勉強するということ。学校に行くということ。

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「日本の教育、狂ってる」と、カウンセリングで心理士の先生がつぶやいた。
ママ子も、激しく同意するわけだが、今、政治や社会に改善を求めても日本は何もしてくれない。

それじゃあ、あたしたち、どうしたらいいの?

学校への愚痴とともに、これから自分たちのやるべきこと、我が家の高校生の出した結論を記します。

※「序」は駄文(ご挨拶文)です。お急ぎの方はスルーしてくださいませ。

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序:初老か・・・?自分の記憶力の無さに絶望。

オイーっす!今日も元気で食欲旺盛っと!

皆さんお元気ですか?

ママ子はね。最近全然元気じゃないの。
FP(ファイナンシャルプランナー)3級の試験受けようって思ってんのにさ、勉強全然進まないの!あのね、ペン持つと寝る、テキスト読み始めて10秒で眠くなるかんねっ!

やる気ないのに無理して受けることになっちゃって、後悔しまくりだよ。ママ子みたいなバカはさ、合格率高いって言われてるFP3級の勉強ですら、できないし、覚えられない。難しいよ、FPの勉強!だれだよ!!簡単に取れるとか言った、インテリ野郎はよぅ・・・(泣)

45歳過ぎると記憶力がマジでなくなる。認知症なんじゃないか??ってほど、記憶できない。つーか、その前にまず、睡魔に勝てない。筆記と実技でさ、午前と午後の試験があるんだけど、試験問題読める気しない。ずぅーっと寝て終わりそうで怖い。

・・・

アンチ1
アンチ1

バカが!!年齢サバ読んでんじゃねーよ!もっと上だろ!!W

アンチ2
アンチ2

記憶力や脳の働きに年齢で理由付けするのは古い考えです。大人でも十分に脳は活性化しますから

アンチ3
アンチ3

こんなやつに金の相談なんかしたくないからな!

わはー!お金の勉強ってやっぱ、難しいよね。ママ子すぐ眠くなってやる気なくすから、メンタルヤバいのかなw あ、ただの怠惰かw
今日は、我が家の穏やかな娘が、怒りをぶつけた学校について、我が子が出した結論とともに、記録しております。

塾の授業が神すぎて、学校が大嫌いになった娘

先日、勝手に塾を決めて、勝手に塾に通い始めたエリート高校に通うわが娘ですが…

 【一般受験】高校生の塾の選び方【大学】

なななんと、学校のシステムの在り方、授業のやり方が劣悪すぎて、怒りを爆発させている事件が発生しました。

あんなに穏やかな長女HANAが、学校のやり方がバカクソだと言い放っており、ママ子はオロオロ…

娘:「なんで学校って意味のないことを延々とやらせるんだろう。生徒の事、全然考えてない!」

って、本気で怒ってる。

塾の授業を聞いて、「これだ!わかりやすい!授業が楽しい!」っていう、一種のエンターテインメントかっつーぐらい、衝撃を受けたんだと。
マジかよ…

学校の勉強はもうしない、大学受験の勉強だけをやっていく!と言い放ったhana。
学校のテストは赤点逃れるギリギリで良いのだと鼻息荒く話している。

ぬほー。ママ子、ぬほー、ってなった。

なんかもう、勤勉なんだか勉強嫌いなんだか、よくわかんない秀才暴君受験ヤンキーっスわ。

思春期でね、大人への怒りを、ママ子に向けずに学校の先生に向けちゃって、ママ子、また自分の子育てが悪かったんじゃないかって落ち込んでるっス…

日本の教育は、良いのか・悪いのか問題

しかし、ここまで学校をこき下ろす娘だが、

娘:「日本の教育はある部分においては世界に誇れるレベルに達していることは事実」
だと話している。

なんつーか、底上げができてるって話なんだよね。字が読める、ある程度計算ができるってのが平均的にできてるのは、日本の底上げのやり方があるからこそ、なんだろうけどね。

