ストーリー、長いッスよね。
前回までの爆裂ストーリー
「このネタで、どこまで引っ張るんだよ。今、長女の受験そっちのけだからな。」
「学校に殴り込みって、確実にモンペですよね。」
「毎日暇だな。一週間後、hanaがグレるぞ。」
アッハ!ごめんごめん、今日で最後だから、許して。ボイコット事件の最終章ッス。
ママ子、担任の先生に面談のアポを取る。
学校の先生は、非常にご多忙なのは、承知していたハズである。
だけどママ子、このnanaの「嘘つき」と、「授業ボイコット」について、クラスで「独りぼっち」なのも関係しているように思えてならなかったのだ。
「ぼっち」を肯定する気持ちは今でもある。
だけど、せっかくクラス替えで出会えたお友達が沢山いるんだ。ほんの少しずつでも、仲良くなれたら嬉しいと思っていた。だって、四年生になっても同じクラスだよ?よっぽどの事が無い限り、二年間同じクラスで過ごして行かなくちゃならないのに、ずぅーっと「ぼっち」なのも寂しいじゃないの。ね。
ママ子、委員長になってから「出会い」って実は非常にラッキーチャンスになり得るなあ、って思っているんだよね。最初は「いけ好かない」「恐そう」「合わない感じ」って思っていたママさんでも(←すんげー主観で警戒してるバカママ子)実際に一緒に仕事したり、話してみたりすると、今までのイメージが覆されるんだよな!!こっちも「仲良くなりたい」って必死になっていると、自然と相手の方も、心を開いてくれることあるんだよ。「おいおい、すっげーいい人じゃーん!」ってなった時の幸福感、ハンパ無いんだよな。嬉しさがね。すごいわけ。
だから、nanaにも、仲良くなる嬉しさ、味わってほしいんだよ。これからの人生、どんな風になっていくかわからないんだけどね、ママ子、他人とコミュニケーション取る事の楽しさとか、知って欲しいな、って思うの。
そんな思いがあって、クラスでのnanaの状況を担任の先生に聞かせてもらおうと思って。
ご多忙の先生には申し訳なかったんだけど、アポ取らせて頂きました。
「先生~!!お忙しいのに、ほんっとスンマセン、すんませーん!!」つって。
先生と面談する際の事前準備。
おっとっと。学校に行く前に、ちょっと待って!
先生と面談するとき、皆さん、どんな風にされてます??
ママ子、バカで覚えが悪いから、メモを取ってから学校に行くの。
《 面談の事前準備 》
- 子どもの話を聞く。
- ネタの整理
・困っている事
・学校に行きたくない理由
・自分はどうしたいか
・普段の一日の過ごし方
・休み時間の過ごし方
・事実確認(お友達からされた嫌な事) - 子どもの話から、客観的に親の考えをまとめる。
・その問題はどういう時の寂しさから来ているのか
・どういう気持ちでいるのか
・何をしている時は救われるのか
・先生に対して子供がどうしてほしいのか - ノートに問題を箇条書きにする
・空欄を開けながら書いて、先生から言われた事をメモできるようにしておく
ノートに書き留める事で、客観的に話を聞けるし、客観的に自分の意見も整理できるんだよ。
これをやると、言わなくていい事は言わなくて済むし、言いたい事はすべて先生に伝えられるようになるんだ。
実は、小さい事件がありました。
ママ子としては、「ぼっち」のnanaに対して心配ではあったんだけど・・・
⇒小3nana、「ぼっち」で悪いか!!~一人ぼっちなんて、怖くない~
nanaがこう言うから、少し諦めていたんだよね。独りぼっちでも学校生活を楽しんでいるなら、いいかな、って思ってたの。
でも、あのあと、イジワルなBちゃんがエスカレートしてきて、nanaにぶつかってきたり、睨んで来たりするようになったんだとか。
nanaは、いつも独りぼっちでいる事に加えて、Bちゃんのチョット怖い攻撃も受けなくちゃならなくなっていたの。
ママ子が
ママ子:「先生に伝えるよ!」
