中学受検、諦めたわけじゃありません。

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みなスン、愛すべき皆さま。

お久しぶりです。会いたかった。
ママ子死亡説が志村けん並みの死亡説が沸き上がっているこの東京で。
あたしゃ生きてるよ。

・・・

「登場するたびに死亡説ネタかよ、二度と戻ってくんな」

「すっかり忘れておりました。もちろん受験するなんて口にしないでくださいね。周囲に迷惑ですから」

「サイト開いたら負けだぞ。今すぐウィンドウを閉じろ」

あーん、会いたかったよ、アンタ達!!
ママ子の今日のメンタルのヘルスは、今日もバッチバチのドッスドス!

とりあえず、受験はやめにしようかと。

えーっと。

数か月のブラックな生活を経て、このインターネッツのシャバに復帰したママ子です。一回りも二回りも大きくなって(まーるくなって)。

つーか、ママ子のPTA使命は、まだ半分も終わってない。蓋を開けてみたら、来年の7月後半ぐらいまで業務を続けなければならないっつー、すんげーブラック業務。

そんなトランス状態で過ぎてく日々で、うちの次女、nanaさん@小学五年生は、どうなっちゃうんだろうか、っていう不安があった。もうね、すんげーーあった。志望校を変えず、アノ超名門学校を受ける気マンマンを持続し、自己の偏差値の低さと基礎学力の無さは、絶賛継続中。

悪いけど、ママ子は内心、中学受検は諦めようと思ってた。都立の一貫校を受けるだなんて、そんな大それたこと、もう考えるのやめようって思った。長女hanaと、次女nanaは、違う人間。きっと次女nanaには、別の人生が、良き人生が待っている。それを探してみよう、勉学以外で!!って思ってたの。

さすがに見ていて、「この子は・・・受からないだろう」っていう、なんつーか、将来見えちゃったっていうか、そんなのが見えてた。ママ子だって本気で中学受検に打ち込んだ親の一人だよ。あの死に物狂いを経験した人間から見ると、「チミは・・・無理だろう」って、そう思わざるをえない、状況である。

とにかく、学力としては基礎をやるのが精一杯。だから、学校で良い点、良いポジションを取るのが精一杯。いや、それすら危うい状態。プラスαの学力も無いと。だから、ママ子は自分で終わりにしてた。

「この子は、受験は無理だ。受けるとしても記念受検。本気で受験勉強するのは、やめにしよう」

そう思ってたんだ。

ちょっと見ない間に、マジか?自分で勉強している?!

PTAに忙殺されながら、ママ子は、毎晩お酒を飲む量も増えていった。ストレスは溜まる一方。もちろん、嫌なことばかりじゃないし、周囲で一緒に頑張ってくださる方々がいるのは本当に幸せな事だと思う。だけど、これほどまでかと思うほど、ママ子は消耗した。PTAに、身も心もボロボロにされちゃう、って思った。いや、途中から、感情を殺し、自分が自分じゃないような、、自分の感情なんて後回しっつーか。とにかく、自分を殺して、奴隷になろうって思った。

自分の感情なんて持ったら、本気でPTAに殺されると思った。

そんな日々なので、受験勉強を見てやる余裕も無い。夜は、大量に酒を飲み、わけわからない状態で眠りにつく日々が一日おきぐらいで続いてた。

最悪な日々であったが、パパ男はnanaのプリント問題の丸付け、漢検の過去問の丸付けをやってくれていた。ママ子は、「どーせ受験しないし」っていう思いもあって、たまに作文見てやったり、新聞要約のポイントを教えてやるぐらい。すごく気まぐれな対応だった。毎日疲れたし、辛かったけど、しばらく勉強から離れる事で、ママ子もほっとする部分があったよ。自分も、我が子も、これ以上責めなくて良かったんだから。

そんなある日、nanaの宿題の様子を見ていたら、自主学習のノートがやたら溜まっていたようで、

nana:「クラスでね、私が一番多いんだよ!このシール!見て!」
と言いながらママ子に自主学習のノートを見せて来た。

ママ子:「あのね、自由自在の参考書写すだけだったら勉強にならないんだよ。」
などと仏頂面でノートを開こうとするママ子に

nana:「ちゃんと見てよ、復習に使ってるし、意味もこんなに調べたよ!」

なぬ?!

