子どもを持たない大人との会話から。

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なんかさ。

子どもを育てる「お母さん」という存在を考えちゃった。

大人。ママ子。40代。女性。

ここ12年間、絶賛子育て奮闘中。

先日、パパ男の親戚で、海外在住、30代女性会社員(未婚)Aちゃんがママ子の家に来たの。

中学受験を考えている事は、パパ男のお母さまにも話していないので、内緒。
参考書や問題集を置いているリビングの本棚に布をかけ、
隠したけれど、ホワイトボードは隠せなかったよね。

一年ぶりの帰国なので、子供達もとても楽しみにしていたんだ。
子供達をとても可愛がってくれているし、ママ子も楽しみであったんだけども・・・

気が付いてしまったのだ・・・

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普通の大人との会話ができない?!

えーっと。

説明します。

基本的には、子供を交えて、その人との会話が難しかった・・・というか。

例えば、子供が頑張っている事に対して

Aちゃん:「へぇ~・・・なんでそんなにやる気あんの?すごいね・・・私はできないわ・・・」

Aちゃん:「うわ・・・私、絶対そういうの嫌だった。ずいぶん前に前に出るタイプなんだね。」

Aちゃん:「うわ~、虫とか大嫌い~!やめてやめて!」

普通の独身の大人の女性の反応なのであろうが、

なんていうか、子供が興味を持った事に対して、あからさまに嫌な顔をしたり、否定したりするのよね。

もちろん、ママ子も子育てしていない時なら、
そのような反応も理解しようと思えるのだが、
今、わが子が頑張っている事に対して、ことごとく否定されてしまうと、
ちょっとね、悲しくなる自分がいるのだ。

だって、長女hanaは、本当は引っ込み思案な子であったのだ。それが、少しずつ自信を持てるようになってきて、ここ最近やっとこさ「前に出よう」という気持ちが芽生え始めて、授業中に手を挙げたり、リーダーに近い役をやらせてもらえるようになったのだ。

子供達も「私たちのやっている事、そんなに変な事なのかな??」って思ったようであった。

かといって、お客様に対して

「子供いるから~・・・配慮してくださいよ」

なんて、絶対言えないでしょ。
しかも独身の女性に。婚活中の女性に。

ママ子、ハラハラしちゃった。

それと同時に、

  • 様々な事に興味を持つ
  • 好奇心旺盛になる
  • あらゆる経験をしてみる
  • 今ある事柄に全力投球
  • マイナス思考はなるべくしない。ポジティブポジティブ!

と、肝に銘じて頑張っている自分が・・・

本当の自分から遠ざかっているような気がして。
極端に言えば、自分に嘘ついているような気がして。

ママ子だって、本来、ここまでガンガンやる気のあるポジティブ全開人間ではない。それを思い出して、少し切なくなったりもするんだけどね。

きっとそのAちゃんも、結婚して子供ができたら理解できるだろう。
子供を育てるんだもの
。人格形成の大事な時期に、少しでも子供の未来の選択肢が増えるような教育を施してやりたい気持ち。

子どもに見せたくない番組ナンバーワンのアレ。

パパ男が帰宅すると、とりあえず会話が弾んでいたので、安心していたら・・・

Aちゃん:「ねえ、テレビ見たい。ロンハーやってるじゃん!」

などと、新聞のテレビ欄を見て言い出したので、ママ子も瞳孔開いちゃったよ。

おいおいおい、ロンハー?ロンドンハーツだぞ?

世のお母さんが子供に見せたくない番組ナンバーワンだぞ?

