受験生なのに、ゴールデンウィークに思いっきり遊んでしまった我が家。後で、悪い点数のプリントを目にしたママ子は、「遊び」を禁止することに。これで、本当に良いのかな。
序:アラフォーの「かゆみ」
体内には脂肪が蓄積されているのに、皮膚には油っ気が足りないママ子のワガママバディ。
お腹がかゆい、お尻がかゆい。
ママ子がモーレツにボリボリとお尻をかくには意味があるんだよっ。とほほ。
リアル「かいーーの(by.間寛平)」をまさか自分がやってしまうとは、若かりしあの頃は思いもよらず。
堪らぬかゆさにムズムズしてお尻を振って歩く
変なオバサンの登場です。
「もう消えろよ・・・映像想像したくない」
「毎回そんな恥ずかしい事カミングアウトして、身バレしたら生きていけませんからね」
「こんな下品な母親、思春期じゃなくても本気で拒絶だ」
今日は、受験生は「遊んじゃダメなのか」というテーマです。
ゴールデンウィークに遊びまくった後、ママ子は長女hanaに、理不尽な怒り方をしてしまいました。
受験生の三連休。やっぱり日能研に目が…
我が家はそろばんの試験があったりして、中途半端に時間を過ごした二日間でした。二日間は空いた時間は家の中でお店屋さんごっこ(←もちろんhanaも熱く参加)、その他の一日はレジャー。
受験生の三連休は、塾でガッツリお勉強でしょうか。
日能研のリュックを背負っている少年少女とすれ違うたび、
我が家は「ポケモンGO」ばりの反応を示す。
nana:「ねえちょっと!!あれ!!日能研!!」
hana:「わあ!!nana!!声大きすぎるってば!!静かに教えなくちゃだめでしょ!」
ママ子:「コラ!日能研様に指差したらダメだよ。目で追うんだよ。バレないように目で・・・」
三人、一列になり、日能研のリュックを背負った子を目で追う・・・ゴクッ・・・
nana:「やっぱり迫力あるよね、あのリュック」
hana:「違うよ、あの子がすごいんだよ。気迫が感じられるよね。」
頭良さそうだな。
志望校の先輩→休日は塾で13時間勉強、なのに…
学校見学で、尊敬すべき志望校の先輩が話していた。
休日は、塾で13時間の勉強をしていたんだと・・・
それに対して我が家といえば、
珍しくパパ男と過ごせるお休みとあって、レジャーに出かける。
ママ子は朝早起きして、張り切ってお弁当を作る。
思いっきり体を動かす事ってのは、
ママ子が子育てで大事にしている事の一つでもあるし、
次女nanaを姉の受検勉強に付き合わせてばかりでは、やはり抵抗がある。
受験生でなければ、最高のゴールデンウィーク
せっかくのパパ男とのお休みだしね。
アスレチックに
ドッジボールに
フリスビーに
キャッチボール。
思いっきり体を動かし、帰りにドン・キホーテに寄り道。
nanaに、おもちゃのバットとボールを購入するのと、これまたnanaがパズル大好きなので、1000ピースのパズルの値段をチェックする、という名目で。
久しぶりのドン・キホーテのおもちゃ王国に、ママ子も楽しくなってくる。「激安の殿堂」だなんて、ママ子の聖地じゃあないか!!心が躍る。結局パズルも購入。いらないモンがどんどんカートに入る。メルティーキッスのパクリみたいなチョコが59円だぞ?びっくりしちゃうじゃないの!!まずそうだけど!!(←パパ男は安物のチョコレートが好物なので、結局これも購入。)
夜には、買ってきたパズルで家族全員で遊ぶ。夢中になって大笑い。素晴らしい休日である。最高に幸せな家族である。
・・・hanaが受験生でなければ!!!!
楽しい休日が台無し。子供の進捗状況に焦り出す親。
あんなに楽しい思いをした次の日、
ママ子は、hanaのプリントの丸付けをしていなかった事に気が付き、丸をつける。
オ・・・・オラ・・・・
すっげえ間違ってる!!hana!!!やばいってこれ!!!
数日前のプリントであった。算数キャンペーンをやろうって言って、基礎を固めようとして「やっつけ仕事」的なプリントであった。
まさかこれ、ほとんど間違っているとは!!