と鼻息荒くして言うと、nanaは
nana:「いいから、いいからママ、私がちゃんと先生に言うから!」
と言うので、先生には、ママ子からはBちゃんに少し困っている事をサラっと伝え、その後はnanaが先生に事情を説明して解決してもらう、という形を取った。
そのおかげで、Bちゃんがnanaにイジワルをしなくなったらしく、解決していたように思えてた・・・
か ら の、 ボイコット事件である。
準備万端、担任の先生との個人面談
二学期の行事が立て込んでいる時に、本当に申し訳なかったのだが、行事と行事の合間を見て、先生に個人面談をお願いしたママ子。
ものすごーーく、驚いた事に、先生、全然把握していなかった・・・やっぱそうだよなあ・・ご多忙だもんな。クラス一人ひとりの事ちゃんと見るっつったって・・・
nanaが「ぼっち」について悩んでいる事に対して、先生は、全然知らなかった。
nanaがBちゃんに仲間外れにされて非常に悲しい思いをしたことを先生は知らなかった。
ママ子は、非常に冷静に、そして、nanaが困っている事について、手帳を見ながら話しをした。
先生は
先生:「そうだったんですか・・・nanaさん、私にBちゃんの事話していなかったですね。お母さんの連絡帳に書いてあったことは、注意したんですが、まさか・・そんな・・・」
ママ子:「うわぁ・・そうだったんですね。すべて連絡帳に書かずにすみませんでした~」
先生:「いえいえ、とんでもないです!気が付いてあげられなくてすみませんでした」
先生:「nanaさん、とっても優しいから、お母さんに心配かけたくなかったんですね・・・学校でもいつも完璧で、本当に優秀すぎて・・・nanaさんがそんな風に悩んでいる事、全然知りませんでした。教えて下さってありがとうございます。本当にこういうの、有り難いです」
先生は、感謝してくださった。
ママ子:「あの~、保健室に通っていた事なんですが・・・・本当にすみませんでした」
先生:「それでnanaさんが保健室に行っていた理由がわかりました。本当に限界まで辛かったんですよね。私が色々対策とってみますね!!」
先生は、クラスでのnanaについて、やはり、安心しきっていたようで、「手のかからない子」としての認識しかなかったようである。
でも、ママ子の意見を聞くと、本当に驚いて、反省して、一緒に問題解決しようと、本当に親身になって考えて下さった。
その後、ママ子と一緒にじっくりとミーティングをして、誰と誰が仲が良いだとか、ベッタリだから入れないだろう、とか、、どうやったらnanaがお友達の輪に入れるか、という作戦を立ててくれたのだ!!
本当に良い先生に恵まれて・・・ママ子、感激・・・
ママ子:「なんかね、授業の時間は良いみたいなんですよ、でも、休み時間がツライって言うんです。それってなんか・・・ね。キツイですよね。」
先生:「いやぁ・・・キツイっすよ。・・・それは本当にキツイ。話してくれたら良かったのになあ・・・忙しそうだったのかなあ・・・」
しみじみと先生は、nanaの思いを噛みしめてくれたようであった。
個人面談できて、本当に良かった!!
あのね、「小さい事で連絡するなんて、ご迷惑かしら」とか、思うじゃない?先生、ご多忙だし、負担かけたくないわ~、とか、思うよね?
でも、うちの担任の先生は
先生:「本当にこういうの、有り難いです。自分は全然把握できてないものですから。やっぱりね、クラス全員ってなるとね、なかなかわからないですよね。だから、どんどん教えてください。本当に助かります!」
先生:「また是非、何かあったらすぐ教えてください。お願いします!」
って、言ってくださったんだよ。
だから、その、少しでも困った事あったら、先生に相談してみるのって、良いと思う。
担任の先生とも、すんげー仲良くなれるしね!信頼関係も生まれると思うよ!!
