国立大付属校の入試大改革、「脱エリート」だと?

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遅ればせながら、ママ子の夏休み・・・

夏休み中にできなかった場所を重点的に、家の掃除をして、汗を流す。

掃除は心の中もキレイにしてくれる。自由と解放感。誰も家の中にいない。元の自分に戻ったような。お手本にならなくていい。あたしでいられる時間。

やっとこの時間が来た。

「なんだこの、『ちゃんとしてます』的なオープニング」

「妄想の中での自分じゃないですか?お菓子のカスと埃だらけの部屋なんですよね?」

「きったねーな!一か月ぶりの掃除じゃあ、そりゃあ大量の汗かくだろ」

もう、失礼しちゃうわね!ママ子だって、四角い部屋を丸く掃除するぐらい、毎日やってるんだからね!!

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実は、国立大付属中を志望していた時期がありました。

一年半前であろうか。

当時小学四年生だったhanaが、「中学受験したい」と言い出した頃、ママ子は何も知らずに、

[国立中なら学費払ってやれるだろう]

と言う理由から、国立大付属中を目指して受験勉強を始める準備をしていた。

中学受験の本を読んでみると、国立大付属校ってのは、すんげー高い偏差値と、倍率と。その学校を受ける子達は、私立中と併願している子がほとんどであった。

『塾に通って国立中かあ・・・塾に行かないhanaには、狭き門だなあ』

純粋にそう思った。

金持ちだけが成功するようにできているレールのように思えた。

幸い、志望校決定する段階において、hanaが惚れ込んだのが公立中高一貫校であった事もあり、国立大付属中の入試を諦めて、五年生からベネッセ様の公立中高一貫校受検の対策講座を受講。

今では、志望校を変えた事、全然後悔していない。

私立向けの勉強をほんの少しでもできた事を、有り難いとさえ思っている。

国立大付属校『脱エリート化』は、吉か凶か。

研究のための実験モデルとしての学校にしたいという事なのかだけど・・・

そりゃ、人間なんだから発達障害の問題や家庭環境以上に、いろんなタイプの生徒、いるんだろうからさ。教師は、あらゆるパターンに対応しなきゃならなくなるわけ?

今までもそうだったよね?マニュアル化するっての?

教師の多忙化や負担を軽減するんなら、一部の県では導入してるけど、教師の事務補助員として、サポート役を雇ってみたら良いのに。そしたら、教師の質も上がるんじゃない?時間に余裕できれば、研修の時間も作ってあげられるよね?教師の講習や研究会もさ、バリエーション増やしたらいいんじゃないの?民間見てごらんよ、すっげー優秀な先生沢山いるしさ。講習会お願いしたらいいのに。

ママ子、何も知らないから勝手な事ばっか言っちゃってるけど・・・

研究実験と、人材育成を一緒に行う機関という事になるよね?今までもそうだったんだろうけど、カリキュラムって、どうなるわけ?

その実験的なカリキュラムは、数年で結果出るモンなの?子供達卒業するまでに、どんな結果出すんだろう・・・

学力レベル一緒くたにするんなら、公立の小学校や中学校に有識者とか専門家送り込んで研究させてみたら良いんじゃないかと。

モデル校になる学校って公立にもあるんじゃなかったっけ?

ママ子の個人的な意見なんてどうでも良いだろうけど、日本の教育の在り方については、すごく問題あると思う。

海外では「留年」とか「落第」の制度が小学校にもあるんだそうだ。

日本でも、小学校から留年制度作ればいいのにな。そうすれば、わからない事をそのまま放っておいて、学年だけ上がってしまう、という、「建前」っていう悪い習慣も治るんじゃないかなあ。

少なくとも留年しないように、みんな勉強頑張ると思うんだけど。

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国民から選抜!国立大付属中をエリートにしちゃうってのは?

もうさ、学校の内申点が上位の子の中で(収入が低い子を優先してくれると有難い)、希望者を募って学校側から推薦してあげるってのは?入試無しで。報告書だけで判断できないかしら。

貧乏な我が家でも、学校の成績ならなんとか上位にいるわけだし、そういう子を集めて国立大付属校に送り込んだら、将来エリートとなって、国のために働く事ができるよ?

リアル下剋上じゃないっすか!