メラメラとママ子の怒りがほとばしって来る。
こんなに出来なかったのに、
よくもまあ、昨日の夜パズルやりまくって時間すり減らしたな。
こんなに出来なかったのに、復習もしないで数日間過ごしたんだな!
hana:「また明日、続きやりたーーーい!!」
よくぞそんな事言えたもんだな。
hanaの笑顔を見て、ママ子、幸せな気持ちになっていたのに・・・
ちょっとプリントの成績が悪くなると、
人が変わったように、
怒り出すなんて。なんて悲しいんだろう、酷いよ。
自分で自分が嫌になってくる。
言うべきか?言わずにプリントだけ渡して判断を任せるか。
hanaは、安心しきっているとダラけてしまい、
ズルズルと勉強しなくなる癖がある。
ちょっと切羽詰まっている方が、
危機感がある方が、必死で勉強するのだ。
子供の尻叩きながら勉強させるの、嫌だよなあ・・・
でも、ここでhanaに意識を変えてもらえなかったら、中途半端に勉強して「やっぱり落ちたね、アハハ」で良いんだろうか。
・受験って、そんな風に終わらせていいんだろうか。
なんかやだ。
・でも、それってママ子のワガママなんだろうか。
・子供に判断を委ねるべきなんだろうか。
葛藤する。親として、どうするのが正解?
だけど、怒りが勝ってしまう。焦りが勝ってしまう。
このままじゃ、この子、本当に落ちる。
理不尽な怒り方をしてしまった。
意を決して、hanaを呼んだ。ドラ声である。怒りが収まらない。
ママ子:「ちょっと確認しておきたいんだけど。このプリント見て。」
hana:「・・・」
ママ子:「ねえ、アンタこれ、読みながら辿ってやったの??ひどいよ。わからないなら、聞いてくれたらいいでしょ!!こんなにバツばっかりで、よくぞ昨日の夜勉強もしないでパズルやったね!!」
hana:「・・・」
hanaは、ママ子に怒られる時はいつも黙る。
黙っている。
何を言っても無駄だと思うのか、自分を閉ざす。
ママ子は、hanaが何も言わないので、ますます怒りが増幅するのだ。
ママ子:「ママ、アンタに勉強しなさいって言いたくなかったんだよ。受検だって、アンタがやりたいから、こんなに頑張ってさあ。勉強しているのに。
だけど、やりたくないんならやめようよ、すぐにやめられるよ?
勉強しなければ受験なんてすぐやめられる。
それで良いんじゃないの?
志望校行きたいって気持ち、そんなに無いんじゃない?
地元の中学で良いって思うんなら、そうしなさいよ!!
ママ、本当に嫌だよ。
中途半端に受験して、落ちました~、って地元の中学に行く?
受検したっていう、経験が欲しいだけ?なんなの??」
一気にまくしたててしまった…
hanaは、ブンブンと首を振った。ママ子の質問に、頷くか、首を振るか。言葉は一切発しない。
ママ子は、イライラするけれども、そのhanaのやり方を受け入れ、
気持ちを確認した。
hanaの現在の気持ち
- 記念受験というわけではない
- 志望校には本気で行きたいと思っている
- 受験をやめたいわけではない
以上。
マジかよ・・・
面倒臭いなあ。勉強しなさいなんて、言いたくないのに。
遊ぶ時間、確保できねぇ・・・
パズルも、とっても素晴らしい遊びなのに、むしろ、ママ子的に大賛成な遊びなのに、
「パズルやっちゃだめ」とか、言わなきゃならないのか???
本当に、ママ子、これは苦しい選択だと思う。
パズルやっていると、一時間とか、あっという間に過ぎてしまうんだよ。
このパズルやる時間、受験勉強何時間できる??
って考えてしまうんだ。
今やらなくちゃいけない範囲が明らかに遅れているhanaにとって、
このパズル時間を確保するのは不可能なんじゃないか。
結局、hanaと話し合い、パズルはnanaとママ子がやる事になり、hanaには時間に余裕のある時にちょこっとやってもらうという事になった。
つまり「パズルやっちゃだめ」・「遊んじゃダメ」
悲しい現実だ。
小学生なのになあ。遊ぶのダメだなんてなあ。
我慢する事がたくさんあるのが受験。それもわかっているつもり。
hanaが中学生になる頃、まだパズル好きでいてくれるだろうか。
家族で一緒に遊ぶことを楽しんでくれるだろうか。一生のうちで、親子で遊べるかけがえのない時間を・・・
なんだか、
ママ子、hanaにとてつもなく悪い事してるような気分になってきてさ。落ち込んだんだ。
もちろん、受験はhanaが決めた事だけれども、それでも、家族の時間を大事にする、思い出をたくさん作って行くことって子供の心の何よりの成長になる気がして・・・
こんなブレブレな親、自分でもやだなあ、って思う。
コメント
こんにちは。
わたし、ママ子さんはすごく上手にパスしてあげていると思いますよ(*^^)
これ書くと、また「受かった子のお母さん」みたいになっちゃうんですけど、高い下駄を履かせて入学した先を考えてみると、ものすごく色々なものを我慢して、させて良いのか?って思うんです。
わたしもチビの受検期を通し、何度も「こんな感じでいいの?」と思いました。
それこそ、ほかの子たちが塾に通っている間、この子こんなにバカみたいに泳いでていいの?とか、この子が練習合宿行ってる間、ライバルたちは勉強合宿だよな~とか。
わたしも、ブレブレなお母さんなので、返事はわかっているのに聞いたことがあります。
「当日まで、練習休む?休んじゃう?」って。
チビは前日も当日も、いつもの軍事訓練みたいな練習していました。
チビに言わせると、合格して都立中に通うことになっても私は毎日の練習をしていくし、合宿も強化練習も、もちろん試合も全部出るんだよ?
