中学3年生の2学期。公立第一志望の我が家ですが、悩ましいのが併願する私立高校。我が家がゲットできた併願優遇制度について、合格の確約などについて、記録します。
併願優遇制度とは?
私立高校の受験は、大きく分けて3つ。
・推薦
・単願受験
・一般受験とあり、
一般受験を予定している受験生に向けて、「併願優遇」制度を導入してくれている私立高校がある。
我が家みたいに、都立が第一志望の生徒が併願校として私立高校を受験する場合は、
第一志望が落ちた時に合格をある程度(ほぼ9割9分合格って言っても良いけど)約束してくれる制度ね。
絶対合格!とはあえて言わないらしいんだけど(汗)
私立高校は、より優秀な生徒を確保しておきたいという思惑もあるのよね。
内申基準は、各校で違うので、調べておくことが大事。
ベネッセ様でも、併願優遇の情報提供してくれてます。
数字がすべて?併願優遇をゲットするためには?
とにかく、併願優遇制度で合格の「口約束(くちやくそく)」をもらうには、学校側の求める基準値を超えた資料を集めておかなくてはならないのね。
併願優遇の「ほぼ確約」をゲットする方法
・中学校の先生に「併願優遇する予定だ」ということをお知らせしておく
(担任の先生に私立高校に行ってもらって、併願優遇の手続きをしてもらうため)
・通知表の評定を志望校が提示する基準値まで上げる
・模試(駿台・Ⅴ模擬など)を受けて、合格基準に達していることを証明するデータを入手(合格圏内ならそこを個人面談でアピールする)
・検定(英検・漢検・数検など)合格して、基準値の追加点をゲットしておく
(何級以上、何点加点されるかは、志望する学校によって違う)
・部活や文化活動、大会などで上位入賞した功績を記録しておく
・私立高校の個別相談を予約する
(ちょっとでも受験する可能性のある学校には足を運んで相談しておくのが良いみたい)
通知表の結果がかなり重要な資料になるから、都立の推薦を目標に勉強してきた生徒には、有利になるかもしれないね。
併願優遇は、合格の確約をもらえるの?
ぶっちゃけ、前述したとおり、
「100%、確実に合格でっす!」という事は、言わない学校の方が多いみたい。
そりゃそうだよね。
私立高校側も、2学期の早い段階から合格確約だなんて、
受験する意味もなくなっちゃうし、
生徒の方も勉強しなくなったり…
入学前に問題を起こしちゃう生徒が出る心配もあるし、リスキーだよね。
だから、併願優遇って制度は、暗黙の了解というか、口頭でしか「オッケー」を頂けないの。
この曖昧さは、日本ならでは、って感じがするよね。根回しの国、ニッポン。
自分の成績の資料のコピーを準備して、色々な高校を回ってみるのが良いと思う。
なんか、第一志望の学校じゃないときって、
子供の方もテンション上がらない事が多くって
個別相談に「行きたくない」って言われちゃうんだけど…
親としては、誰のための受験だよー!!って思うよね(泣
そこはもう、
「第一志望を頑張るための安心材料をもらうためだよ!」って言って一緒に連れて行くか、
若しくは「保護者のみ」でも個別相談を受けてくれる学校もあるから、
そういうところは、親だけで個別相談しちゃうのもアリだよね。
私立高校の併願優遇で、絶対値となるのは、通知表の評定。
個別相談をするときには、通知表のコピーを持って行くことが大事。
この、通知表の評定が、最大の基準となっているらしい。
評定が良ければ、文句なしで「ほぼ確約」の口約束をしてもらえるし、
基準値に達していないときは、上記の資料(英検や漢検、入賞の実績)
なども追加点として入れられるって感じ。
あとは、学校によって、色々と基準が違うみたいなんだけど、生徒の頑張り具合がわかるものの提示が一番必要だとのこと。
結局、一番公平な判断基準になる、数値が大事ってのは、そういうことなんだよね。
個別相談、合格を仮約束してくれる時のセリフ(実録!)
我が家の長女hanaも、経験済みである。
我が家の場合は、ママ子1人が個別相談に出向いた。(hanaは塾のテストで不在)
①学校の評定が基準値を上回っていたこと。
②模試の成績が文句なしであったこと
(併願優遇する私立高校以上のレベルの高校の合格ラインを超えていたこと)
③検定も文句なし(漢検準2級、英検2級)
上記3点を提示したら、先生は苦笑いで
面談の先生;「なんか…うち(の学校)には来なくて大丈夫そうだなあ…第一志望で大丈夫そうですね」
と言われてしまった始末である。
合格がほぼ確約であろうの時のセリフは、
「どうぞ、安心して第一志望の高校を受験してください。」
などと言うようなことを、お辞儀つきで言われる。
曖昧な雰囲気だけど、これが、暗黙の了解の併願優遇の「口約束(くちやくそく)」なんだよね。
このようなセリフが出たら、ほぼ、合格をもらったと思って良い。
ただ、「絶対に合格か」って言われると、NO!らしいので、ほんとに曖昧な合格。
9割くらいの確率で合格もらえた、って思うのが良いのかもしれないね。
併願優遇でオッケーが決まっても、
気を抜かずに受験生としての態度をわきまえておくことが大事だよ。
併願優遇がもらえた時、必ずしておくこと!
私立高校の個別相談で、併願優遇の「暗黙の了解=仮合格」がもらえた場合、必ずやることは、
中学校の先生に報告して
「併願優遇で良いお返事をもらえたので、入試相談をお願いします」という報告をする事だ。
前述したけど、併願優遇でオッケーもらえたら、中学校の先生も動かなければならない。
学校の先生には、
その私立高校に行き、中学と高校の合意のうえ、併願優遇の手続きをしてもらうのね。
ちなみに、併願優遇がオッケーでも、きちんと一般受験として受験するわけだから、
しっかり勉強しておくことも大事だよ。
クラス分けも、学校によって違うけれど、一般入試の成績で決められちゃうことが多いので、上のコース(国立大学進学コースとか、難関大学受験コースとか)に入りたい場合は、
やっぱり一般入試で良い成績を取れるような勉強をしておくこともたいせつ。
併願優遇は、学校によってさまざま
私立高校の併願優遇制度は、本当に学校によって基準がさまざま。
都立高校が落ちたら、絶対に入学することを条件にする学校もあれば、
第二志望の私立が落ちて、第三志望になっても、併願優遇オッケーという寛容な私立高校もある。
だから、受験する可能性のある学校のことは、色々しらべておくことが大事だよ。
とくに、中3の2学期は、我が子が受験勉強で必死こいてる時期。
併願する私立高校の情報収集は、
保護者の方が意識してリサーチ&サポートしてあげることが大事だと思うッス。
我が子は勉強で忙しくなっちゃってるもんね。
頑張れ、受験生!頑張れ、hana!!
※2021年、3月。長女hanaは、第一志望の高校に合格することができました。
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