ママ子の数少ない友達だが、非常に尊敬しているママさんがいる。オシャレで美人で優しくて、お友達が沢山いらっしゃるので、非常にこっちが申し訳ない気持ちになる事が多いけれど。
孤独なママ子の「あれやこれや」をずっと心配してくれてたみたいで、「大丈夫かなあ、って思ってたよ。絶対ツライでしょ。」って言ってくれた。ママ子、泣きそうになったよ。心の底から「ありがとう」と思って。
前々回のおセンチ溢れる日記。⇒https://mezaseto-dai.com/2019/01/30/リーダーは孤独。ハッピーノートを作った。/
ジャイアンじゃないけどさ、「おお、心の友よ~!」って言って抱きしめたくなった。早速ハッピーノートに気持ちをしたためた。あの日から、ハッピーが、三つめ。
・・・
「おいおい、合ってんぞ。見た目ジャイアンだろ。」
「ママ友ランチですか、暇そうで羨ましいです」
「美人は顔も良くて性格もいいよな。デブは・・・ry」
今日は、うちの姉妹の話。比べると言うより、問題を解決するために頑張ってるんだけどなあ・・・って感じ。難しいんだよなあ。子育てが・・。
姉妹で、全く違う性格なんです。
ママ子が溺愛しまくって溺れそうな姉妹が、長女hana@中学1年生と次女nana@小学4年生。
長女hanaは、穏やかな性格。優しい。韓国の女性アイドル「twice」が大好きな女の子らしい性格。若干ミーハーなのは、ママ子の血を唯一受け継いでいる部分である。読書の好みは、青春モノ。ヒューマンモノ。現在、言わずもがなの「優等生」。他人の前で発表することにも、慣れているような状況。学芸会では主役の座をオーディションで勝ち取った過去を持つ。小学4年生までは引っ込み思案。いつもニコニコ。(笑顔が可愛い)どんな男子とも仲良くできる。
次女nana。
スポーツ大好き。好みは、エアガンや、スポーツウエア、好きなテレビ番組は、警視庁24時や、スーパードクター系の番組。読書の好みは、「恐い話」や探偵モノ、魔法系、シリーズモノが大好き。現在小学四年生の時点で、発表苦手。授業中に手を挙げて発言する事は多いんだけど、声が小さい(蚊の鳴くような声)。いつも仏頂面(本人はフツーの顔をしていても怒ってると思われるらしい)。男子とは、そこまで仲良しではない。イジワルな男子はとことん嫌い。特定の男子とは仲良くなる。同じスポーツをやってる知的男子、サピ男(アルファクラス)や女子っぽいオシャレ男子。
受験で求められる人材
あのさ、求められる人材っつーのが、絶対「リーダー」なんだよね。どの学校のパンフレット見ても、未来のリーダーを育てようっつって。そんなリーダーばっか育ててどうすんだ?っつーぐらい、求められてるリーダー。
とにかく、長女hanaは、リーダー的なポジションにいる事が多いようなので、その辺はクリアしている。学芸会で主役やるぐらいだから、人前で何かやる事も、楽しみながらできるんであろう。
だけど・・・
問題は、我が家の爆弾娘、次女nanaちゃん。
今でも受験したい気持ちは変わらないらしくて、どうにかして勉強して、試験を受けるレベルまで自分を持って行きたいんだと。
現状を見るとズタボロだけど、ママ子も頭ごなしに「アンタにできるわけないでしょー!!」なんて、口が裂けても言えない。いや、心の中では、そんなに受験したいのなら、叶えてあげたい!って思っているよ。
そして、もう一つ、心配なのが、nanaは、ぜーんぜんリーダータイプでは無いと思うんだ。代表委員にも選ばれないし。手を挙げても、他の優等生が(声が大きくダンスもやっていて舞台慣れしている。去年の学芸会では主役)選ばれる。
求められている「リーダー像」とは正反対のタイプのような気がする。
みんなをまとめようとか、他人をどうこうしてあげようとか、リーダー的な気持ちが彼女には一切無いような気がする・・・ママ子の思い違いであろうか・・・
そうは言っても、掃除も誰よりも丁寧にやるし、先生から頼まれた事はどんな事だってやる。クラスの水槽の水換えは、みんなやりたがらないから、nanaがやっているんだと。こっそりと・・・縁の下の力持ちのような状況。
そんなnanaが「未来のリーダー」になれるもんなのか。
発表が得意な子とそうでない子
我が家で言うならば、前者がhanaで、後者がnanaである。
実際、学校で発表する機会を見ていても、全然違うんだよな。
笑顔で舞台に立って歌う長女hana、チラチラ視線を泳がせ(視線は斜め下や横を見る)で、全然集中していない様子で楽しくなさそうな次女nana(本当は楽しんでやっているそうだがそう見えないw)。
ママ子は無理やりやらせたくないので、次女nanaに「嫌ならやめていいんだよ?」と言うのだが、続けると言ってきかないのだ。
なるほど、あの態度は、ハタから見ていてつまらなそうだけど、本人は楽しんでるんだね。それなら良いよね。
だけどもし、リーダーだったらどうだろう?
