中学2年生の長女の恋愛沙汰。
まさか自分が、こんな気持ちになるなんて…
いつも、どんな時だって娘を応援したいと思っているママ子が、まさか…
娘の恋愛について、どこまでが過干渉?
母親としての葛藤や苦悶を記録しています。
序:梅雨の憂い。
もう、梅雨ばっかで嫌になっちゃう。
洗濯モノのニオイを消すため、ジェルボールの部屋干しタイプ使いたいけど、すげー高いんだよな。
「暑くなったらなったでデブは困るだろ」
「乾燥機が完備されているので、我が家の梅雨は快適です」
「洗濯物がドブのニオイするって娘達が困ってたぞ、なんとかしろ。」
あーもう、みんな梅雨の季節どうしてる?
ママ子はPTAで私生活崩壊してるぅ~!晴れた空が恋しいよ!
今日は久しぶりに登場!長女hanaのお話。
中2の娘の恋愛事情。
えーっと。
うちの長女hana。高校受験に向け、塾に通いながら勉強を頑張っている。どのぐらい頑張っているかというと、学年一位の座を譲る事なく、死守しながら、塾の順位も上位をキープ。英検と漢検の試験も受けて、このまま死んじゃうんじゃないかというほど、勉強に身を投げうっている。
そんな中で・・・
ママ子がPTAの荒波に揉まれまくってる頃・・・
うちのhanaさん、着々と、
アノ、昔からラブラブであったイケメン男子Ⅿクンとの
恋を育んでいたようである。
思春期女子、親に話さない事が増えて来る時期。
もはや、ママ子には何の情報も入らない。
ママ子:「アンタ、お付き合いするんだったら
お相手をちゃんと連れて来てね。
ママに紹介できない子とはお付き合いしちゃだめよ。」
などと言っていたのだが、
hana:「別に付き合ってないし!」
の一言で片づけられていた。
そんな中、ママ子は久しぶりに、
hanaのスマホチェック(抜き打ちチェックする!ということは本人も了承済)
してみたら、ラブラブなLINEでの会話が・・・
があああああん!!!いつの間に両想いになってたんだ!!
こ、これはさすがに付き合っているだろ?
普通、そうだよな、この解釈、おかしいか?
爽やかではあるが、確実に「好き」という言葉を発見したママ子は狼狽。
「口に出して言えない事は、LINEに書き込んじゃだめだよ」
というルールもある中、確実に言ってるのか?
なあ、言っちゃってるんか?
うちの爽やかで可愛い長女hanaが、
イケメン男子にメロメロになっている図が妄想され、ブンブンと首を振るママ子。
い や だ
ママ子、自分の気持ちにびっくりする。
え?嫌なの?娘の恋を応援できないの?
それって悲しくないか?
ママ子はもっと、物分かりが良くて、娘の幸せを何よりも望んでいるつもりのに、
どうしてⅯクンとラブラブしているhanaが、「いやだ」と思うのか、本当に不思議だった。
長女hana vs ママ子
ママ子は、「これは付き合ってるだろ」と、半ば確信して、hanaに詰め寄った。
ママ子:「ねえ、hana、ママ、LINE見たよ。
Ⅿクンと付き合ってるんだね。
お付き合いすることになったらお相手紹介してね、って言ったのに、
お約束だったのに。」
hana:「だから・・・付き合ってないってば」
ママ子:「だって、もうLINEで好きって言っちゃってるじゃん。
もうお互いそんな感じでいるんだったら、付き合ってるんじゃないの?」
hana:「・・・」
ママ子:「ママ、保護者だから、何かあったらアンタのこと守ろうと思ってLINEチェックしてたけど、もう見るの嫌になったよ。
人のラブラブなLINE見て、すごく恥ずかしいし、
ママが変な人みたいじゃん。
すごく嫌な気分になったよ。
アンタだって、見られて恥ずかしいでしょ?
もう、LINEチェックやめようか。」
hana:「うん、そうして。」
ママ子:「何かあったら、自己責任だよ!!
ねえ、ママが守ってあげられないよ。
何が良いか悪いか、自分で判断して使うんだよ。
そんなのできるの?」
hana:「うん、もう自己判断でできます・・・」
ママ子:「hana・・・そっか。わかった。だけど、あなたのスマホじゃないから、いつでもチェックはするかもしれないし、きちんとルールは守ってね。そして、何かLINEやスマホで困った事があったらちゃんとママに相談してね」
hana:「はーい」
・・・
ぐ・・・グスん
あまりにあっさりと。
そして「ラッキー♪」というhanaの心の声が聞こえてきそう。
子供はいつか、巣立っていくものとわかっていても、やっぱり寂しい。
AVを見る中学生男子 vs 過干渉ママ子。
hanaのことを溺愛するあまり、
ママ子はhanaのことを縛り付けていたのかもしれない。
もう、ママ子は、「待つ女」になるしかないという事ね。
hanaの恋愛にも目をつむるべきか。
信じるしかないんだけど、hanaが傷ついてしまわないか。うちの子の貞操は守りたい。
イケメン男子Ⅿクンのグループは、
AVを小学校の頃から見ているとの情報が入って来て震え上がった。
マジで殺すぞボケ!と、心の中で思ってしまったんだが、
中学生男子では、そういうのが普通なんだろうか。
成績の良い優等生男子は、そんなことしないと思うのだが、
我が子がそういう清い男子と恋に落ちるとは限らないのだ。
娘が優秀だからって、付き合う相手は、優等生で清いとは限らない。
hanaのとんでもなく可愛い笑顔・・・
そりゃあ、男子も好きになっちゃうよな。
そこらへんの男子全てがもう、敵に見えてきたりして。
苦悩の末、静観することを決めた母。
妄想でメンタルのヘルスがやられそうだけど、
そんな親のエゴで、hanaの青春を邪魔することもできないので、
身を切られる思いをしながら、静観しているしかないのだ。
やっぱり、娘の恋愛に口を出すのは、過干渉だよね。
イケメン男子Ⅿクンの爽やかなイメージは崩れ去り、
なんだかもう、天敵のような気持ちになってしまったママ子である。
親って身勝手だな。
我が子の幸せを願い、hanaの恋愛が成就することを一緒に願っておきながら、
Ⅿクンの本性を知ったら途端に敵視しちゃうんだから。
しかも、思春期男子特有の、「性への興味」というものに関しては、
一時的なものと信じたいけれど。
「エリート男子は、AVを見るのか」、
という永遠の疑問は、解けやしない。
もちろん、人によるモンだとは思うんだけど。
過干渉をやめてみた結果。
過干渉をやめたら、
hanaとの会話が増えるのではないかと、期待していたママ子。
少しでも自分のことを話してくれると思ったが、全然そんなことはなかった。
「コイツに話したら面倒になる」
という、もう、十数年与え続けて来たママ子のイメージは、
そうそう覆されるもんでもないみたい。
余計、コミュニケーションが取れなくなっちまった気がする。
「良い成績さえ取ってりゃ文句ないんでしょ」
というような、
hanaの気持ちが伝わってくることもあり、頭を抱えてしまった。
親の取り越し苦労は、子供が大きくなっても延々と続くんだなあって思う。
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