受験勉強ができない・・・けど、偉い子。

この記事は約6分で読めます。

そろばん教室に通う次女nana。しかし、最近では受験勉強との両立ができなくて苦しんでいる。頑張り屋さんの葛藤の記録です。

※「序」はご挨拶文(駄文)です。お急ぎの方はスルーしてくださいませ。

スポンサーリンク

序:他人に必要とされない人物、ママ子

nana:「ママ、もうPTA行かなくていいの?
私ね、お願いごと、書いておいたから。
もうPTAでイライラする事、なくなるんだよね?」

そう。

ママ子は、PTA関連でひとつ、参加していたものを辞める事にした。
ママ子がいなくなっても、なーんにも困らないもの。
入るのも出るのも自由だったのだけど、一応、ドキドキしてやめさせて頂く事をお伝えしたら

「そうですか。」と、あっさりとしたお返事を頂きました。

・・・

「おいおい、もうちょっと早く辞めればよかっただろ、この役立たずが!!」

「必要な人物でしたら引き留められるのが普通でしょうね。よかったですね、必要のない人物として把握してもらって。」

「ろくでもねーな!PTAで精神崩壊してる時点で、負け組だろ。」

社会の粗大ゴミ、ママ子、心機一転、頑張るよ。いろんな意味で、今回のことはとても勉強になった。

今日は、次女nanaの話。

メンタルのヘルスが安定した、ギャングエイジ@nana。

最近の次女nanaは、この間も書いたんだけど、すごく情緒が安定しているように見える。

9歳の壁で爆裂的にギャングしてた頃

⇒ 小6中学受験生の姉を持った妹の顛末。~授業ボイコット編

⇒ 嘘つき小学3年生。授業ボイコット。~2~

どうして?

後ろめたい事が無くなったから?

お友達関係が、すごく親密になってきて、今はそれがとてもとても楽しいようだ。

今までは、辛い事あったりしてさ。

なかなか輪に溶け込めなかったり、独りぼっちになる事もあったけど、強がって図書館に行ったり、男子の中に一人で混ざってスポーツをする事もあった。「全然大丈夫」と、nanaはいつも、眉毛をキリリとしてママ子に話す。

でもね、

nanaのことを尊敬してくれるお友達、頼ってくれるお友達。

学校では、超真面目なnanaのことを認めてくれて、そばに来てくれた友達ができた。

絵はド下手で、お絵かきの遊びに混ぜてもらうことは難しいけれど。

とても楽しいと。お友達と遊ぶことが、約束する事が。とっても楽しいと言っている。

実は人見知りで、臆病なnanaである。クラス替えしてから打ち解けるのに、一年半もかかったね。

爆弾娘の勇気・・・そろばんの先生へダイレクトコール!

実は、今回のそろばんの試験勉強が、ものすげー危ないんです。

いつも危ない橋を渡っているんですが、今回はもう、恐ろしくヤバいんですよ。

期日もギリギリ。

なんでそんな恐ろしい事やるんだ?

って思いますよね?

うちのnanaが、

nana:「中学受験の勉強やるために、早く試験を受けて算盤を卒業したい!」

というのだ。

決意のもと、なんと、あの厳しい算盤の先生に、自分で電話して、受けさせて欲しいとお願いしたのだ。

nanaは、強い。ガラスのハートの持ち主なんだけど、腹をくくるとすげー男前なのだ。

算盤の先生:「どう考えても合格すると思えないんだけど!!!(怒」

そんな怖い事言われても

nana:「一か月、頑張ります、受けさせてください。」

と言ってのけた。

マジかよ。

ママ子は膝がガクガク・・・

電話を切った後、ガンガンに電話から漏れていた先生の言葉を思い返し、震え上がるママ子。

ママ子:「ちょ、ちょっとアンタ、あんなふうに言い切ったけど、本当に大丈夫でしょうね・・・怖かった~、どうするかと思ったよね、ね、よくアンタ、逃げ出さなかったね!!ママだったら怖くて電話切っちゃうよ~!!ヒャー!!」

nana:「うん、怖かったけど。でも、許してもらえた。良かった」

そ、そりゃそうだけど。

少しほっぺを紅潮させて、つぶらな瞳が潤んでみえた。すっげー怖かったよね。本当は。

この子は、強がり。

そうして算盤に向けて頑張る意思を固めたのだ。

絶好調に見えますが、全く受検勉強進んでません・・・

とにかく、算盤の試験に向けて、全力で頑張らなくてはならないんだが、この子の欠点がひとつ・・・

「口だけ」

「ビッグマウス」

いや、決意表明するのは、カッコイイんですが、やっぱりここは、小学4年生。

なかなか思い通りに算盤の試験勉強ができない。

丸付けをつきっきりでやってあげて、苦手な問題をママ子が手書きで即席プリント作成してあげて、しっかり時間計って、解き直しまでの一連の作業。

やっぱり一人ではまだできないんだよね。

それをやっていると、全くできないの。中学受検勉強ができないの。

もはや、勉強時間を削っての算盤学習であるが、これを乗り越えたいという気持ちは、非常にあるみたい。

どうにか、有言実行できる子になってくれたらいいんだけど。

ここは、サポートしながらも、

「自分で言った事を実現できる喜び」

を、経験してもらえたら嬉しいな、って思う。

頑張ってるんだと思う。

色んなことを、この子なりに頑張っているんだと思う。

個人を尊重。。姉妹の比較はせず、次女nanaは、nana。

長女hanaに、全身全霊尽くして頑張った受検勉強の名残からか、ママ子は、どうしてもhanaと同じようなペースで、次女nanaの受検勉強を進めようと思っている。

いや、hanaでの反省点を生かして、さらにレベルアップした方法で受検勉強を進めようとしている。

でも、一番大事なのは、次女nanaは、どういうタイプなのかを把握して、受け入れる事が大事なんじゃないか、って事がやっとわかった。

以前よりパパ男から

パパ男:「nanaは、hanaの時とやり方違うからね。一筋縄ではいかないから。」

って言われていたのだが、それを、ようやくママ子が受け入れて努力しよう、って思うようになった。

nanaのタイプを把握すること。

少しでも寄り添って勉強を見てやる事。

三年前にちょうどママ子がやろうとしていた事に、近づいて、
そして今度は、nanaに合わせた勉強法を見つけ出して、ペースを掴んでいってやれればいいんだと思う。

がむしゃらに問題集を与えてばかりいては、やはりだめだよね。

受験勉強を通して、子供と一緒に成長していく。

子供の成長と一緒に、受検勉強ができたら。
受検勉強を通して、心を育む子育てができたら。

こんなにいい事ないと思うし。
長女の中学受験で、ママ子は一時期、燃え尽きたけど、

⇒ 中学受験後の燃え尽き症候群とその後について。

コメントでも励ましていただいた。

「こんなに燃えたり熱くなって、子供のために必死になる事ができたなら、それは素晴らしい事。」

こんな風に言って頂いた事が、以前では、すごく有難いなあ、って泣いちゃったけど。

今は、すぅーっと身体に沁みて来る。

ああ、こんなに熱く子育てできて、私は、幸せだったんだな、って思える。

nanaは、とっても偉い子。

nana本人は、きっと、本気で、
純粋に頑張ってみよう、って思っているはずだ。

とっても偉い子。

だから、この子に合う方法を見つけて、
やっぱり塾にはまだまだ行かせてあげられないから、自分で頑張る。

nanaにも、桜が咲くように。全力で。

コメント