パパ男がロンハーをつけようとするので、ママ子、ものすごい形相で睨みつけ、首を振った。

だって、バラエティ番組っつったら、「ブラタモリ」だとか、「世界一受けたい授業」だとか、「アタック25」や「ダーウィンが来た」だとか、我が家ではそういった番組のラインナップなので、

いきなりロンハー見せたら、うちの子、どうなっちゃうんだろう、っつって。

ママ子だって、バラエティ嫌いじゃないよ。
独身時代は確かに好きだったけど、「ドリフの大爆笑」とか見てたけど。

ママ子、けっこうその場にいるのが辛くなってしまって、洗い物などをやりに台所に引っ込む。

ちょっとちょっと、困ってしまった。

パパ男の親戚だから、Aちゃんの対応はパパ男におまかせすることにしよう。パパ男は必至にAちゃんのいる国の経済状況、社会情勢などを聞こうとしていたようだった。

子供達は、話についていけなくなり、お風呂に入った後は、台所に来て

hana&nana:「パパとAちゃん、仲良しだね。ずっとしゃべってるよ。」

などと言っていた。

ママ子は、同年代ではないにしろ、5歳ぐらいしか年が変わらないそのAちゃんとの会話も難しくなってしまっている自分に、すごくショックを受けていた。

社会から取り残されているのかな

なんかさ。

ママ子、仕事やってるって言っても、在宅多いしさ。非常に狭い世界で生きているのかな、って悲しくなった。

子どもたちの事、一番に考えて必死で生きて来た12年間。
その12年間で、頭も心も凝り固まってしまって、柔軟な思考を持てなくなったのかな、って。

ロンハー、テレビつけて見せてやればよかったのかな、とか。

でもさ、絶対ママ子の子だから、そういうバラエティ見たら、ドはまりして、引き返せなくなるよなあ。そういう人生辿らせるの、嫌だったんだよなあ。ママ子の二の舞になるのを、必死で止めようとしてるんだけど・・・無理なのかなあ。

 参考:ママ子の学歴コンプレックス。

子どもを、そうやって悪い情報から守るっていう事は、
逆に言えば、子供にそういう情報を与えてやらないという、親のエゴであり、もうhanaなんて6年生なんだから、自分で判断すべきところなのかもしれないって・・・

そんな風に思ったりもしてさ。

hanaは、特にAちゃんにべったりして、Aちゃんも、hanaばっかり可愛がるので、nanaは、けん玉したりしながら、少し離れた場所にいた。

世の中にはいろんなタイプの人間がいるという事

そうなのだ。

色々なタイプの人間がいるので、それを見せる分には、とても良い機会だったのだ。

自分のやっている事を「よくやるね」と、呆れた顔で言われようと、努力していけば良いのだ。

やりたい事を実現するためには、他人が何を言っても、頑張ってみよう。実行するのは自分なんだから。

キラキラする、歯の浮くような言葉ではある。確かに熱い人間と煙たがられるかもしれない。普通の大人の女性からしたら「この人、何言ってんの?」って思われるかもしれない。

今のママ子ができる事は、子供の世界を狭める事ではなく、子供の世界を広げつつ、やっぱり前向きに、子供の未来のために全力で教育に関わる事なのかな、って思うんだよな。

Aちゃんから見たら、ママ子なんて「世間を知らないオバサン」「話の合わないオバサン」なんだろうな・・

今度Aちゃんが来る時には、もっと楽しんで貰えるように、考えておこう。

「テレビ見たい~」って言葉が出なくなるくらい、ママ子の話術をあげておきたいゼ。

コメント

  1. エリ より:

    あ~分かります(*_*)
    そうやって、結婚しているしていない、子供のいるいないで、女って距離を感じてしまう生き物ですよね~
    仲のよかった友達だって、環境や立場が変わるだけでいつの間にか疎遠になってしまうんですもの。あっけないなぁって今まで何度思ったことだろう…
    結局、どんなに同情や共感したって、同じ立場にならなければ、本当に相手の気持ちなんてわからないんですよね。ある意味、Aさん裏表のない正直な方です(笑)

    そして、Aさんを責めるでもなく、自分の話術を上げるなんて、ママ子さんのポジティブシンキング大好きです!

