休校中、家にいると、多発する兄弟喧嘩、姉妹ケンカ…
2016年(当時長女hana小学5年生・次女nana小学2年生)のブログ移転作業中、
面白いエピソードを見つけたよ。
きょうだいのケンカから、問題解決能力と、分析能力を養うヒントをご紹介。
※「序」はご挨拶文なので、お急ぎの方はスルーしてくださいませ。
序:稀に見る”よさげ”なタイトルでお送りしております。
お、なんだなんだ。
「受験勉強っぽくなってきたんじゃないか?」
思わせぶりなタイトルで、知的な皆さんを刺激してしまいました。
すんません。
バカなりに、色々ね、うちもやってんの。
そんで、家にいるとケンカばっかり勃発すんのよ。
家を一歩外に出れば、おすまし姉妹のカワイ子ちゃんなのに、なんで家だと
オラオラになるんだろ。
あーほんと、家になっっちゃうよ。
今日は、「くだらない」と思われる兄弟ケンカ、姉妹ケンカを、
ふんげー苦し紛れだけど、中学受検に行かすべく、考えてみました。
そんなレポートです。
公立中高一貫校の受検に求められるチカラ
だいたい、文部科学省の指針から言って、「考える力」を育みたいわけでしょ。
そうすると、求められる力って、以下3点になるよね。
- 論理的思考力
- 分析力
- 表現力
私立の中学受験には、知識的問題が多い
(適性検査型で出題する学校が最近増えてるけどね)ので、
こーゆーのって、あまり参考にならないかもしれないけど、
公立中高一貫校の適性検査には、
情報分析、問題解決能力などが問われる問題が多い。
そして、作文。
問題は、ある程度パターン化はされているものの、
過去問に手も足も出ていない我が家である。
日常茶飯事。姉妹ケンカが勃発!
先日、というか、いつもの事だが、ケンカが始まった。
お風呂でのトラブル。
普段から我が家では、姉妹でお風呂に入っているのである。
狭い狭い風呂の中、密閉空間。
言わずもがな、トラブルの宝庫である。
突然、次女nanaの鳴き声が響き渡る。
我が家は狭いのだ。風呂での絶叫は、騒音レベル最大級。
勉強の遅れのイライラ等をひっくるめたママ子の怒号
漢字検定試験も近いのに、未だ合格点に乗っていない小学二年生nana。
参考:漢字検定学習。親ができる、モチベーションアップ術
ろくな賃金にもならない 仕事が終わり、バタバタと夕飯の支度、
そしてこの勉強嫌いのnanaをどうにかして勉強させようと焦りまくりのママ子。
イライラが大いに溜まってる時に、響く泣き声。
nanaの鳴き声の大きさに、ついにブチ切れて、
げんこつ作って振り上げ、ブンブンと振り回し 風呂の扉をバーンとあける。
ママ子:「ゴルァラァーーーーー!!!!いいかげんにしなっ!!!!」
鬼の形相で怒号が飛ぶ。
ママ子:「あんたたち、風呂から上がったら、ゆっくりお説教するからねっ!!
話終わるまで何もさせないから!覚悟しておけーーーーー!!!」
ご近所中に響き渡るママ子のドラ声。
色んなストレスをブッ込んで、便乗怒号である。
本当に酷い親。
一番うるさいのは、ママ子だよな。
問題解決を自分達で?娘達の提案。
その後、夜ご飯も作り終わり、少し怒りもおさまって、
ケンカの処理をどうしようか悩んでいたら、
nanaがトトトっと台所にやってきた。
nana:「ママ、あのね、ケンカの話し合い、いっかいhanaと二人でやっていい?」
ママ子:「ん?なんで?」
nana:「二人で解決するって、hanaと話し合ったの」
こういう時、hanaは出てこない。
ずるいんだよなあ。
そして、nanaは、こういう時、可愛くママ子に話ができるタイプなのだ。
ママ子の胸キュンポイントをガッツリ掴んでいる次女nana、交渉成立。
ママ子:「うん、わかったよ。夜勉(夜の勉強をヨルベンと呼んでいます)終わったら話し合いの時間作りな。」
二人に話し合いを任せることにした。
内心、(ラッキー、あたしの勉強遅れてるから助かった!)
