「それな」「とりま」「いつめん」「よいちょまる」
いきなり出て来てすんません。若者の言葉が大好きなママ子です。
日本語が崩れるとか危機感出してる高学歴な年配者の皆さんの気持ちもわかるけれど、変遷してきた日本語だ。遊びで面白がってる人がいたっていいじゃないか。って、いつも思ってるんだけど。若者の言葉は、いっつも明るくて、少し元気が出る。
PTAごときで死んでたまるかって思うけど、自殺したいほど今、すげーつらい。仲間がいるし、家族が悲しむからそんなことできないけどさ。死んで世の中に訴えて、国が動いてくれたらいいのにな、って思う。つーか、PTAってそんぐらいしないと何も変わらない。
ゴミみたいに生きて来て、最後にできることってこーゆーことだったら、少しはママ子も世の中の役に立てるのかなって。さ。
「いつ死んでもいい」
ママ子は心でいつも思っている。人生やりきって完全燃焼したからじゃない。人生に絶望してるから。
「死ぬ死ぬ言うやつに限って100歳まで生き延びる草」
「そんな事考えるならお嬢さんの受検について真剣に考えるべきだと思うんですが」
「結局やけ食いしてストレス発散するんだろ!相手にすんなよ」
ぬっはっは、センチメンタルを許さないメンバーだね、アンタ達。
おかげで元気が出ました。今日は久しぶりに出て来てすんげーどーでもいい話、しちゃいまーーす。
ある日の親子の会話から。
hana:「なんかさぁ、昔の小説家ってすぐ死ぬよね」
ママ子:「今みたいに多様性受け入れるとか情報化社会じゃなかったからね。余計に自分の世界しか見えなくなるんだろうね。ナルシスト兼思い込み激しすぎる人が多いんだよ。そして異常に繊細ね。そーゆーこと考えるとさ、愛すべき小説家たちって思っちゃうけど。」
nana:「ママー、音読聞いて~! 」
ドタドタとnanaさまが登場。そして勝手に読み始める。
nana:「ある日のことです。お釈迦様は極楽の蓮池のふちをぶらぶら歩いていらっしゃいました・・・ぶはは、なにこれ、くもの糸ってなにこれ」
ママ子:「お、芥川!!好き好き!読んで!読んどくれ!」
nanaは、やたらに敬語が好きである。芥川のクモの糸の敬語表現がハマったらしく、楽しそうに読んでいる。
池の中に咲いているはすの花は、みんな玉のようにまっ白で、そのまん中にあるきんいろのずいからは、何とも云えない好いにおいが、たえまなくあたりへあふれて居ります。極楽は丁度朝なのでございましょう。やがて御釈迦様はその池のふちにおたたずみになって、水の面おもてを蔽おおっている蓮の葉の間から、ふと下の容子ようすを御覧になりました。
芥川龍之介「くもの糸」より
nana:「ギャハハ、おたたずみになる、だって!そんなこと言うひといるー???」
聞き覚えの無い敬語には非常に上機嫌に反応する。まだまだ可愛い小学5年生である。
いつぞやに「ハゲ」の失礼じゃない表現とか考えたことがあった。
ママ子:「ちょっとアンタ!そんな露骨な表現しちゃだめでしょ!!」
nana:「じゃあなんていえばいいのよ、明らかに特徴がハッキリしてるんだもん、ハゲって言って悪くないじゃん。そこにその人いないんだからさあ。」
ママ子:「んー、当人がいないからって、ハゲっていうのは、その言葉を発するアンタが美しく見えなくなっちゃうよ。そうだなあ・・・頭髪が涼やかなお方、とかさあ!」
nana:「ギャハハ!!なにそれ、ハゲの人のこと、頭髪が涼やかですね、とか、言えないってばー!」
ママ子:「だってもう、頭上のさっぱりしたお方なんてーのも、ちょっとさあ・・・」
hana:「ちょっと程度低すぎるよ。もうやめてよーーー」
nana:「だっておじさんで禿げてる人いたらそこが特徴になっちゃうじゃん」
ママ子:「コラ!おじさんも、NGだなあ、おばさんも、やめて」
nana:「じゃあ、何ていうのよーー!」
ママ子:「うーん、少しお年を召した男性とか・・・女性、とかあ・・・」
nana:「げー、面倒くさいじゃん。じゃあ、おじいさんとかおばあさんは、”すっごくお年を召した人”になって、余計失礼じゃないの?」
ママ子:「おじいさんとかおばあさんってダイレクトに呼ぶのはトゲトゲしいよ。”すごく”とかつけないで”お年を召した方”にしなさいよ」
nana:「ギャハハ!!じゃあ、デブな人は体重を召した方?」
ママ子:「ちょっと!!なんでママの方見て言うのよ!!体重召してるも失礼じゃー!!」
hana:「ママ、笑いが止まんないからやめて!本当に試験前だから、少し静かにして欲しいの。盛り上がってるとこ悪いんだけど」
未だ、中2の長女hanaには学習机はない。リビング学習。そして5年の次女nanaも、絶賛受検勉強中。のはず。
ママ子達は、小さい頃からリビングでこんなバカな会話を繰り返し、謙譲語や尊敬語、丁寧語を楽しく学んでいる(←ウソ)。もちろん、テストで良い点取れるかどうかは別として、敬語が好きになってくれてる我が子達を見ていると、まあ、いいや、って思うんだよね。
中学受検?そりゃあもう・・・
こんなバカな会話ばっかやってて、受験のことどうなってるんだ?って話ですよね?