徳島県の高校からスタンフォード大学に行った松本杏奈さんも、Youtubeのトーク番組で日本の教育、特に数学は本当にレベルが高い、と話していた。

だけど、だけどね、その義務教育の崩壊、学級崩壊が増えて、不登校が急増しているっていう中で、日本の教育には、課題がわんさかあると思うのだ。

学校に適応できないと思っている人の多いこと、多いこと…

娘は、声を大にして現在のエリート高校に入ったことを、後悔している。

頑張って頑張って、夢いっぱいで高校に入ったところで、信じらんないギフテッドみたいな天才がわんさかいるんだもん。そりゃ、そうだろうよ。

学校がクソだと言い放っている。そりゃ、由緒ある高校だから考え方が古いってのもあるかもしれないけれど、忙しすぎてすべてが楽しめないと、hanaは言った。

だから、課題(宿題)の在り方や、授業選択、そして授業のクオリティの改善は、日本の教育に絶対に必要だと思う。

強制が多いんだよ。日本の教育は。

ぜーんぶ、「やらせ」んのよ。毒親過干渉のママ子と一緒だよ。

「未来を見据えて」とか、マジでクソくらえだと思っている。
目の前の子供たちが、
何に興味を持ち、どんな風に学ぶことを楽しんでいけるかを、考えている教師がどんだけいるんだよ?

夢いっぱいで始まった高校生活でぶち当たった劣等感

今、高校受験を考えている人には、響かない話かもしれないけれど、憧れの高校に入学した人の未来が幸福だとは限らないってことを、この場でママ子が話しておきたい。

今まで、、何やっても褒められ、賞賛されてきた子が、一気に自分と同じような、いや、もっともっと優秀な人たちを目の当たりにするのだ。絶望しかない、と、娘は言った。

何をやっても、自分のクオリティの低さを目の当たりにしなければならない、劣等感。

どんどん自己肯定感が下がっていったのだ。

うちは貧乏なので、塾に行くのはかなりの負担。そのことをよくわかっている娘である。
いよいよ生きるのがしんどくなったところで、
ようやく「塾に行きたい」と言う結論に達した、我が子である。

劣等感いっぱいの学校生活を、どうやって過ごすか

もうね、学校のやることすべてに反抗心を燃やしている娘。うちのJK暴君。

上でも書いたが、学校の要らない授業はすべて内職で過ごすと決めた。
テストも赤点ギリギリセーフぐらいにするんだと。

受験に必要な教科だけ全力で頑張るのだと言った。

学びもへったくれもない。学校では、質の良い学びが得られないとわかった娘の、決断だった。この学校は「クソだ」という結論のもと、高校なんかどうでもいいから、大学進学に向けて頑張ろうと自分を鼓舞している。

ママ子:「アンタ、またレベルの高い大学受けようとしたら、高校時代みたいに苦しくなるからね、とにかく、自分のレベルに合った、ユルユルの大学にしときなよ!!ね!!大学こそ、アンタのご褒美だと思ってさ、楽しく過ごしてほしいよ」

もはや、親の威厳のかけらもないママ子。とにかく生きていてくれたらそんでいい。そういう境地に行くと、親として、やっと生まれ変われたような気がする。

ここまで来たら、とことん本人の好きなようにやらせてみよう、と思った。
失敗したっていいの。ママ子は、若い時の失敗・学生時代の失敗がとても大切なことだというのを、この1年、身をもって経験している。だから、今ならわかる。

失敗してもいいから、やってごらん。

親は、これでいい。

クソな学校は、日本中にたくさんあるけど、諦めないで。

自称進学校、エリート校、「すばらしい」と言われている学校は、山ほどあるけれど、全ての子供たちに適しているとは限らないのだ。

うちの娘みたいに、周囲のエリート祭りでズタボロに傷ついてしまって、自己肯定感ダダ下がりした子は、学校が大嫌いになってしまうのだ。

諦めないでほしい。嫌なら学校やめていい。遠回りしたっていいのだ。

ママ子は娘に「嫌なら学校やめよう?」と提案したこともある。だけど、娘は学校に行かない選択はせずに、クソ学校に所属しながら内職しまくり、受験勉強を続けていくことを選択した。

そんでもここから先、無理になることがあるかもしれない。

辛いときは、逃げよう。休もう。
傷ついたら優しい場所を探そう。

それだけは忘れずに伝えていきたい。人生100年あると思えばさ、人間の10代の頃なんて、まだまだ赤ちゃんだよ。何度だってやり直せる。

優しい場所は、いくらでもあるんだ。

コメント

  1. 闇狩人 より:

