小4.中学受験なんてできない。

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親のための中学受検なんて、ママ子の本望じゃない。
小学四年生の次女nana。
我が子がどうしたいのか?
受検をするのか、しないのか?

我が子にとって、一番幸せな選択とは?葛藤の末の母親の気持ちを綴っています。

※「序」はご挨拶文(駄文)です。お急ぎの方はスルーしてくださいませ。

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序:長いお休みをいただいてしまいました。

ごめんなさい。

師走のモシャクシャに揉まれて、翻弄されて、デブなくせに奔走して。

高くなったのは、娘の偏差値?ノンノン、ママ子の体脂肪率!

あーあ、痩せてーーなっ!こんちくしょ―!!

・・・

「久しぶりに出てきて、こんな話きかされんのかよ」

「受験はもう、やめたということで、いいんですね。」

「どーせヤケ食いばっかしてたんだろ。年末どころか、年中暴飲暴食かよ」

おまたせ、みなさん!!

出たり入ったり、来たり来なかったり!書いたり書かなかったり!自分を愛せなきゃ、他人を愛せない。バカママ子、元気に戻ってまいりました!

「親のための中学受験」になるところだった

「偏差値が低かったぐらいで、凹みすぎ!!」

って思われるかもしれない、先日の撃沈テスト。

参考:四谷大塚全国統一テスト。至上最悪の偏差値で受検断念?

我が家の次女nana@小学四年生。

可愛い可愛いnanaを…

そろばんと、習い事のスポーツと、受験勉強と称した…超背伸びした教材の数々を無理やりやらせ、できないからと言って、イライラしていたママ子・・さすがに、偏差値40とは、いや、教科によっては30だよ、30。この現実を目の当たりして、さすがに夢から覚めた。

「どうしても中学受験させるんだ!」って、なんだか意地になってた自分に、気が付いた。

本人と話し合い、「やっぱり受検したい!」という、半ば意地っつーか、後に引けなくなった感で受検勉強継続を心に決めたママ子とnanaであったが、日々、勉強を見ていくうちに、やっぱりこれは、違うな、って感じたんだよな。

ママ子が受検させたかった。

ママ子が、「合格した娘」を手に入れたかった。

ママ子が、「頭の良い娘」に育てたかった。

全てが理想的な娘の成長として、ママ子の中に出来上がっているものを、当てはめようとしていたんだよ。

nanaは、必死に答えようとした。

だけど、あの子の性格・・・hanaとは、全然違うタイプの子で、素直に頑張ろうとしてもできなかったんだよな。

つーか、ママ子に似ている、次女nanaのことを、幼き日の自分に重ねてしまっていたから、ママ子みたいに、日に日に育っていくnanaを見るのが辛かった部分もあった。

「私みたいにならないで」

その思いが、ママ子を盲目にさせた。子供を見ずに、なんかもう、受験・受検って、幻想だけを追い求めて。

だから、効果なんて出るわけなかった。理想的な学習計画に、理想的な課題、理想的な問題集・・・そんなもん、うちのnanaが、できるはずもなく・・・

そして、この間の四谷大塚のテストで、全く身についていない学力が明らかになったのだ。

1から教えなおそう。解きなおそう。

あのね。

基礎が本当に出来上がっていないの。

単位換算のプリントも、難しすぎたみたいで、すぐ忘れちゃうの。

やらねばならない事なんて、「難しい課題」ばっか。
そんなの、nanaにとっては地獄だし、つまらないよね。

山脈、河川、湖沼の名称なんて、覚えられるわけないっつの。

国語の読解なんて、トンチンカン。

算数は、単位も、面積も、分数も、小数も・・・3年生の学びすら、危うい状況。

大好きな理科も、生物系以外は、撃沈である。

ママ子:「水は何度で沸騰するの?」

nana:「え・・・なにそれ?知らない。

ゴ・・・・・ゴ・・・・ゴ・・・・

ゴミ問題の3R。

リデュース・リユース・リサイクルの意味。三択なのに、まぐれで当たっても良いようなモンなのに、全部組み合わせ違ってるし!!