ママ子にも好都合。
しばらく経ってから、ママ子の勉強もひと段落。
夜の10時近くなったので、そろそろ就寝させようと二階の子供部屋に上がっていくと・・・
急遽、プレゼン?ケンカの諸事情の説明が開始。
hana&nana:「ママ、ちょっとここに座って!」
と、座らされ、
びっしりとA3の紙に書かれたレポートが・・・
hana:「今から、私たちのケンカの説明をします」
「hanaとnanaのケンカについて」
と、プレゼンのような形で発表しはじめた。
姉妹二人で考えた発表の項目
《内容》(←全部本文手書き)
1、ケンカのはじまり
2、ケンカの流れ 会話の再現と、現場の状況説明
3、nanaの意見 (気持ちの説明)
4、hanaの意見 (気持ちの説明)
5、このケンカをもっと小さくするためにできたこと
6、ケンカをなくすのは難しいので、今後ケンカにならないための心構え
なんだか、6部構成のテーマで書かれており、
非常にわかり易くケンカの流れを説明してもらった。
すげえ、ちゃんと分析してる!
問題解決しようとしてる!!!
表現してる!!
ママ子:「す、すごいねーーー!これ、二人で作ったの?!」
hana&nana:「うん、まだ少し話し合っていきたい事あるんだけど」
ママ子:「いいよ、わかったよ、それじゃあ、今日は遅いし明日も学校あるから、また明日以降やってみなよ」
hana&nana:「うん♪」
なななんと、まさかケンカのレポート作ってたとは思わなかった~!!!
姉妹で考えた毒親のお説教対策。
ママ子の恐ろしさが、こんな所で役に立つとは!
長女hanaとしては、
ママ子に長時間ガミガミやられるよりも(暴言つきで)、
自分たちで話し合った方が合理的であると状況判断した結果だそうだ。
これは使える!と思った。
我が家では、しばらくこれでいこう。
問題・トラブルが発生したら、文書で示そう!
何か問題が起こったり、何か楽しい事を計画する時は、文書を作る。
みんなで話し合いながら考えをまとめる作業をする。
なんかいいじゃん。
どこぞのアクティブラーニングである。
自分の身近な所から、問題提起して、解決していく作業・・・
これ、ネタとして数えきれないほどたくさんあるんじゃないかと思った。
家の中の提案事項や、問題を探してみよう!
そう考えると、色々なネタが浮上してくる。
我が家は、問題の宝庫だ。
- 貧乏(節約、経済活動、投資、貯蓄)
- 部屋の掃除問題
- トイレの消臭剤問題(臭さ解決策や、ウンコ後の配慮)
- 環境問題
(日照酷い部屋のオーバーヒート問題、
水道の蛇口が老朽化してポタポタたれる問題) - 休日の使い方、
- テレビを見る時間の問題だとかスマホ問題。
まあ、親が「これやろう!」っていうよりは、
家族会議を頻繁に開いて、大きい紙にふせんで書き込み作業をやるカタチで例を示して行けば、
子供もいつか、真似してやってくれるような気がするんだけど。
そーいえば、そういうロジカルシンキング、やってた。
我が家もそんな感じで、問題発生した時は、
「見える化」を意識して、よくやってるよね・・・
家族みんなの前に大きな紙を置いて、
気持ちや問題点を付箋(ポストイットのでかいやつ)に書いて、やってたよ。
無意識だったけど、なんだかいい方向に動いている事に驚き。
お金がナイナイって、嘆いている我が家ですが。
これ、家にあるものでできるから!!タダでできるからー!
無料で問題解決能力・思考力を育もう!
もうね、家族でディベートすると、「無料」ってのが最大のメリットだよね。
すぐできる事なので、休校で兄弟姉妹のケンカに頭を抱えているママさん。
ケンカ対応のスパイスに、いかがでしょうか。
家族の会話が増えるのって、嬉しいよね。
特に旦那さんと事務的な会話しか、最近できてないなぁ~って奥様は、是非!
お遊び気分でお試ししてみてくださいね。
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