ニコニコして集中して心から楽しそうに歌う子の方に、ついていきたくなるモンなんじゃないのかな。
難しい問題なんだけど、nanaの気持ちを尊重して現状維持にするのか、もしも受験したくて、そういう荒波に飛び込むのだとしたら、「他人から見られたら」という客観的な目を教えておいた方が良いのか。
他人から見られる事を意識して。
ママ子は、悩んだ挙句にnanaに話してみた。nanaが発表したビデオを見せた。もちろん、努力した、頑張った事を褒めた上で、自分がどんな表情で発表しているのか・・・
ママ子:「あのね、nanaが楽しんでいるならいいんだと思う。ママの考えは、ママの意見だから必ずしもその通りにしなきゃダメ、ってわけじゃないからね、意見を言ってるだけだから、あとは、アンタが判断してね」
そう前置きをして指摘してみた。
ママ子:「時間を割いて、見に来てくれる人がいて、舞台に立つと決めたnanaがいるよね。一生懸命練習した事を伝えるために発表するとして、この表情は、この声は、見てる人がどう思うかな?」
nana:「・・・」
明らかに否定されたような表情。そうか。怒られていると思っている。違うのに、ママ子は、威圧的な態度で話をしてしまったのだろうか。
不安に駆られながらも、言いたい事を言ってみる。
ママ子:「辞めたいと思ったら辞めていいと思うよ。それか、楽しいと思ってやってるなら、続ければ良いと思うんだ。ただ、発表って事になった場合、見ている人の事を考えるってのも、大事なポイントだと、ママは思うんだけどね。自分だけが楽しくてやってるからいい!他人がどう思おうと関係無い!って思うなら、nanaの気持ちを尊重するよ」
nana:「・・・今度からはちゃんとやる」
消え入りそうな声でこう言った。目に涙をためて。
ちゃんとやってないわけじゃないのに、やっぱり怒られていると思っているみたいだ。本当に難しい。伝わらない。言わなければ良かったんだろうか。葛藤する。また、自己肯定感を失うような事を言ってしまったんだろうか。
せっかく頑張って発表したのに・・・ただ褒めてやればよかったのかもしれない。
後悔の気持ちが強くなった。
子供を見つめて子育てしていくこと。
可哀想な事をしたと思った。
言わなければ良かったと。他人にどう見られてるかなんて、そんなの意識するの、ずぅーっと後で良かったのかもしれない。
褒めて褒めて、よくやったと、そう言って自信をつけてあげる事が一番良いんだと思った。
他人に認めてもらう事で、自信は、どんどんついていくんだ。
hanaが、学芸会のオーディションに臨んだ時、「やっぱり自分には無理だから、みんなと同じように、フツーな感じでやろうかな・・・」という気持ちが湧いて来たんだと。だけど、思い切って、練習したとおりに、誰もやらないような迫真の演技をしたんだと。
そうしたら・・・待っていたのは、みんなからの喝采だったと。
その経験が、長女hanaを変えるきっかけになった。
だから、努力と、勇気が一緒になって結びついた時に、力が発揮できるのかもしれない。根底に、徹底的に努力してきたという、確実な自信が無ければ、きっと、勇気が湧いてくることもないのかな、って思った。
次女nanaには、まだタイミングが合わなかったんだと思った。
若しくは、そんなやり方、彼女には合わないのかもしれないし、そもそも他人の前に出て何かをやりたいなんて、思っていないのかもしれない。
ママ子は本当に未だにダメな母親で、全然わかってあげてなくて、子供の身になって考えてなくて、毒母でごめん、って思う。
だけど、そんなママ子の凹みっぷりを、次女nanaは、満面の笑みで受け止めて励ましてくれた。
nana:「ママ、今日の夜ご飯、なぁに?」
ママ子:「今日は恵方巻だよ、食べ終わったらみんなで豆まきしようね」
nana:「キャー!!やったね!バンザーイ!!」
食べ物で元気になれるところも、ママ子に似てくれて本当に良かったと思う。
もちろん、抱えるモンをいっぱい抱えさせて、ママ子は、またそれをほどいてあげなくちゃって、思うんだけど。
nanaのこと、もっと見つめて、自分を好きになって欲しいって心から思う。
いつも、ごめん。ほんとごめん。
コメント
子供の頃 全然目立たなかった私の妹は、勤続28年 とても出世して偉くなっています。聞きませんがたぶん年収もとても高いと思います。
「うちの娘は児童会の副会長をしている。」と親が自慢していた従姉妹は、4流の短大に行きだたのパート主婦。
確かに学生の頃 聡明だけれど仕切りキャラではなかった女の子も 早くから県立高校の校長になっている・・。
あまり関係ないかと思います。
女性が働き続けやすい、出世しやすい業界に就職することが一番大事かな。
・yocchiさま
そうですね。なんだかもう、涙が出てきました。
仰る通り、女性が出世しやすい働きやすい業界に就職するって、大事ですね。
私も小さい頃、「天才」って言われて育ちました。(もちろん、全然頭なんか良くないのに、頭が良いフリをしていたから。)
巨デブだったので、学芸会の主役にはなれなかったけれど、学級委員だとか、指揮者だとか、目立つことたーーっくさんやりました。
でも・・・今は、恥ずかしいぐらい社会のゴミです。
何の役にも立たない、全然大した事ない人生。狭小借家だし、家計が火の車。
目立たなかった、成績も私より下の方だったキョウダイ達は、大学司書だったり、上場企業に勤める旦那さんを持ったりして、今や、敷地の広い注文住宅の豪邸に住み、悠々と過ごしています。
自分のようになって欲しくないと思って子育てしているのに、なんだか自分の二の舞を踏ませそうな状況に、子供達を引きずっているような気がしてきました。
気づかせてくださって、ありがとうございます。
そんな~。自分を過小評価しすぎです。 おそらく就職氷河期で 同世代は一流大学出身でも非正規だったり、結婚も出産も出来なかった人も多いのでは?
お子さんのできがいい(学力だけでなく社会性も含めて)のは、子育てが適切だからですよ。
もっと自身を持って下さい。
・yocchiさま
ありがとうございます~!!なんかすみません。
自分の人生を振り返って、凹んじゃった自分が恥ずかしいです(;^_^A
母親を反面教師として生きるてる子達なので、しっかりしているのかもしれないです。
もう人生も折り返しちゃったんで、明るくいくしかないですよねっ!