ママ子が課題にしていたプリントをやって、間違った問題や、知らなかった言葉や単元を四教科、全て復習して勉強していたのだ。家の国語辞典は、いつぞやに流行した「深谷先生の辞書引き学習法」みたいになっていて、すっげーカラフルに細ーい付箋がいっぱい挟んである。

今週末にある、漢字検定5級の勉強は、180点をゆうに超えるほどの合格点数。今までのnanaとは、なんだか違うみたいだ。

なんか・・・勉強してる・・・

しかも・・・自分で・・・

nana:「なんかね、自主学習が楽しいんだよね。いろんなこと勉強できてさ。これやってる時間が好きなんだ」

nanaは、楽しそうに、誇らしそうに自分のノートをペラペラとめくって見ている。

ママ子は、涙を流した。

「勉強嫌い」だったnana・・・いや、そう思い込んでたママ子。

この子は、勉強が嫌いなんじゃなかった。違うんだよ。この子は、勉強したかったんだ。だけど、難しくてよくわかない問題ばかりやらされて、レベルが低いだの高いだの、そんな基準に振り回されていただけなんだ。ママ子が悪かった。

今からでも遅くない。この子は、勉強が好きなんだから。

中学受検は、諦めない。

今でもnanaは、あの志望校に行きたいと本気で思っている。自分は、あそこに行くんだと。そう思っている。ママ子も、あの学校には未練ばかりである。日本では、あの学校が一番良い学校なんじゃないか、って思うほど、それぐらいあの学校は素晴らしい学校だと思っている。

あの子を志望校に行かせてやれるのは、私だけだ。塾に行くなんて無理。だって、勉強が追いついていないんだから。基礎がまだ終わっていない。もしかしたら間に合わないかもしれない。ペースが違う。必要な事だけをピンポイントでやらせる必要がある。勉強が好きだと、学ぶ事が楽しいというnanaの気持ちを守りつつ、やっぱりあのレベルまで引き上げてやるためには、ママ子じゃないと出来ない事があるんだと思う。

とにかく、やってやる。あたしに任せろ。絶対に合格させてやるから。

何の根拠もないけど、ママ子は失敗から多くを学んだ。そして二度と失敗したくないという気持ちがある。それ以上に、nanaに芽生えた、勉学への情熱を守りたいという思いが強い。もともと思ってたんだよ。nanaは、実は地頭が良いんじゃないか?って思ってたんだ。

目のつけどころが、この子は違う。この子は頭がいい。

そう信じてやるだけで、ほぼ合格に片足突っ込んだと思ってる。

実践あるのみ。プリント1000本ノック!

そうと決まればうかうかしてられないよ!!

酒を飲むのをやめた。酒は眠くなるし、思考の邪魔になる。実質的に邪魔なものは排除。

とにかくプリントをダウンロードし、大量に基礎問題のやり直しから始める。基礎の取りこぼしを無くす。4年生から再スタートだ。国語の文法に至っては、3年生からか。だけど、やるしかない。

ママ子は、いつぞやコメント欄でアドバイス頂いたとおり、ガンガンとプリントをやらせる、問題演習をこなす方法を実践してみようと思う。わかる問題を少しずつ、いや、大量に問題をやらせる。苦にならない程度に、やらせる。

間違えた問題は、必ず解き直しする事を徹底。

「間違えた問題の解き直ししないのは、勉強をやっていないのと一緒だ!!!」

という言葉は、いつの間にか合言葉になっている。

そしてこの言葉が、少しずつ、nanaの腑に落ちているらしい。

解き直しを必ずやるようになったら、デキない事がどんどんできるようになってきたのだ。

プリント10枚~20枚(難易度が違うのでバラつきあり)、一気にやらせると、本人も達成感があるみたいだ。

やっていることはめちゃくちゃ。だけど必ず合格してやる。

ママ子が信じなければ、だれが信じるのだ。

うちのnanaは、必ず合格するんだ。

酒は、現在必要に迫られているのでしばらくお休み。もちろん、願掛けが全く意味の無い事だという事は、長女hanaの受検で思い知ったので、願掛けなんか、絶対にやらない。酒も、飲みたい時は我慢しないで飲み続けるよ。神頼みもやらない。やるのは、勉強だけ。勉強を死に物狂いでやった者だけが合格するんだから。