ここでお休みするって、本末転倒なんですけどーーーーぷぷぷぷぷぷ。
だそうです。
限りある時間の中で、ママ子さんとhanaちゃんが「こうしよう」と決めたやり方で良いと思います。
都立中受検に定石はないと思っています。
(塾ですら、それを持ちあわせていないため【合格します】って言いませんもんね)
私立中のように、たくさんの中から選べず、併願できず、何度も受けることができず、ほとんどの子がチャレンジャーとして受ける都立です。
そのチャレンジをしようとするhanaちゃんは今、とっても尊い時間を紡いでいます(^.^)
がんばって欲しいです。
でも、ママ子さんががんばり過ぎないでね。
あ、お母さんがこんな事言ってるから落ちたのか?ってことか笑 てへへ。
・チビの母さま
いつもありがとうございます~!
>高い下駄履かせて
↑
そうそうそう!!
まさに、私もこんな風に思っています。
チビちゃんとの試行錯誤の日々、本当に参考にさせていただきます。
どんだけ努力してきたか。。( ;∀;)
チビちゃん、水泳大好きなんですね。というか、なんだろう、カッコ良すぎて戦士のようなイメージなんですが。
我が家もそうです。
今まさに、試行錯誤で、何をどうやったら良いんだか、手探りで失敗して、落ち込んで立ち上がって・・・の繰り返し。
途方もない一年間になりそうだけど、チビの母さまのコメント、とっても心の支えになっています。
ありがとうございます。
お久しぶりです(*^O^*)
わたしも、ママ子さんとっても上手にアメムチ使い分けてらっしゃる(笑)、素晴らしいお母さんだと思いますよ♪
結果がどうであれ、ママ子さんと二人三脚で歩んだ時間は、hanaちゃんの中でかけがえのない愛された記憶になるのだと思います。
公立中高一貫が、知識の詰め込みでない、発想力や思考力、人間力の高い生徒を欲しがっていることを考えても、遊びや体験を大事にしてやりたい、いやすべきなのだと何かで読みました。
先日のタイムテーブルも、うちにとっては理想的です。これだけできたら十分なのにな。。これを忙しい中こなしてらっしゃるママ子さん一家、素晴らしいです。そしてパパ男さんのさりげないフォロー、本当うらやましい。。
我が娘は、帰宅後のお友達との遊びタイムからどうしても卒業できません。この環境の中で勉強時間を確保するには、やっぱり塾に頼らざるを得ないのかなぁとまた弱気です…
だって、今日も宿題もそっちのけで遊び行ってるし~これも彼女にとっては大切な学びの時間なんだと、都合のよい解釈をしないと持ちません(´Д`)
・エリさま
お返事遅くなってしまってすみません!!
もう春休みですねえ~!!
いやいや、我が家はムチの量が多すぎて・・・子供達、かわいそうですよ。
>>公立中高一貫が、知識の詰め込みでない、発想力や思考力、人間力の高い生徒を欲しがっていることを考えても、遊びや体験を大事にしてやりたい、いやすべきなのだと何かで読みました。
本当にそうですねー!!公立中高一貫校が、そんな風に思ってくれていると信じたいです。東大に何人入るだとか、実績残すための入試になってしまわないで欲しいです・・
タイムテーブル、だいたいの時間なので、日によって時間が全然違うのも確かですよ~。
エリ様のお!嬢様も、お友達関係が密なんですね!うちもですよ~。お友達との時間って、大事ですよね。人格形成には欠かせませんよね。さらに、高学年になると、帰って来るの遅いんですよね!(我が家は特に遅すぎるんですが(;^_^A)。冬は特に帰宅する時間が遅くなるのは心配ですものね。うちの門限5時ですよ(;^_^A
我が家は幸い、お友達の習い事や塾の関係で日が合う日が週に一度だったので、遊びに出かけるのは週に一回になりました。
本当に人それぞれですよね。
難しい年ごろです~(;’∀’)
パズルは忍耐力と集中力を鍛える最高のツールです。
少しぐらい大目にみてあげてはいかがでしょうか?
・通りすがり様
コメントありがとうございます。
確かに仰る通りですよね!!
出来るだけ時間を見つけて、一緒にパズルできたら良いな、と思っています。