「学校の勉強さえできていれば良いって時代じゃない」、なんて言われているけど、学校の在り方を考えるなら、貧乏ながらも向上心を持って公立の小学校で頑張っている子に、国立大付属校への切符を与えてあげるのも手なんじゃないか、と・・・

なーんて、自分の都合ばっかり考えているママ子なんですが。

文科省は、どこに向かっているんだろうなあ・・・って思うわけです。

大学入試変えて、今度は国立大付属の入試も変えて・・・

めちゃくそに振り回されるこっちの身にもなってよね。

今はもう、半年後の中学入試の事だよね・・・何をどうすれば、わが子が合格するのか。勉強しか無いわけだよね。結果的に、時代の流れに柔軟に対応できる人が勝つんだろうか。

そのためには何を準備しなくてはならないのか。

2020年を見据えて、日本の教育制度に振り回されながら、貧乏人は自分でリサーチして必死こいて食らいついていかなくちゃならないんですよぅ~~。

トホホ・・・

 

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コメント

  1. yocchi より:

    今の時代の学校の評定は ざっくりとしか子供の学力を反映していないと思います。3段階で絶対評価ですよね。昔のように5段階で 5は上位7%しかつかないなら 自分の子供が上位7%に入っていることはわかりますが。今の制度だとオール3でも模試の偏差値55~70ぐらいまで幅がありそうです。

     公立中学に入って 学校のテストで学年順位が出て初めて 自分の子供の立ち位置を知る保護者も多いものです。私自身はそれはいかがなものかと思っていますが。

     大学入試においては 指定校推薦やAO入試 付属校から上がってくるなどの割合が増えて、一般入試の枠が減っています。だから全科目(体育も家庭科も音楽もできる・・)という子は昔より有利かと思いますが。ワンランク下の高校に入って評定をそろえるほうが 名門校から一般入試を受けるよりいい大学に入れたりしています。
     私立中を受けるご家庭もいろいろで 大学入試を避けるため大学付属しか受けないお宅もありました。我が家のように夫婦そろって田舎者は 一般で国立という頭しかなく 結果的に多額の予備校費用や受験料(国立の受験料 抑えの私大35000×4 センター利用19000×2 私大の入学金)を使うはめになり、「付属と同じぐらいお金がかかって」しまったかもしれません。学費の安い郊外型私立中高一貫進学校にいったの
    に・・・。体育や芸術科目ができないので、高校入試を回避するのが目的の中学受験だったからいいのですが。
     中学受験の結果は残念だけれど大学受験の結果はよかった あるいはその反対もあるので、12歳は通過点でしかないと思い 18歳が本人が一番やる気が満ちていて保護者も経済的にも用意がある 状態に持っていくことが大事かと思っています。 
     
     

  2. yocchi より:

    追伸

     学校からの推薦状で入学者を決めるとなると、政治家などの有力者のコネがある子供だけが、推薦状をもらえて、国立大学付属中に入れるようなことになりかねません。

     学力試験だけで合否を決めるって、性別や国籍 家庭の経済状況 保護者の地位に左右されない「真の下克上」だと思います。
     数年前 東大文Ⅰの学生と一緒に働きましたが、彼は公立中→県立トップ校→宅浪→東大でした。
    「浪人中に参考書代がかかって、親に申し訳なかった。」と言っていました。彼が同僚じゃなく息子だったらいいのにと思いました。

    • mamako より:

      ・yocchiさま

      お久しぶりです!コメント、ありがとうございました。
      お返事が遅くなりまして、申し訳ないです~!怒涛の日々を過ごしております。

      このネタにはyocchiさまからのお宝コトバが頂けるんじゃないか、って、淡い期待を込めて、グダグダと記事を書いてしまった事をお許しください。

      本当に、仰るとおりですね。「評定」とはざっくりしていますね。
      ただ、評定の中でも、五段階ではなく、科目ごとに知識、応用力・・・などを細かく分けて100点換算しているので、点数で表すと細かく出るんじゃないか・・・なんて思っておりました(;^_^A
      それでもやっぱり、「ざっくり」ですよね~。
      勉強以外の事も必死で頑張っちゃう我が子に少しでもチャンスあるかなあ・・・なんて現実逃避してしまって、恥ずかしいです。

      以前も教えて頂きましたが、大学入試を見据えて勉強していくことが、やはり大事なのですね。yocchiさまの論理的な文章により、改めてママ子は冷静に現状を把握できました。中学受検だけを考えると、本当に恐くて、絶望的な事しか考えられなくなったりするんですが、ここで必死で頑張った勉強は、絶対にわが子の糧になるんですものね。

      そして、追伸の・・・

      確かに、権力者の子だけが甘い汁を吸う事態になり兼ねないですね( ゚Д゚)
      危ない危ない・・・
      ママ子が戦う格差が、ますます広がってしまう制度になり兼ねない企てをするところでした。
      誰にも採用されませんが(笑)

      私もyocchiさまが仰るように、「学力」だけが平等だと思い直しました。
      東大の文1の学生さん、素晴らしいですね・・・

      理不尽だとか、憤りだとか、そういう感情に逃げずに、わが子を信じて併走するという事を再確認させて頂きました。

      二学期も、頑張ります。

      本当にありがとうございます!!