先日、我が子から、「勉強を監視されている」と、教育虐待まがいの行動を指摘されたママ子。
我が子に「毒親」と認定されてしまったわけだが、親子関係は今後も継続していくことを望むならば、子どもへの対応を変化させなくてはならない。
毒親にはなりたくない!
毒親に片足突っ込んでいるママ子が、毒親としての自分を克服するための試行錯誤を記録していきます。今回は、完全に親目線で書いています。
※「序」はご挨拶文(駄文)です。お急ぎの方はスルーしてくださいませ。
序:勉強から逃げる口実を挙げられる天才⇒ママ子
あのさ、疲れんのよ。
あーあ、バカだからなのか、デブだからなのか。オバサンのせいなのか。
もうね、毎日マルチタスク。兼業主婦って、マルチタスクなのよ。疲れちゃうんだってば。
パパ男:「ご高齢の女性の眉間にシワが寄っちゃうのは、疲労プラス、身体のアチコチが痛くなるかららしいよ。ママ子ちゃんも、気を付けてね。すぐ眉間にシワ寄るタイプだから」
なるほど、中高年の女性は、怒っているのではなく、身体の問題や、疲労によるものなのかと妙に納得し、自分と重ね合わせる。
そーいえば、最近、眉間にシワが寄るようなことばっかだな。
アンタ、高齢化社会の中じゃあ、40代なんて、ぜんっぜんヤングだよね。
夢みても良いお年頃ママ子。
余年は、おお金持ちになって、悠々自適に暮らしてみたい・・・
今日は、時代劇ドラマ全盛期『大岡越前』、往年の加藤剛を思い出してときめいております。
こんなイケメンこの世にいないと思ってたかんね。マジで。
お前の疲労は、不健康でメタボリックな身体が最大の原因だからな
ジム通いやエステをスケジュールに組み込んでいるので、健康的な毎日を過ごしております。ごめんあそばせ
今から大金持ちになる夢だと?死ぬまで叶わねーわw
わはははは。
貧乏でも明るく元気がモットーのママ子、今日も元気にいってみます。
愛する次女nanaから、決別宣言というか、毒親認定されてしまったママ子。
絶望の淵から立ち上がり、親目線で、『毒親の自分』からの脱出大作戦を企画してみました。
中学1年生、親子の関係を見直す時期。
我が子が中学1年生になった。
可愛かった、赤ちゃん時代、
2~3歳のイヤイヤ期、
ギャング世代を超え、思春期として自我の問題に、他者との人間関係に、大いに悩む成長期に突入したのだ。
ママ子だけだよ?
「うちの子のことは、みーんな知ってるんだから」
なんて、我が子のことを全て把握して、全て統率しようとする毒親なんてさ。
考えてみたら、アドラー心理学をバイブルとして生きているママ子。
一番できていなかった「課題の分離」を、もういちど考え直し、
我が子が将来、アダルトチルドレンで苦しむ事の無いよう、修正していけたらと思っている。
思春期が来たら、もう、自分で考えて、自分で納得して行動できるような人間になってもらわねば。あ、ここでもまた、命令口調になってしまう・・・ので、
やんわりと、親として肝に銘じなければならないことは
我が子の邪魔をしない。
そして、自立した人間、できればメンタルのヘルスも万全強固なストレングスとして、生きて行っていただきたい。
幼少期に、呪文のように行って来た「刷り込み」をやめよう
前のブログにも書いたけど、
我が家のhanaとnanaの幼少期から、ママ子は我が子の幸せに必要なものは「知恵」だと信じ、
知恵をつけ、経済的にも自立できる、幸せな人間に育ってもらおうと、
思いっきり刷り込み行動を行って来た。もうこの頃から教育虐待の状況だったのかもしれないけれど、とにかく、
・知恵がつくためには?
・情緒を養うには?
・エリートに近づくには?
つって、教育を行って来たのだ。
この時点で、子ども目線の皆さんからは、どう思われるのかな?