    あ、うちはロンハーなんて朝飯前です。バカみたいにバカな番組ばっか見せるバカ男です。

    • mamako より:

      ・エリさま

      なんだか、わかって下さって・・・ありがとうございます~!

      >結局、どんなに同情や共感したって、同じ立場にならなければ、本当に相手の気持ちなんてわからないんですよね。ある意味、Aさん裏表のない正直な方です(笑)

        ↑
      本当にそうですよね・・・
      同じ立場にならなければ、相手の事はわからない。いや、同じ立場の人間ですら、真意なんてわからないですものね・・・
      そうそう、さすがエリさま!Aちゃんは、とても正直で裏表のない方です。だから日本の空気が合わずに海外で仕事をしているんだと思います。

      エリさまのお宅では、ロンハーの荒波と戦いながら、いや、共存しながらの受検勉強なんですね。私としては、そうやって色々な物を見て選択して頑張っているご家庭の方が、伸びしろがあると思うんですよね。我が家はもう、禁欲生活だから、受験が終わっちゃったらどうなるんだろう・・・って今から怖いです(;^_^A

      いや、もう、ママ子という反面教師が子供への最大の悪影響なんですけどね(笑)

  2. チビの母 より:

    こんにちは。

    >「へぇ~・・・なんでそんなにやる気あんの?すごいね・・・私はできないわ・・・」
    >「うわ・・・私、絶対そういうの嫌だった。ずいぶん前に前に出るタイプなんだね。」

    この辺でかなりの悪意を感じます(笑)
    こんな書き方をするとAちゃんに面識はなく申し訳ないのですが、思いっきり「頑張ってるクラスメイトをディスってる、頑張ることがダサいとかいう子」に見えます。
    中学生のころたくさんいました。こういう子。

    わたしは、前へ前へ行ける子が好きです。
    もちろん、そうでない子もいます。
    だけど、もともとの気質でそれが普通にできる子も、そして勇気を持って前で出ていこうとする子、どちらも素敵だと思うからです。

    ※チビは完全に前者。そしてチビ姉は完全に後者。

    前に出る出ないだけに限らず、今より良い環境を実力で手に入れるためにがんばっているhanaちゃんを、そしてそれに伴走するママ子さんを、ちょっと変わった風に言うなんて悲しいです。

    って書いたけど、いいんですよ。
    気にしなくて(*^^)

    一生懸命やっているのは、他人に認められたいからではなく、hanaちゃん自身のためだもん。
    ママ子さんがそれを知っているんだから、言いたい人には言わせておいてよいのですよ。きっと。

    とか言ってわたし、義理妹にうるさく言われた時に血管が2~3本切れたような気がしますけど(*^^)

    • mamako より:

      ・チビの母さま

      いつもありがとうございます!

      コメント読んでいて、なんだかスカっとしました。
      そして、そんな風に私たち親子の事を応援してくださっているチビの母さまのお気持ち・・・すごく有難いと思いました。

      チビの母さまも血管が切れたんですね!(笑)

      ご想像のとおり、このAちゃんは義理妹であり、その母上(義母さま)からは「勉強させすぎ」だと非難に近いような事を、ここ最近言われたばかりです。

      たまにしか会えない孫が、朝に晩に、休みの日にも勉強している姿を見て、たいそう心配しておられました。そしてそれはすべて、私が「勉強をやらせている」と思っているようで・・(;^_^A

      愛するわが子の応援しているだけなのに、ママ子の迫力が物凄かったんでしょうかね(笑)

      >一生懸命やっているのは、他人に認められたいからではなく、hanaちゃん自身のためだもん。
      ママ子さんがそれを知っているんだから、言いたい人には言わせておいてよいのですよ。きっと。

      ありがとうございます。本当にその通りですね。自分達のために、周りの人がどう言おうと、鬼と言われようと、ママ子はhanaの事応援し続けます。一緒に走り続けます。

      本当に、本当に勇気が出ました。

      ありがとうございます。