遅すぎるスタートだけど、あたしは絶対にこの子を合格させてみせる。

信じて頑張ろうとしているnanaのために、もう一度頑張る。

コメント

  1. ぴよママ より:

    ママ子さん、お久しぶりです!
    さぞかしお忙しい日々なんだろうなぁ…と思いつつ、次の更新があったら絶対コメントさせていただこうと決めてました。

    nanaちゃん、勉強の楽しさが実感出来ているんですね。ママ子さんのスイッチを入れちゃうくらいに!
    素敵だなぁって思います。私は、子どものこと100%信じるのって難しいと思ってしまうダメ母なので…。
    nanaちゃん&ママ子さんの頑張り、合格に繋がるよう陰ながら応援しています!

    うちの長男も中3になり、再びの受験生です。勉強量はちっとも増えないですが、定まらなかった目標が、見つかりつつあります。3年前とは違い、親子で頑張る感じではないですが、今度こそ行きたい学校に行かせてやりたいです。

    ママ子さん、あまり無理せず(と言っても頑張り屋さんだから頑張っちゃうのでしょうね)体を労りながらお過ごし下さいね。

  2. mamako より:

    ・ぴよママさま

    心にしみる優しいコメント、ありがとうございます!
    「次に更新があったら・・・」だなんて(泣
    そんな風に思ってくださっていて、本当に、心から嬉しいです、有り難いです!!

    ご子息、受験生なんですね!
    うんうん、本当に中学受検とは全然違いますよね。
    我が家も、長女はもう、ママ子がしてやれることはほとんと無いです。
    今度こそ、見守るしかない、本当に本人が頑張って勝ち取る合格なんですよね。

    ご子息の桜が咲くことを、心の底から祈っております。

    どうか、ぴよママさまとご子息の思いが成就されますように。

    次女の事は、もう、ママ子がバカなので、せっかく勉強をやる気になってるんだから、一緒に泥水飲んでやろうと決めているだけでして(;^_^A
    論理的思考がある方や、見通しを立てて考える力がある方は、我が娘が「中学受検で〇〇に行きたい」と言った時点で不可能だからやめさせると思いますよ。

    だけど、ママ子は本気で受験に打ち込んだ後がどうなるか、長女がモデルとして一歩先を歩いているので(もちろんタイプが違うし、デキ方も全然違いますが)、次女にもあの挫折を、あの苦労と情熱の日々を経験させたいと思ったんです。

    長女は、少しずつ、少しずつですが、夢に近づいているような手ごたえがあります。

    だから、そんな理由で、失敗しても良いけど、合格を信じて打ち込もうって決めました。
    長くなってしまってすみません。
    引き続き、サボりながらのブログですが、暇つぶしに遊びに来ていただけたら嬉しいです。

    ぴよママさまも、一緒にママ業、無理しないよう、笑顔で頑張りましょうね!!

  3. これから受検予定 より:

    こんにちは、お久しぶりです。
    私、ちょっとキツイことを書きましたのでコメント控えていました…
    去年の今頃、基礎が出来ていないのにレベルの高い教材を使うのはどうか?というコメントに、基礎は出来てるんですっておっしゃっていたんですが、高レベルの教材の進みが悪いようなのがずっと気にかかっていました。
    でも…。
    基礎に立ち戻ったみたいで良かったと思います。
    これが、6年生になって気付いてからではどうしたって残り日数が少なくなるので大変ですから。
    基礎は本当に大切です。それは中学でも影響します。
    なので、nanaちゃんが基礎の大切さに気付いてくれたら、チャンスはまだまだあります!
    自分で勉強が楽しいと思う気持ちがあるんですから、大丈夫ではないでしょうか。