    ママ子さんこんにちは

    娘さん、スゴイですね
    「課題(宿題)の在り方や、授業選択、そして授業のクオリティの改善」ってどんな感じなのでしょうか

    私のいた高校では課題は出ても出す出さないは任意(もちろん成績には反映されます だとすると任意ではないのかな・・・w)
    授業選択は高校3年からだったけれども幅が狭かったことは覚えています

    授業のクオリティは受験勉強という点では全く意味のない授業がほとんどでしたが
    その後の人生においては良かった今になって思えるような教養的な事業が多かったイメージです。

    逆説的ですが、わかりにくい事業を聞いて何故わかりにくいのか、面白くないのかを考えて過ごした学校生活でした

    学校に求めるものによって違うのかもしれないですが、個人的には学校には集団生活と社会性や行事、友達や教師などとのコミュニケーション、副教科等を学びに行くことに意義があると思っています
    勉強だけならN高等の通信教育の方が効率的ですし、わかりやすいと思います。

    その為、子供の学校に対しても受験勉強への対応はそこまで求めていません
    (自分の学校では高校範囲も終わらない教科ばかりだったからかもしれません)

    ママ子さんが言うように「忙しすぎてすべてが楽しめない」というのが、一番の問題なのかもしれません
    周りにいる公立中高一貫校の親に聞いてみると、どうしても都や県の教育委員会のしばりが強く
    コロナ禍で、行事一つとってもなかなか実行できない上に先生方も中高一貫校にまだ慣れていない先生が多く
    中学1年生から結構な人数が内職しているとのことでした。
    その上、不登校も多いみたいです。

    「その義務教育の崩壊、学級崩壊が増えて、不登校が急増しているっていう中で、日本の教育には、課題がわんさかあると思う」
    しかし、そうですよね
    義務教育や学級崩壊って避けようがないですよね
    かなり運な部分があります。
    不登校はコロナで拡大したようにも思えます

    人生とはとか教育とはということを各家庭でどう捉えるかによって
    学校に求めるものは変わってくるので一概には言えませんが
    そのあたりによって単純に由緒ある進学校という観点だけで
    進学を決めてはいけない時代なのかもしれません

    ママ子さんの言う通り、優しい場所は大事ですよね
    学校である必要はないのでみんなに優しい場所がある事を願っています

    今後とも楽しい投稿をお願い致します。

    • ママ子 より:

      ・闇狩人さま

      嬉しいコメント、ありがとうございます(泣

      うちの娘の学校の課題などは、詳細を語ることは難しいのですが(ゴメンナサイ!)
      闇狩人さまの、勉強や授業に対する考え方に、感動しました!!

      >逆説的ですが、わかりにくい事業を聞いて何故わかりにくいのか、面白くないのかを考えて過ごした学校生活でした
        ↑
      学生時代にそんなふうに考えていらっしゃったなんて、闇狩人さまは本当に意識高いですよね!
      マジで心から尊敬します。
      ママ子の学生時代は、お笑いとごっこ遊び(←バカW)に勤しんだ日々ですたから・・・(遠い目

      公立の中高一貫の保護者さまも、色々と思うところがあるのですねえ・・・
      公立の縛り…すんげえーわかります!たぶん娘の学校もそうだと思います。

      うちの娘は今の学校に憧れすぎてしまって、第一志望で、リベンジの高校受験だったので余計に期待値が高すぎたようです・・・
      そして、一番はやっぱり、周囲の優秀な人々に感化されるどころか、あまりの自分との違いに落ち込んだのも大きかったみたいです。
      切磋琢磨できればよかったのですが
      やっぱり、ママ子と同じように、うちのかわい子ちゃんは、劣等感が強いんですよね…ママ子の子育てが影響しているのだと、深く反省しています。

      今は、教育も多様化してきているし、色んな議論がなされているし、日本の教育も迷子ですよね(;^_^A

      自分がしっかりと「こんなふうに生きてく!」って決めた子は強いのかなあ、って思います。
      これが主体的な学びなのかもしれませんが、
      我が家の場合は、受験戦争にどっぷりと浸かる予定なので、また「意味の無い」詰め込み式の勉強をしなければならないのかな‥

      なんて、親があれこれ言っても仕方ないので、娘のやり方を応援するのみです。

      我が子を見ていると、本当に「優しい場所」に逃げることって、大切なんだ、って思います。
      生きてくれてれば、何度でもやり直せますものね。

      本当に子供たちから改めて、生き方、考え方を学ばせてもらってます。