自己肯定感が低すぎる女子~私、全然勉強してない~

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ある日の夜の事だった。

そろばんの試験の後でもあったので、もう、疲れがピーク。燃え尽きたのね。頑張った。

眠そう。

さっきまで歌うたって踊ってたそのエネルギー、残しててほしかった。次女nanaと、変に足上げ競争とかやってたあの元気、この勉強タイムに使っててほしかった。

ほんっと人生、上手くいかない。

 

「この親にしてこの子ありだな」

「いつも行き当たりばったりですものね」

「怠惰で無計画な親見てりゃ、こうなるわな」

 

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絶賛理科キャンペーン中の、長女hanaである。

その後の、「天気」問題である。

基本的知識がほとんど身について無い事をまざまざと見せつけられたhana。もはや、問題に出てくる「ことわざ」もわからなきゃ、意味もわからない、全部わからない!

と、珍しく泣き言を言ったので、ママ子、「どれどれ」っつって、重い腰を上げて問題文を一緒に読む事からスタート。

 

ママ子:「アンタ、問題文の読み取りから失敗してるじゃん!国語の読解と同じように、ちゃんと印つけながら読まなくちゃ。こんなまっさらにしてたら、読んでんだか読んでないんだか、わかんないよ!」

発破をかけてみる。

hanaは、あからさまに不機嫌になる。

そりゃそうだ。親にゴチャゴチャ言われるのが一番ムカつくお年頃である。

ママ子:「あーほら!主語どれなの!ホラ!それ原因でしょ!!あーもう!!」

ママ子もやる気の無いhanaに対し、イライラして悪循環的口撃がエスカレート。こうなると、勉強の軸からどんどん逸れてくよね。

ママ子:「うわぁ・・・こういうのも知らなかったか・・・五年生で天気ってやったよね?」

頷くhana。うなだれるhana。

もう、ママ子、これ以上攻撃しちゃだめ。誰か止めてくれ。

必死に自分を立て直そうとするママ子がバカ丸出し。

ママ子;「ホラ、hana、ここんとこ読んでみなよ!けっこう面白い事書いてあるよ!へぇーーー!そうなんだ!虹の仕組み、超おもろい!!ね!ね!」

もう、これ以上口を開くな。どんどんテンションの下がるhana。そしてこの精神的な溝が、心の距離が開くのをギンギンに感じてる。

hana、遠くにいかないで。戻ってきてよ。どうすりゃいいんだ。

 

今日は疲れたから勉強やめにしよう!

もう、hanaの心を取り戻せない。集中力もゼロ。戦意喪失なhanaを立て直す事もできず、

ママ子:「寝よ!ね、今日はもう、疲れたもんね!」

さっきから、自分しか喋っていない状況である。

すごすごとhanaも寝る。

そして、静かに布団にもぐって、シクシク・・・泣いていた。

ママ子:「どうした、hana。できなかったから悲しくなっちゃった?今できなくて良かったんじゃないの。今から覚えておけば良いだけだよ。ね?どうしたの。なんで泣いてるの?ママに教えて」

hanaは、涙でぐっしょりの顔をそっと上げて

hana:「今まで・・・全然勉強してないからわからないんだ・・・こんなにできないんだ・・・」

と言って、さらに泣いた。

ママ子、びっくりした。毎日こんなに頑張っているのに、自分が勉強していない、って言いきるhanaにびっくりだ。

アンタ、頑張っているじゃないか。毎日必死で頑張っているじゃないか。なんでそんな事言うんだよ。もう、驚きとショックでママ子、やりきれない気持ちになる。

ママ子:「ねえちょっと!アンタ、勉強してるじゃないの。毎日頑張ってるよ!!人間ってのはね!忘却の生き物なんだよ。一回やって覚えるなんて、天才だし稀な存在なんだよ。たいていの人は、何度も何度も繰り返して、やっと覚えるんだよ。そうやって努力していかなきゃなんないんだよ。できなくて当たり前だよ!何いってんのよ。あんた、こんなに頑張ってるじゃないのよ。」

そう言って、hanaを抱きしめた。

hanaは、ウワーーーっと泣いたけど、安心したようだった。そして、笑顔を取り戻した。

ママ子:「アンタ、ママなんて、何度も忘れるから何度も同じとこ勉強したんだよ。そこで、少しずつだけど覚えるの。難しい分野でも頑張ったよ。たくさん覚える事あって、大変なんだけど、そうやって勉強してると、『あ、この分野覚えやすいなあ』とか、『この問題、あまり苦にならないなあ』ってのが出てくるんだよ。それが、得意分野になったり、好きな勉強だったりすることもあるんだよ。そうやって好きな事見つけるんだよ。ね。大丈夫だよ。できなくて当たり前なんだから。」

必死で励ます。

お願いだから、そんなに自分を低く貶めたりしないで。

お願いだから、もっと自信持ってよ。

ママ子がhanaをそう思わせている事を、本当に申し訳ないと思ったし、どうにかしてそれを覆さなければならないって、必死だった。

 

自己肯定感が低すぎる女子

ママ子もそうであったが、hanaもそうみたいだ。

かなり低い。できない、できない、っていつも自信が無いような状態。そういう風に育てたのは、毒親ママ子である。もう、これはどうしようもない事実である。

少しずつ、

「自分は大丈夫!」って思えるように、励ましてやらなくちゃって思った。

できた事は「できた!」ってちゃんと認識させてやらなくてはならない。

「自分はできるんだ」って、hanaにわからせてやらなくてはならないのだ。

そうやってほんの少しずつでも、自己肯定感を高めていってやりたいな。

こんな毒親で申し訳ない。反省。子供に悲しい事言わせて。

 

いつもごめんね。ママ子、本気で気をつけるからね。

大事に思っている。本当に大事に思っている事を伝えなくちゃ。

 

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