やっぱり、威圧的なコワイ親だとか、プレッシャーかけられ過ぎてツライっていう思いをしていたのかもしれないね。
ママ子、「間違えないように!」って、必死で子育てしてきたから気が付かなかった。ママ子の必死な子育てが、我が子を苦しめていたのだとしたら、心の底から謝らなければならない。
ごめんね。
ほんとにごめん。
自分の価値観の中の「しあわせ」と、我が子の「幸福」は、一緒くたにしちゃ、いけないんだよね。
貧乏でもバカでも、幸せな暮らしはできるし。価値観なんて、人それぞれだもの。
ママ子は、我が子に自分を重ねて、軌道修正することに、必死ぶっこいていたんだ。
次女nanaの言葉を聞いた時、すっごくショックを受けて放心状態になった後、
心の底から、申し訳ないと思った。
だから、もう、「刷り込み」行動は、やめようって、決めた。
親の思い通りに生きて欲しいだなんて、当然だけど、思っちゃだめなんだよ。
たとえ、「我が子のため」だと思っていても。ね。
毒親の自分からの脱出大作戦!実践編。
とにかく、自分で自分を責めてばかりいても始まらない。
ズドーーンと、落ち込んだ後は、我が子との関係修復のために全力を尽くさねばならぬ。
そしてまた、ママ子自身、「毒親」であることから、抜け出さなくてはならない。
今のところ、ママ子が行っている、毒親脱出大作戦は、以下のとおりだ。
とにかく謝罪からはじまる、毒親脱出の最初の3ステップ
1,今までの母親としての自分と向き合う
2、自分を認めた上で、改善点をあらいだす
3,納得し、覚悟をして、我が子への謝罪
ざっくりと、3ステップを挙げさせていただいた。
1.苦節、10数年。母親としての自分と向き合うこと。
ママ子は、次女nanaの言葉に、傷つき、ショックで泣いた。もちろん、一人で泣いた。
恥ずかしいことに、それまで10数年、「必死で子育てしてきた自分」を、褒めてあげたいとまで思い込んでいたのだ。
「育児、大変だったよね。ここまでよくぞ頑張った。」
「あたし、こんなに必死で頑張ってきたんだもの。」
ってさ。
だけど、根本から違うことに、自分の子育てが間違っていたことに・・・
次女nanaの言葉で、やっとこさ、気が付いたのだ。
自分自身、自分のことが大嫌いだったことから始まった、子育て。
自分みたいになって欲しくないと、思って必死に、熱心に勉強した子育て論。
全ては、ママ子の思いを昇華させるためのものだったのだ。
「我が子を思い通りにする」という根本があるのだ。
善意・悪意は、この際おいておこう。
我が子を愛するが故に、
自分と同じ「辛い思いをさせたくない」という親の思いが強すぎてしまって、
結果的に我が子を苦しめてしまうことになったのだ。
2、自分を認め、改善点をあらいだし、「課題の分離」を行う。
とにかく、今までの「我が子への愛」は、ウソじゃないのだ。
ママ子は、我が子を大事に、すごく愛して愛して、大切に育てて来たつもりだった。
そこは、まず、自分を褒めてやろうじゃないか。
認めてあげよう。自分の気持ちを。
「我が子に幸せになって欲しいって、思ってたんだよね」
だから、こんなに必死に、がんばってきたんだよね。ってさ。
よしよし、よくやったよ。アンタが我が子のためなら命をも簡単に差し出せることも知ってるよ。
人生で初めてだったんだよね。
そんなに愛しく思える存在があることを。
初めて知ったんだよね。
おーよしよし、アタシ、ほんとに頑張った。
だけど、もう、子育ての主導権を持つのは終わりにしよう。
もう、我が子は成長している。中学1年生になったのだ。
もちろん、自我も大人みたいに成長してるし、大まかな分別もついてるじゃないの。
「しつけ」は、きちんと行われているし、ルールを守る、マジメ人間に育ってるじゃないの。
これからは、見守っていくのが親の仕事。
親の役割は、以下の3つで良いんじゃないかな。
しっかり成人していくまで、
ママ子流・毒親脱出大作戦用の、我が子との関わり方
間違いや事件が起こった時にこそ、
・サッと出て行って軌道修正したり、
・心のケアしてあげたり、
・サポートしてあげることが大事なんだよ。
改善点は、「口出ししないこと」に、尽きると思った。
とにかくママ子は、我が子を愛するあまり、口うるさくて仕方ないんだよ。
ウザイ親の典型ね。
だから、そこの忍耐力を身に着けるのが、一番たいせつ。
ヘリコプターペアレンツなんて、しなくていいんだよ。
もう、我が子は、
転んでも一人で立ち上がれるし、
かすり傷は、手当しなくても自然に治るでしょ。
3、教育虐待を認め、全て納得した上で、我が子に謝罪する
ママ子は、謝罪した。
上記2ステップを行うのに、気持ちの整理をするのに、数日かかった。
とにかく、ショックから立ち直るのが、大変だったよ。
一人になると、すぐに涙が出ちゃうんだから、困っちゃったよ。
だけど、上記ステップを経て、我が子への思いを再確認したのよ。
「元気でいてくれたら、それでいい」
本当に、その一言だ。
我が子をエリート校に合格させる!
