、今、人生の荒波に揉まれてる揉まれてる・・・フフフ」
って思えるぐらい図太くいきて欲しいけれども。無理だよね。
早起きして、進研ゼミの適性検査対策問題を必死こいて解いているhanaの姿を見ているとさ、切なかったり、不甲斐ないママ子自身、申し訳なく思ったりしているんだ。
スポンサーリンク
[レクタングルテキスト]
[ブログ村中学受験本人親]
スポンサーリンク
[リンク広告レスポンシブ]
コメント
おはようございます。
リレーは運動会の花型ですもんね!
やったね、hanaちゃん。
チビは去年の運動会では応援団長やりました。
毎朝、早かったです(^.^)
放課後も遅かったし、わたしもヒヤヒヤしていました。
だけどやっぱり、思い出とか達成感には勝てませんよね。
ものすごい手前味噌ですが、応援団長のチビは超絶カッコ良かったんんです。
(おまけに、下級生に「団長のお母さんですか!握手してください」って言われました。わたし(笑)
私立組は、塾から言われている子もいるみたいです。
「学校行事、もうそんなにがんばらないでちょうだいね」みたいに。
でも、これから先のあの子たちに、「ひとつのことしかがんばっちゃいけないよ」と言っているようで私はそこに共感できませんでした。
一生懸命やってみたいことがあるのなら、やっておいで、って言いたいですよね(*^^)
あれもこれも、ってなると少し絞りなさい、ってなるけれど。
※今、チビがその状態で母はものすごく困っています。
それと、おサボリ事件。(おサワリみたいです)
きちんとしているhanaちゃんらしいです。
お掃除、気になるんですね(^.^)
hanaちゃんのメンタルのヘルスと、ママ子さんのボディのヘルス。
どちらも早く良くなるといいです(^.^)
・チビの母さま
お返事が遅くなってしまって、ごめんなさいね。
チビちゃん、応援団長ですか!!
女子で応援団長なんて、とってもカッコいいですねー(n*´ω`*n)
それは惚れ惚れしちゃいますよ。
握手まで求められるだなんて、羨ましいです!
「やっておいで」
↑
そうですね!!まさに私もそういう子育てがしたいです。
我が家はもう、こういう事ばっかりなので、受験戦争に負けてしまうかもしれないけれど、将来、娘たちにとって一番の心の宝物になる事を経験させてやりたいという思いが強いです。
ママ子のボディのヘルスは、だいぶ良くなりました。掃除機かけられるようになったし(笑)
hanaのメンタルのヘルスは、少し解消されたかな。
お友達と、学校で休み時間に掃除を始めたそうです。