先生との面談内容を、nanaに報告
先生とのお話の後、ママ子はnanaに、報告したんだ。
ママ子:「ちょっと~!アンタ、Bちゃんにイジワルされたこと、先生に言ってなかったんじゃんよ~!先生びっくりしてたってば~」
nana:「え~?そうだっけ?言ったと思うんだけどな~」
ママ子:「もう、困った事あったら先生に言っていいんだよ。先生、待ってるって言ってたよ。nanaのことものすごく優秀だって、褒めていたよ。いつもお手伝いしてくれるって言ってたよ!」
nana:「えへへ~、優秀??チョット、もう一回言って!」
ママ子:「・・・んもー、アンタ・・・それより、先生がね、nanaがみんなと仲良くできるように、色々作戦考えてくれてるみたいだよ~!先生、nanaと外で遊んでくれるってよ!これで少しでもみんなの事わかるといいよね。仲良くできるといいね。」
nana:「わぁ~、ほんと?先生、遊んでくれるのかぁ!ばんざーい!嬉しいなあ」
nanaの顔に笑顔が戻った。
心の底から嬉しそうな笑顔だ。
いつも、嘘なんてつかなくていいのに。いつも本心でいてくれたらいいのにな。
nanaは、学校でずっと寂しかったんだ。本当はお友達と遊びたかったんだよな。
ずぅーっと、強がって「一人でいい」って言ってたんだよな。
子どもの本心がわからなかったママ子・・・本当に反省だ。
やっぱり、一人で抱え込まないで先生でも、電話相談でも、相談できる人に相談するって大事だな、って思った。
ボイコット事件、「完」でございます。
長らくお付き合いくださいまして、ありがとうございます。
小3の次女nanaの、
・・・ああ・・・きつかった、この1,2週間・・・
マジで、hanaの勉強がおろそかになってしまわぬよう、しっかり立て直さないと。
hanaは、そんな嬉しそうなnanaに、そろばんの宿題を教えてやりながら、
hana:「よかったね。nana。nanaは、元気でいなくちゃ、調子狂っちゃうよ。」
そう言って優しく笑った。
コメント
こんにちは。
なんか、おばちゃん泣きそうです・・・。休み時間がつらいなんて。nanaちゃん、あんたって子は!
先生が、nanaちゃんのことをノーマークだったのは理解できます。
やっぱり、手のかかる子に目が行きますもん。
小4までのチビは手のかかる子だったはずです。
二者面談がつらかったなあ(遠い目)
担任の先生が親身になってくれる先生で良かったです。
チビもチビ姉も、世間でいう「はずれの先生」(この言い方好きではないんですけどね)だったことがありません。
いつも先生に恵まれてきました。
特に4~6年生のチビの担任の先生は、本当に、今のチビを作ってくれた先生だと思っています。
nanaちゃん、これで安心して学校に通えますね。
保健室にも行かなくて済みます。
ああ、良かった。
・チビの母さま
ありがとうございます~(泣
あの後、まだnanaの中では、不安定な状況が続いているらしいんですが、休み時間は、先生の肩をもんだり、2年の時に同じクラスだったお友達と遊んだり、楽しく過ごしているようで、少し安心しています。
チビちゃんって、本当に手のかかる子だったんですか?!
正義感で元気いっぱい!のイメージなんで、物事をハッキリ言う子、って事だったんでしょうか?
担任の先生・・・我が家も、先生には本当に恵まれていて、感謝しっぱなしです。
コミュニケーション取ればとる程、先生の事も理解できるし、子供の事も理解してもらえるんですよね。
有難い事です。
うちのnana・・・家だと、本当に暴れん坊で、手がかかりっきりなんですが・・・
ママ子が悲鳴あげるほどに・・・
少しは学校で発散して来て欲しいッス・・・(;^_^A
さすがです。ママ子さん。
チビは正義感がとても強い元気な子です。
ただ、小さい頃はお友達のルール違反に異様に厳しく、自分が正しいと相手のことは一切考えずに元気よく笑 発言してしまう子でした。
そんなチビに、少し周りを見てごらん^_^ と軌道修正してくれたのが4〜6の担任の先生でした。
実は今、生徒会の活動してるんです。
周りの子たちに応援されて支えてもらって選挙活動を乗り切りました。
4年生までのチビしか知らない子たちからしたら、信じられない光景だと思います^_^
・チビの母さま
おおおおおおお!!!
チビちゃん!!!
生徒会活動されているんですか!!
すごいです。本当にすごいです。選挙活動やったんですね!あれを!!
いやあ、本当に生徒会なんて、エリート中のエリートですよ。素晴らしい。うちの子も、できれば生徒会に入ってくれたらなあ、、、って思いますけど、たぶん無理だろうなあ・・・
チビちゃんにピッタリだと思います。本当に。
生徒会では、学ぶことが沢山あると思います。中学校時代を、本当に充実したものにしていて、心の底から尊敬します。
担任の先生のおかげもあるかもしれませんが、チビの母さまと、チビちゃんの努力で、形成されているものだと思いますよ。
頑張ってください。
応援しています!!