アノネ、やってる。やってるよ。色々忙しい中、気が狂いそうになる事数回、メンタルのヘルスが脅かされる事何百回とある中で、ママ子は受験日までの予定を立て、学年ごとの予定を立て、学期ごとの予定を立て、月ごとの予定を立て、一週間の予定を立て、一日の予定を立てる。グラフを作り、カレンダーをエクセルで作り、記入し、プリントをダウンロードして印刷しまくり、ファイルに分けて居れる。それをまた分野ごとに分ける。一日ごとに振り分ける。
そして、その予定を、用意したプリントを、ことごとく踏み倒されて、予定どおりに進まなくて、苦しくて嫌になって、何度も諦めようって思って、ここにいる。基礎なのに、予定どおり進まない。少しでも学校の先取りすると、全くやる気がなくなってしまう。とにかく、先取りする場合は、簡単な問題をちょっとずつやらせて、様子を見ながら進む。同じ問題を何度もやって何度も間違う。nanaは、考えないですぐに答えを見る。写す。解きなおす。間違う。答え写す・・・
もはや、塾に行っても絶対についていけないし、合格までたどり着かないので、やっぱり自力でやっていくしかないのだから、基礎学力をひたすらつける事しか考えないで頑張っている。無理なもんは無理だと言いたいし、予想がつく結果があるけれど、我が子が諦めないかぎり、ママ子は何度も何度もカリキュラム作りなおす。
本人も、頑張ろうとしている気持ちだけはあるので、間違えた所を参考書(自由自在)を使ってノートにまとめる。(←書き写すだけ)
「書き写すよりも、自分の頭でしっかり考えて解けるようにしよう」
と、何度も言っているが、言い回しが違う問題が出ると応用がきかずにすぐにわからなくなってしまうので、答え見る⇒うつす⇒解きなおす
の、悪循環を阻止することができない。
さらに、反抗期の問題も発生。
素直に、ひたむきに勉強する長女hanaとは、人格がまったく逆の次女nanaさま。絶賛ママ子に似ているという、遺伝子の絶望を受け継いで、すこーし反抗期の兆候が見えて来た。
あまりの口の悪さ、態度の悪さに、ママ子も我慢の限界が訪れ、怒り散らして勉強時間が減ると言う、絶望的な展開になっている。
中学受検勉強は、塾が無いとダメだとわかっていながら、家計が火の車な事は、ご存知のとおり。塾に行かせてやれる余裕もなけりゃ、塾に行けるようなレベルの学力に達していないという悲しい現実。
もう、ノっている時しか勉強が進まないという、爆弾を抱えながらの、受検勉強となっている。韓流大好き。男性アイドルのBTSが大好きなnana。休憩時間には、BTSのⅯⅤが見られるというニンジンをぶら下げながらの作業である。泣きたい。死にたい。マジでつらい。
母親として、こんなに情けない思いで子供の勉強に寄り添うのって、本当に良くない事だと思うけれど、時間は刻刻と過ぎていくのだ。
6年生になったら過去問やるからな!
決意表明。今は、必死こいて基礎学力をつけているところだ。毎朝、毎晩、勉強始める前に、めんどくさい計算問題をタイム計りながらやって、受験に備える力を少しずつつけるようにしている。接続語はスパルタでプリント100本ノックでマスターしつつある。
全く何もやってないわけじゃない。毎日、進んでいる事は確かだ。
志望校へは、まだまだ遠いけれど、ママ子の悲惨な日々も、まだまだ続くけど、負けたくない。
あたしも、頑張る。nanaを信じて、頑張って行くしかないのです・・・
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