    それから、PTA…
    ママ子さんがそこまでブラックに感じてしんどそうなPTAはおかしいのではないでしょうか。
    昨今PTAの問題は取り沙汰されています。
    ご存知だとは思いますが、PTAは任意のボランティア団体です。
    無理をして苦しんでまでやるものではないです。
    自身で立候補して…ということでしたらすみません。

    • mamako より:

      ・これから受検予定さま

      コメントありがとうございます。キツイことだなんて・・・お気になさらず。色々すみません、バカなママ子は忘却も得意です。愛のムチは大歓迎です~!
      PTAですが、主観がモリモリなので、普通の優秀な方がやっていればブラックでもなんでもありません。ママ子がやってるから要領も悪く、バカだから周囲に迷惑をかけないように細心の注意を払うので、手も抜けない(周囲の皆さんはとても良い方ばかりです)・・・自分からブラック業務にしちゃってるんです。。個人的事情は書き込めませんが立候補なんて大それたことをしたわけでもありません。ママ子の性格上、誰にも言えない苦しみをブログで吐露することにより、ストレス解消&慰みになっているので、スルーして頂ければ幸いです。

      さて、nanaのおベンベンですが、本当に回り道しましたが、基礎の定着に全力で取り組もうと思います。色々とアドバイスありがとうございます。本当に仰るとおりです。
      少しずつペースを掴んでいければ良いのですが、試行錯誤の日々になりそうです(;^_^A

  4. yocchi より:

    こんばんは。ご無事だったのですね。ブログ撤退かご入院でもなさっているかと心配していましたよ。

    もう12年ぐらい前になりますが、上の子が中学受験が終わったとき、Nの3年間のテキストやノートを積み上げて見ました。当時本人が150センチぐらいでしたが、テキストの方が若干高かった気がします。写真をとりました。
    もちろん、テキストを全部やったのではなく、本人の在籍クラス(もちろん学力別クラス編成)で、クラスのレベルにあったところ(おそらく塾の指示があった、理科社会はクラス関係なく全部)のみを学習していたわけですが。毎週のテストも、国算は150点中100点は共通問題で、50点分は上2クラスは発展問題、下3クラスは基礎問題だったと思います。それくらい、子供の現状レベルにあった問題を、みんなと同じペースで進めていくのは、大切です。入試というゴールの日程が決まっているので、中1の5月に、中学入試問題が解けるようになっても間に合わない、小6の2月に間に合わさなければならないのです。上のクラスにいなくてもいいけれど、学習は基本問題だけでいいから、みんなのペースで進める ことが大切かと思います。塾の通わない以上、どのペースでどのレベルの問題集をやっていくのかはとても重要と思います。

    • mamako より:

      ・yocchiさま

      わぁあああん、yocchiさまぁあああ!!!!(大泣き&抱きつき)
      無給の奴隷を続けて数か月、ママ子、元気でやっております。
      ママ子のストレス解消アイテムのこのブログから撤退するなんて、そんなことできません。

      ただ、書き込んだとおり、廃人のような生活をしていたので、ブログを書く時間を作る事もしなかった、できなかったです。

      ご子息の塾での頑張り、すごいですね!!そしてそれを写真におさめるyocchiさまも、素敵なママさま。
      これぞ成功体験の記憶ですよね。
      さすが、塾の出題はプロなんですよね。
      子供の実力に合った問題を選んで出して引き上げていくテクニックは、真似できないです。

      確かに、塾に行くことができない以上、問題集の選択は大事ですね。
      特に都立中受検するにあたって、とにかく基礎の取りこぼし無く、思考力や文章力も育てながらなので、すごく不安です。
      現時点では、基礎の徹底を進めているところです。五年の範囲を夏休み中にどうにかできれば良いのですが、先取りがしぬほど嫌いなnanaさんなので、こっちがある程度授業して教えてやらなければなりません(;^_^A

      この夏は、理科実験に燃えたり、作文練習や新聞要約を中心に、文章力も強化していきたいとおっ持ってます。・・・・あ・・・もちろん基礎プリントもがっつりやります・・・

      夏が怖いです(泣