なんて、思わなくていいの。
もう、いいの。
それが、本心だと思うまでに、時間がかかった。
mezaseto-daiで、我が子のために、全身全霊で生きて来たんだもの。
nana
ママ子:「nana、ママ、酷かったよね。いっぱい酷い事も言ったし、口出しばかりして、辛かったよね。本当にごめん。ごめんなさい。」
nana:「もう、いいよ。大丈夫だよ。ママは極端なんだよなぁ・・・(苦笑」
ママ子:「本当に、今、ママは毒親からの脱出を心に決めて、克服するために努力する。ごめんね、ママ、頑張って、アンタの邪魔しないようにするからね。」
nana:「あーはいはい、」
nanaは、「いつものこと」だと言うように、面倒くさそうに答えていたが、ママ子が両手を広げて
「おいで」というと、前に一歩ずつスススーっと来て、ギューっと抱きしめさせてくれた。
本当にこの柔らかい愛しい身体が、元気でいてくれたら、それでいいと思ったよ。
この子は、ママ子ががどんなに間違っていても、許してくれるのだ。
親ガチャにはずれてしまったと、思っているだろうか。
申し訳ない。子どもは親を選べないんだ。ごめんね。nana。
毒親脱出大作戦【実践編】は、忍耐の連続!
あのね。
ザ・忍耐。
次女nanaへの口出しをしないということは、至難の業である。
・すぐ気を散らす
・同じ科目しか勉強してない
・休憩時間のタイムを計らない
など、ツッコミどころが満載だ。
だけど、もう、そんなのどうでも良いのだ。彼女の人生は、彼女が切り開くものだ。
与えるものは、与えたし、どう使うのかは、彼女次第なのだ。
謝罪後に、改めて実践したことはたった1つ。
ママ子が実践している大作戦は、今のところ
「学習中の監視をやめる」ことだ。
とにかく、リビング学習中は、
ママ子はリビングを離れ、
長女hanaのいる部屋のパソコンデスクで英検の勉強をすることにしている。(←カタチだけw)
hana:「ママ~、来てくれたの?一人で寂しかったから、嬉しいよ」
という、
姉妹でありがちな
「どっちかが親と気まずいと、どっちかが親とラブラブ」
という状況になってしまったのだが、
そこは、行き過ぎないように注意。
次女nanaが、エリート校に通う長女hanaとママ子が仲良くしてしまったら、良い気がしないのは当然だよね。
気持ちをグっとおさえて、
静かに、hanaの勉強の邪魔をしないように、英検準1級の勉強をしようと努力している(←ほとんど居眠り)。
教育虐待系@毒親、一番たいせつなこと
何よりもたいせつなことを、言おう。
もう、彼女の学習は、見ない。関わらない。
そして、
勉強以外の時間は、愛情を伝える時間だと思っている。
勉強以外の話題で話しかけられるように努力するのだ。(←やってみると意外と難しい
話題は、学校のことや、部活のこと・・・
そして、身体のアチコチを痛がるので、マッサージやケアをしてあげると、とっても喜ぶ。
もちろん、勉強のことは口出しすることをグッと我慢しているが、
・体操着を洗濯に出さない(←夏場はサイアク
・整理整頓しない
・食べ物の好き嫌い
などという、生活面でのお小言は、遠慮なく言わせてもらう。
※うっかり勉強に口出ししてしまった時の、対処法
ママ子、こうやって大作戦やってるけどさ、
なかなか守るの、難しいんだよね。
毎日、どんだけイヤなことを言っていたんだろう、って思うほど。
どんだけ「勉強」のことを気にして生きて来たんだろうって、思うよ。
中学受検も経験したし、mezaseto-daiだったしね。
だから、うっかり勉強に口出ししてしまうことも、あるのだ。
そういうときは、
なるべく即座に謝る!
時間が経ってもいいから、間違いを口に出して、nanaに謝る!
ということを実践している。
ママ子:「nana、ママ、またイヤなこと言っちゃったよね。本当にごめん!
今、ママは毒親からの脱出をしようと、頑張ってるの。すぐにn克服できなくてごめんね。でも、頑張るから、ごめんね、ママがイヤなこと言ったら、教えてくれたら嬉しいよ」
nana:「うーん、面倒くさいなあ・・・まあ、いいや、わかったよ。」
毒親問題を克服する努力をしています
ママ子は、nanaに、毒親という病を、病気を克服している最中で、治療に協力してほしいと、お願いしている。
次女nanaには、申し訳ないが、そうやって、自分で認めて治していかなくちゃね。
まだまだ、克服できるまで時間がかかるので、今後も不定期ですが、レポートをしていきます。
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