才能としか思えない。ハズしっぷり。

なんかもう、面白いほどデキてないうちの子、ママ子にそっくりのこのnanaさんを、ママ子みたいに育たないように、育て直しをしようと思った。

今までごめん、nana。

アンタはあたしの娘。

進研ゼミの教材は、そっちのけにしてしまっていた「テストばっちり問題集」。

「これを、やろう」

そう決めた。今までとは比べ物にならない、薄くて、基礎問題ばかりの問題集。しかも解説読んでから答えるから、その次のページを採点すれば100点取れるに決まってるのに、うちのnanaは、100点取れない。

これを解く事も四苦八苦。

解いてみて良かった。学校のテスト、どうなってんだろ。100点のものしか見せてもらってないから、他のボロッボロのテストは、どこに葬られているんだろう。

解き直しは、大事。そんなの、わかってたはずなのに、実践できていない日々であった。
難しくて「もう二度と見たくない」って問題、解きたいと思うはずもなく。

だけど、今度は、解き直しができる。

新しい勉強。今度こそ、現実を受け入れる。

解き直しができるようになった。

ママ子がつきっきりで、一問ずつ確認作業するから、ものすごく手間がかかるし、時間もかかる。

できない問題は、沢山あるが、ママ子は、イラっと来ることよりも、nanaの知識の定着が目標だから、そこは、怒りを押し込める。我慢だよ。

すぐ飽きるし、むつけるし、順調にいかない。

だけど、やるしかない。

バカなママ子の人生を、同じ道を歩ませたくない。

nanaには、nanaの、好きな事を見つけて欲しい。学問に出会って欲しい。いや、それは学問ではないかもしれないけど、将来、どんな形であれ、少しでも学力をつけておいてやりたい。

もはや、エリートなんて望んでない。

とにかく、普通のレベルまで、戻してやらないと。

今までのハイレベルな親のエゴで与えていた問題は、子供にとって、nanaにとって、弊害でしかなかった。

腹は、くくった。

息抜きにやった、書道(水で書ける武田双雲先生のやつ)。

一緒に筆を持って書いてやると、とっても嬉しそうなnanaであった。

あたしは、この子と、もっと向き合いたい。

そう思ったんだ。

だから、中学受験は、もう、できないと思う。nanaが笑顔でいられる日々が欲しいから。

※追記※
2020年現在、次女nanaは、「自分の意思だ」と言って、中学受検の勉強を続けています

コメント

  1. 通りすがり より:

    ママ子さん、こんにちは。

    撤退や方向転換は勇気のいることですね。
    私も昨日同じようなことを思い付いて自分のブログに記したところです。

    私の知り合いで姉弟揃って中学受験せさたけれど結果的に大失敗した家庭を見ているので考えさせられますね。
    受験するしないに関わらず基礎固めは必要なので先ずはそこからのスタートで良いと思いますよ。

    まだまだ先は長いからまた途中で方向転換する手もありですよ!
    応援しているので頑張って下さいね。

    • mamako より:

      ・通りすがりさま

      こんにちは。お返事が遅くて本当にごめんなさい!
      我が家も、姉妹揃って、不合格になるかなあ・・・って、考えました。
      というか、受かる気がしないっていうか(;^_^A

      この時期、受験シーズンで、昨年の事を次から次へと思い出す時期でもあります。

      私が失敗したのは、プロの手を借りなかった事・・・だけでないのはわかってる。
      戦略や計画が・・・って思ってはいるんだけど、あれがママ子の精一杯だったって思うと、届かなかった事を絶望的にしか考えられなくなっていました。

      基礎固めを中心にしていたら、少しずつ次女のやる気がまたアップし、点数に結び付いて来ました。
      引き続き、頑張ります。
      いつもありがとうございます!

  2. るんるん より:

    ママ子さん、こんにちは(^o^)
    上手く自分の言いたい事が伝えられず、もしお気を悪くされたらすみません。

    受検するしないはまだ決めなくても大丈夫だと思います。
    目指していたのに親が断念することを決めてしまったら、nanaちゃんが可哀想ではないですか?

    絶対に合格しないといけないわけではないし、公立の中高一貫校を目指すなら不合格のお子さんの方が圧倒的に多いのではないでしょうか。

    私は公立の中高一貫校の合格は宝くじに当たるようなものと気楽に受けさせました。
    (勿論本人は合格する気でしたが)
    ママ子さんももう少し気楽に考えてみてはどうですか?
    nanaちゃんまだ4年生ですし。

    • mamako より:

      ・るんるん様

      いつもありがとうございます!
      気を悪くだなんて、全然していません。
      優しいお言葉、いつも伝わってきていますよ。本当に。嬉しいです。

      >宝くじに当たるようなもの
      いやあ、本当にそうですよね!!
      倍率すっごいですもんね。
      でも、あれは「受かるべき人が受かる」ように試験勉強が作られているのだと、聞いた事があります。
      だから、お嬢様は、やっぱり受かるべき子だったのではないかなあ(*^_^*)

      でも、気持ちの持ち方は、そんな風に思っていた方が、気持ちが楽になれますよね。

      私も、「もしかしたら」が拭えなくて、もがいているのが正直なところです。

      少しでも、nanaが「学ぶこと」への楽しさを感じてくれたらいいんですけどね(;^_^A

  3. yocchi より:

    前に働いていた塾のミーティングで、よく言われていたことは、
    「先生の説明を最小限に、生徒の演習量を増やして下さい。」
    「先生の脳でなく、生徒の脳を動かして下さい。」
    「頑張るのは、先生ではなく生徒です。」
    ということです。一問一問ママ子さんがつきっきりで説明するのは、ママ子さんの脳は
    活発に動いているのですが、下のお嬢さんの脳はいかがでしょうか?

    一番いいのは、「今日学校で、何を習った?ママに教えて?」と習ったことをお嬢さんに説明してもらうことです。算数なら、お嬢さんに解き方を教えてもらう。国語なら、教科書を音読してもらって、先生がどんなことをおっしゃっていたのか、ノートを見ながら説明してもらう。
    個別指導でも、先生がたくさんしゃべっていたり、ネイティブ並発音でいっぱい英語をよんでいたりする場合、生徒の成績ってあまり上がらないんですよね。下手でいいから、生徒がいっぱい音読して、授業が終わったら、先生でなく生徒がのどがかわいて、水を飲んでいる方が、成績があがります。

    • mamako より:

      ・yocchiさま

      ありがとうございます。
      前回に引き続き、今回も、yocchiさまがくださったアドバイスを実践しようと頑張っています。

      >「先生の脳でなく、生徒の脳を動かして下さい。」
      >「頑張るのは、先生ではなく生徒です。」
          ↑
      まさに、これ!!
      目から鱗でした。
      パパ男なんて、ノリッノリで算数の授業展開しちゃっていたんで、(ほとんど説明)
      「できるだけやらせる問題を増やして」
      とお願いしてみました。

      ちょっと不満そうでしたが(笑)

      生徒が喉がかわく、ですね。

      こころに突き刺さりました。

      nanaにとって本当に知識が定着できて、そして、少しでも「もっと」って勉強に対して自分で向き合う事ができるように、、頑張りたいと思います。

      いつもお返事が遅くなってしまって本当にすみません!
      ありがとうございます。

  4. 富貴 より:

    それでも受験することになりますね
    基礎が出来てくればまた欲が出てきますよ、きっと
    そしてまた気がつけばやり過ぎになります
    あと、親が両方とも一人の子供にかかるのはお薦めしません

    • mamako より:

      ・富貴さま
      コメントありがとうございます。
      基礎ができれば・・・地道に頑張ろうと思います。
      基礎学力をつけることの難しさを感じています。

      両親両方とも一人の子供にかかるのは、確かに、あまり良いことではないですね。
      考えてみます。